フィンランド語学習記 vol.88 − 混同しやすい単語たち

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フィンランド語教室は2週間夏休みに入っていましたが、今週から再開します。

それに先立って、単語カードを使い、これまでに習った単語の総復習をしていました。

日本語を見ながら、英語に直す練習をしていると、けっこう忘れている単語もあります。

また扱う単語の数が増えてくるにつれ、似たような音の単語を混同することも多くなってきました。

今回はそんな紛らわしい単語の組み合わせをいくつか紹介してみたいと思います。

 

halpa(安い)/helppo(簡単な)

Tämä sanakirja on halpa.(この辞書は安い。)
Englannin kielioppi on helppo.(英語の文法は簡単だ。)

最初に習ったのは halpa の方で、kallis(高い)/halpa(安い)という対義語のセットで覚えるようにしたところ、すぐに定着させることができました。

しかしその後 helppo が出てきてからというもの、halpa と helppo が時折、混ざってしまいます。[p]の数が曲者で、halppa や helpo と言ってしまうことがあるんですね。まあなかなか微妙な違いではあるのですが。。。

 

mukava(すてきな)/mukana(〜を伴って)

Helsinki on mukava kaupunki.(ヘルシンキはすてきな街です。)

mukava は、英語の nice に比較的意味の近い単語。もう一つの mukana は次のように使います。

Onko sinulla sanakirja?(あなたは辞書を持っていますか?)
Onko sinulla sanakirja mukana?(あなたは辞書を手元に持っていますか?)

上の文では「辞書を所有していますか?」という意味になるので、辞書は家に置いてあってもかまいません。一方、下の文では「辞書を持参していますか?」という意味になるので、辞書は必要ならすぐに取り出せるということになります。

このように全く意味の異なる mukava と mukana ですが、私のアタマの中ではすっかり紛らわしい組み合わせになってしまいました。何かよい覚え方はないものでしょうか?

 

vanha(古い)/vähän(少し)

Turku on vanha kaupunki.(トゥルクは古い街です。)
Minä puhun suomea vähän.(私は少しだけフィンランド語を話します。)

この二つも注意しないと混同してしまいがちです。[a]と[ä]を聞き分けるような耳があれば、もう少しわかりやすくなると思うのですが、それもなかなか難しいのが現状。

下の文で vähän を vanha と言い間違えると、フィンランドの古語が話せると思われてしまうかも!と、先生が冗談を言っていたのを思い出しました。

 

まとめ

以上、今回は初心者が混同しやすいフィンランド語の組み合わせを3つ紹介してみました。

このエントリーにまとめたことで、次からきっちり使い分けられるとよいのですが。。。おそらくそう甘くはないでしょう。いずれにせよ、コツコツ練習していきたいと思います。