ウーロン茶とその仲間たち − ooで始まる英単語

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ウーロン茶を英語で書くと oolong tea となります。

最初にこれを見たときには「ずいぶん変わった綴りだなあ」と思ったのを覚えています。

おそらく当時は、ウーロンの「ウー」という音から[oo-]という冒頭の綴り字を想像できなかったのでしょう。

しかしよく考えてみると、英語の oo という綴りは[u]または[u:]という音になることがほとんどです。例えば、

  • book(本)
  • foot(足)
  • room(部屋)
  • school(学校)
  • too(〜も)
  • zoo(動物園)

など、基本単語にもたくさん出てきますね。

ですので、ウーロンを oolong と書くこと自体はルールに適っているといえるでしょう。

しかし文頭に oo が来る単語となると、数が少ないため、ちょっと珍しいと感じてしまうのかもしれません。

今回はそのような oo で始まる単語を辞書から拾ってみました。

1 oodles (数・量が)たくさん
2 oof お金
3 oolite ウーライト、魚卵岩
4 oolong ウーロン茶
5 oompah (擬音語)ウンパッパ
6 oomph 勢い、性的魅力
7 ooze にじみ出る、しみ出す
8 oozy どろどろした

 
1) oodles は、noodles と一字違い。あまり見慣れない単語ですが、英辞郎にこんな例文がのっていました。

We have oodles of fun every day.(私たちは毎日たくさんの楽しみがあります。)

oodles of で a lot of と同じように名詞を修飾して使うことができるのですね。

しかしうっかり oodles を noodles と書いてしまうと、全く違う意味になってしまうので注意しましょう。

We have noodles of fun every day.(私たちは毎日楽しい麺を食べます。)

5) oompah は、バスやチューバなどの低音管楽器の音を表す擬音語だそうです。

ウィズダム英和やジーニアス英和では「ウンパッパ」となっていますが、リーダーズ英和では「プカプカドンドン」となっていました。

7) ooze は、今回挙げた中では最も使う可能性がありそうな単語でしょうか。ウィズダム英和に痛そうな例文がのっていました。

Blood oozed from the wound.(傷口から血がにじみ出た。)

この他、英語には oo で始まる間投詞も数多くあります。

1 oo-er ワーッ、ウーッ
2 oof ウー、ウーン
3 ooh うわぁー、おおっ、なんと
4 oops おっと、いけない、しまった
5 oops-a-daisy あれあれ、おっとっと

 
5) oops-a-daisy は、大人が子どもに対してよく使うフレーズとのこと。

(転んだのを見て)あれあれ、おっとっと;(人が座ったり、立つときに)そーれ(特に幼児に対して)

『ウィズダム英和辞典』

以上、今回のエントリーでは oo で始まる英単語を紹介してみました。

果たして使えそうな単語はあったでしょうか?