フィンランド語学習記 vol.83 − 体の名前

このごろ首や肩が凝るので、毎晩寝る前にストレッチをしています。

仕事はデスクワークが中心、また家に帰ってもパソコンに向かってこのようにブログを書いているとなると、疲れが来るのも無理のないところ。

メリハリをつけて、この夏を乗り切っていきたいと思います。

ところで、ふと「首」と「肩」はフィンランド語で何と言うのかな?と思って調べてみたところ、kaula(カウラ)と olkapää(オルカパー)でした。

考えてみると、体の名前というのはまだあまり覚えていません。せっかくなのでこの機会に他の部位も調べてみました。

フィン
1 pää
2 kaula
3 olkapää
4 käsi
5 käsivarsi
6 ranne 手首
7 kyynärpää ひじ
8 peukalo 親指
9 sormi
10 jalka
11 polvi ひざ
12 sääri すね
13 nilkka 足首

 
4, 5) käsi は「手」、käsivarsi は「腕」の意味。それでは腕から手を引いた varsi とは何の意味でしょう?

調べてみたところ、varsi は「軸、ハンドル」という意味でした。

käsi(手)+ varsi(軸)= käsivarsi(腕)というのは納得ですね。

7) kyynärpää は「ひじ」、 pää は「頭」の意味。ここでも kyynär を Wiktionary を調べてみると、こんな語義が出ていました。

kyynärä

1. A traditional measure of length used in Sweden and Finland.
2. An English cubit.

伝統的な長さの単位とは? Wikipedia に飛んでみるとこんな写真がのっていました。

なるほど。これが kyynärä なんですね。「kyynärä の頭」=「ひじ」というのもこれでよくわかりました。

8, 9) peukalo(親指)と sormi(指)には、共通の語幹がありません。

日本語の感覚だとなぜ親指だけ特別?と思ってしまうのですが、英語にも thumb(親指)と finger(指)の区別はあるので、むしろ日本語の方が特殊なのかもしれません。

12) sääri(すね)という単語はどこかで見たことがあると思って調べてみたら、それは saari(島)でした。

点々のあるなしで全く違う単語になります。いちおう「すね」と「島」には何か共通点があるか考えてみましたが。。。さすがになさそうですね。

以上、今回はフィンランド語の体の名前をいくつか紹介しました。

今日もコツコツと単語を増やしていきます。