フィンランド語学習記 vol.172 − 食器の名前

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フィンランド語教室60週目のレポート。

早いもので今期の授業もこの日で終了。

この日は、先生がフィンランド語の単語の絵本を持ってきて、身の回りのものの名称の確認。

例えば、ある家の台所の様子を描いたイラストがあって、そのイラストの中にある食器やカトラリーの名前がイラストの周辺に書いてあります。

フィンランド語学習者用というより、フィンランドの子供が言葉を覚えるための絵本なのだと思います。

この絵本を見ていて思ったのは、思いのほか身の回りのものを表す語彙を知らないなあということ。

このギャップはどこから来るのだろう?と思って考えてみると、例えば英語の場合ならスプーン、フォーク、ナイフなどの単語は外来語として日本語に溶け込んでいるのに対して、フィンランド語では一から学ばなければならないという違いがあります。

フィン
lusikka spoon スプーン
haarukka fork フォーク
keittiöveitsi kitchen knife キッチンナイフ
kuppi cup カップ
lasi glass グラス
lautanen plate

 

フィンランド語で「スプーン」は lusikka(ルスィッカ)、「フォーク」は haarukka(ハールッカ)。

スプーンやフォークなどという単語は、英語を学んだときにはわざわざ覚える必要のない単語でしたし、実際英語の教科書にも出てきた記憶はありません。

そういう意味で英語学習というのは、一種のアドバンテージを持ってスタートしていたんだなということに改めて気付かされた今回の授業でした。

しかし! めげずにコツコツと語彙を増やしていきたいと思います。