英文メールの結びには何を使う? − complimentary close in email

仕事で時々英文メールを書くことがありますが、その際、必ず添えるのが結びの言葉(complimentary close)。

いつもは、Sincerely, を使っていますが、他にはどんな表現があるのか探してみました。

なお英文結句の共通ルールは下記のとおり。

  • 冒頭の単語は大文字で始まる。
  • 最後にコンマ(,)を打つ。

これらを踏まえた上で、以下の表現を見ていきましょう。

 

ややフォーマルな表現

Sincerely 系

  • Sincerely,
  • Sincerely yours,
  • Yours sincerely,

オンライン版ルミナス英和辞典で調べたところ、これらのバリエーションはアメリカ英語とイギリス英語の違いのようです。

 《米》 Sincerely (yours), =《英》 Yours sincerely, 敬具《手紙の結びのあいさつ》

Yours sincerely, はイギリス英語なんですね。いずれにしても、これらはかなりフォーマルな表現と言えるでしょう。

 

Truly 系

  • Truly yours,
  • Yours truly,

これもかなりフォーマルな表現だと思います。

Truly yours, = Yours (very) truly, 《主に米》 敬具 《格式ばった手紙の結び》

「格式ばった」と言われると何だか身構えてしまいますが、一般的なビジネスレターでは問題なく使えるはずです。

 

フォーマルでもカジュアルでも使える表現

Regards 系

  • Regards,
  • Best regards,
  • Kind regards,
  • Warm regards,

これは英文メールの結びとしてはかなり一般的。Regards, 単独だとニュートラルな(無難な)イメージがあり、初めてメールのやり取りをする相手にも使うことができます。

一方、best, kind, warm を付けるともう少し親しみのある表現になります。

(with) kind[best, warm]regards[副]《格式》敬具《親しい人への手紙の末尾のあいさつ》

 

ややカジュアルな表現

Best 系

  • Best,
  • Best wishes,
  • All the best,

前項の Best regards, から regards が落ちるともう少しカジュアルな表現になります。

Best wishes, は「幸運をお祈りします」、All the best, は「万事上手くいきますように」といった感じでしょうか。

個人的には All the best, の語感が好きでよく使っています。

All the best![感]《略式》 ごきげんよう、さようなら《別れや手紙の文末のことば》;ご健康を祝して《乾杯のことば》

 

Care 系

  • Take care,
  • Take care of yourself,

Take care, は「元気でね」くらいの感覚ですが、Take care of yourself, となると相手の体調を気づかうニュアンスが生まれます。

take care of oneself[動]

(1)体を大事にする

Please take good care of yourself. くれぐれもお体をお大事に.

 

Cheers 系

  • Cheers,

これは友人に使うくだけた表現です。実際、友人にメールを書く時は、これを最も使用しています。なんとなく響きがいいんですよね。

Cheers![感]《略式》

(1)乾杯!

(2)《英略式》 ありがとう (Thank you.)

(3)《英略式》 さよなら (good-bye)

 

その他

家族や恋人といった特に親しい間柄の人には、

  • Affectionately yours,
  • Yours affectionately,
  • With love,
  • Lots of love,
  • Thinking of you,
  • xoxo (Hugs and kisses,)

などもありますが、これはまた別の話。

そんな訳で、今回は英文メールで使える結びの表現を紹介してみました。いつも同じ表現を使うのではなく、様々な表現を使い分けてみると楽しいかもしれません。