トウモロコシの憂鬱
トウモロコシ(玉蜀黍、学名 Zea mays)は、イネ科の一年生植物。穀物として人間の食料や家畜の飼料となるほか、デンプン(コーンスターチ)や油、バイオエタノールの原料としても重要で、年間世界生産量は2009年に8億1700万トンに達する。世界三大穀物の一つ。
Wikipedia『トウモロコシ』より
トウモロコシは夏が旬、ということで、これからの季節、食卓に並べる人も多いでしょう。
炭水化物に加えて、ビタミンB1、B2などの栄養も豊富な、優れた食材です。
思い返してみると、子どものころにはおやつとしてよく食べていました。
トウモロコシは英語で corn ですが、先日『The Happiness Project』という本を読んでいたら、corn に[-y]を付けた corny という単語が出てきました。
へえ、そんな単語があるのかというのが、最初の印象。
その一節というのはこちら。
As corny as it sounds, I’ve always felt that from the moment we were introduced in the library during law school, when I was a first-year and he was a second-year, Jamie and I have had an extraordinary love
(ありふれた話に聞こえるかもしれないが、私がいつも感じてきたのは、ジェイミーと私は、私が1年生で彼が2年生だったとき、ロースクールの図書館で紹介された瞬間から、すばらしい愛情を育んできたということだ。)
著者の Gretchen Rubin さんが、ご主人との出会いを振り返るシーンなのですが、ここでは corny という単語が否定的な意味で使われています。
corny
1)(くだけた話)<話・冗談などが>陳腐な、ありふれた
2)(くだけた話・けなして)<歌などが>感傷的な、センチな
3)トウモロコシ[小麦]の(豊富な)
『ウィズダム英和辞典』
世界の食卓に貢献するだけでなく、近年ではバイオエタノールとして自動車燃料などにも活用されているトウモロコシですが、思わぬところで悪役になっていたとは知りませんでした。
こんな扱いにめげずに頑張ってほしいものです。