甘党、辛党

最寄駅の近くにドンキホーテが出来てから、仕事帰りにお菓子をまとめ買いすることが多くなりました。

このところ買い込んでしまうのはピノなどのアイスクリーム類。

夜、何となく甘いものが食べたくなったときに、冷凍庫にピノがある!と気付くのは人生のたしかな幸福の一つです。

数年前にお酒をやめてから、どんどん甘党になっている自覚があります。

あまとう[甘党](名)

あまい食べ物が好きな人。(↔辛党)

「三省堂国語辞典 第七版」

甘党の対義語は辛党。

からとう[辛党](名)

①酒のみ。酒の好きな人。(↔甘党)

②〔あやまって〕からい食品が好きな人。

「三省堂国語辞典 第七版」

辛党というのは「お酒の好きな人」の意味。

冷静に考えれば世の中には「甘いものもお酒も好きな人」もいれば「甘いものもお酒も嫌いな人」もいるでしょう。

ただ自分の場合はお酒をやめてから甘いもの好きになったので、この甘党・辛党という分類にも意味があるのかなと思います。

またさきほどの語釈でちょっと気になるのは②の部分。

辛党を「辛いものが好きな人」の意味で使うのは間違いなのでしょうか?

もしそうだとしても、このように書いてあるということは、実際多くの人が辛党という言葉を「辛いものが好きな人」の意味で使っているということ。

現代日本語においてはかなり市民権を得ているような気もするのですが、それでも〔あやまって〕のラベルは外れないのか。気になるところではあります。

 
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