フィンランド語学習記 vol.103 − opiskella と oppia
フィンランド語を学び始めて早1年。
ペースはゆっくりですが、少しでも前に進み続けている限りはよしとしています。
これまで日本語の「学ぶ」に当たる動詞は、opiskella と oppia という2つを習いました。
opiskella は「勉強する」の意味。
*[-n]は一人称単数を表す接辞。
*joka päivä(毎日)
とりあえずコツコツ取り組んでいる様子は伝わってくるでしょうか?
もう一つの oppia の例を見てみましょう。oppia は「習得する」の意味。
*haluta(〜したい)、puhua(〜を話す)
こちらは使いこなせるようになりたいという熱い気持ちが伝わってきます。
この2つの違いは英語の study、learn と比較するとわかりやすいかもしれません。
opiskella は study、oppia は learn に当たる動詞です。
ここでフィンフィン辞典を出してきて語義を解説できればよいのですが、持ち合わせていないので、英英辞典の『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』で study と learn の違いを見てみたいと思います。
study
to spend time learning about a subject by reading, going to college, etc.
learn
to gain knowledge or skill by studying, from experience, from being taught, etc.
study の方はどちらかというと、何かを習得するために時間をかけるという意味合いが強いのに対し、learn は時間をかけることによって何かを習得するという意味合いが強いです。
考えてみると日本語の「学ぶ」という動詞にはこの両方の意味がありますね。
いずれにせよ目標はフィンランド語を「opiskella=勉強する」ことではなく、きちんと「oppia=習得する」ことであるのは言うまでもありません。
しかしそのために今できることと言えば「opiskella」あるのみ。日々コツコツ取り組んでいきたいと思います。