フィンランド語学習記 vol.168 − 番号を表す数

Array of Cream Filled Cupcakes

フィンランド語で「1、2、3」は、yksi(ユクシ)、kaksi(カクシ)、kolme(コルメ)。

「1番目の、2番目の、3番目の」は、ensimmäinen(エンスィンマイネン)、toinen(トイネン)、kolmas(コルマス)。

前者は基数詞、後者は序数詞と呼ばれます。ここまでは英語でも馴染みのある形。

基数詞 序数詞
フィン フィン
1 yksi one ensimmäinen first
2 kaksi two toinen second
3 kolme three kolmas third

 
これらの数詞については、このブログでも何度か取り上げました。

フィンランド語学習記 vol.20 − 数を数えてみる | Fragments

フィンランド語学習記 vol.68 − 序数の名前 | Fragments

フィンランド語学習記 vol.122 − 序数の名前② | Fragments

しかしある晩、久しぶりに『フィンランド語のしくみ』をパラパラとめくっていると、フィンランド語にはこれ以外にも「番号」を表す数詞があるのだとか。

そんな第三の(?)数詞をこれまでに習った基数詞、序数詞の隣に並べてみました。

基数詞 序数詞 番号
1 yksi ensimmäinen ykkönen
2 kaksi toinen kakkonen
3 kolme kolmas kolmonen
4 neljä neljäs nelonen
5 viisi viides viitonen
6 kuusi kuudes kuutonen
7 seitsemän seitsemäs seiska
8 kahdeksan kahdeksas kasi
9 yhdeksän yhdeksäs ysi
10 kymmenen kymmenes kymppi

 
「1番、2番、3番」は ykkönen(ユッコネン)、kakkonen(カッコネン)、kolmonen(コルモネン)

これまでに習った数詞とそれなりに形は似ています。基数詞と序数詞をきちんと覚えていれば、少なくとも○番目と○番目を取り違えることはなさそうです。

特筆すべきは「8番、9番」。これまでに習った数詞よりもはるかに簡単。ほかの数もこれくらい短いと楽なのですが。。。

この番号を表す数は、バスの路線番号などに使われるとのこと。

kolmenen bussi(3番のバス)

ということは、フィンランドで3番のバスに乗ろうとするとき、kolme や kolmas という文字を探しても見つからないということでしょうか?

いや標識があれば「3」という数字が出ているでしょうから、むしろアナウンスなど耳から入ってくるときに注意しておいた方がよいのかもしれません。

 

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