フィンランド語学習記 vol.8 − ネンの謎

フィンランド語教室4週目のレポート。

今日はまず色の名前からスタート。

フィン
musta 黒、黒い
valkoinen 白、白い
punainen 赤、赤い
sininen 青、青い
keltainen 黄色、黄色い

 

フィンランド語は基本的にローマ字読みのため[ムスタ][ヴァルコイネン][プナイネン][スィニネン][ケルタイネン]とそのまま読みます。

「musta」以外は全て[-nen]で終わっているのがフィンランド語風。この[-nen]は、ミカ・ハッキネンやキミ・ライコネンなどフィンランド人のファミリーネームにもよく使われていますね。

気になったので少し調べてみると[-nen]とは「小さい」という意味の接辞であるそうです。正確には縮小辞/指小辞などと呼ぶものらしく、Wikipedia にかなり詳しい説明がのっていました。

人名以外の[-nen]は名詞から形容詞を作る接辞ということですので、日本語の形容詞に付く「〜い」のようなものでしょうか。

続いて国の名前。

フィン
Suomi フィンランド
Ruotsi スウェーデン
Norja ノルウェー
Tanska デンマーク
Islanti アイスランド

 

北欧の5か国です。スペルを見ただけで何となくわかるものと、全くわからないものがあります。

その中でも「Ruotsi」などは「スウェーデン/Sweden」とは音感が全く違います。そもそもスウェーデン語でスウェーデンは何と言うのだろうと思い、調べてみると「Sverige」でした。フィンランド語よりは日本語や英語に近い感じがします。

国名というのは固有名詞なので、言語によってこれほど音感が違うというのは実に不思議。

。。。しかし考えてみると、人名も言語によって音が変わることがありますね。

ユリウス・カエサルさんとジュリアス・シーザーさん、フー・チンタオさんと胡錦濤さんでは、知らない人が聞いたら同一人物とは思えません。

とはいえオバマ大統領はきっと何語でもオバマ大統領なはずで、実はフィンランド語ではオバマネン大統領だったなんてことはないでしょう。たぶん。

国名の後は様々な形容詞や数の表現を練習していきます。

やはりまず基本単語を身につけなくては次のステップにすすめないということで、次回の授業までに今日習った単語を覚えてくるようにとの指令。

こればかりは日々練習するよりほかないので、めげずに頑張りたいと思います。