フィンランド語学習記 vol.70 − 所有文のつくり方②

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フィンランド語教室28週目のレポート。

この日は、前回習った所有文の復習。

[参考]フィンランド語学習記 vol.63 − 所有文のつくり方 | Fragments

所有文とは「〜を持っている、飼っている」などの意味を表す文です。

Minulla on kamera.(私はカメラを持っています。)

所有文は、所有者に当たる名詞を接格という形に変えて使います。主な代名詞の接格は下記のとおり。

主格(〜は) 接格(〜の上に)
minä minulla
あなた sinä sinulla
彼/彼女 hän hänellä
私たち me meillä
あなたたち te teillä
彼ら/彼女ら he heillä

 
minulla, sinulla のみ語尾の[-a]に点々が付きません。主格の minä, sinä には付いているのに!

これは慣れるまで間違えてしまいそう。

この接格を使って、次のような文をつくることができます。

Minulla on kissa.(私は猫を飼っています。)
Sinulla on koira.(あなたは犬を飼っています。)
Hänellä on papukaija.(彼はオウムを飼っています。)

また所有者には人の名前が来ることもあります。

Pekalla on tiikeri.(ペッカはトラを飼っています。)

トラ? 他に動物の名前が思い付かなかっただけです。すみません。

今回の授業では、このような所有文を含んだ文章をどんどん読んでいきました。

教科書の中から、スキットを1つ紹介してみましょう。

Minulla on nälkä.(お腹がすきました。)

− Niinko? Minulla on kassissa pari omenaa. Ole hyvä.(そうなの? カバンに2〜3個リンゴがあるよ。どうぞ。)

− Kiva. Kiitos.(すばらしい。ありがとうございます。)

− Onko sinulla myös jano?(のども渇いていない?)

− Ei. Minulla ei ole jano.(いいえ。のどはかわいていません。)

*nälkä(空腹)、kassi(カバン)、pari(2〜3の)、omena(リンゴ)、myös(〜もまた)、jano(のどの渇き)

何だか、すごく親切な人が出てきました。

リンゴをくれるだけではなく、のどの渇きにまで気を遣ってくれるとは。

教科書もこのあたりから会話らしい会話になってきて嬉しいのですが、これはまだ序の口。

先生曰く「もうすぐ動詞が本格的に出てくるから、今のうちにこれまで習った単語をしっかり覚えておきましょう!」とのこと。

6月はとにかく単語をしっかり復習したいと思います。