フィンランド語学習記 vol.174 − つまらない/おもしろい

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いつもと変わらない日常を過ごしていると、最近なんだかつまらないなーと思ったりすることもありますよね。

フィンランド語で「つまらない」は tylsä(トュルサ)。フィンランド語のテキストにはこんな表現が出てきました。

Kaikki on tylsää!(すべてがつまらないよ!)
*kaikki(すべて)

しかし春は別れと出会いの季節。せっかくなので新しい風を呼び込んでみたいもの。

そこで「つまらない」の対義語「おもしろい」は何と言うのだろう?と思い、辞書を引いてみました。

すると、

「おもしろい」は mielenkiintoinen(ミエレンキーントイネン)。

長い!

なぜこんなに長いのか。

mielenkiintoinen henkilö(おもしろい人)
*henkilö(人)

しかし考えてみると、英語の interesting もずいぶん長い単語です。

「おもしろい」は世界的に長くなる傾向があるのでしょうか??

なお「おもしろみのない」を意味する mielenkiinnoton(ミエレンキーンノトン)という単語もありました。

こちらも長い!

mielenkiinnoton henkilö(おもしろみのない人)

日常、まわりを見渡してみれば、mielenkiintoinen henkilö だと思える人も mielenkiinnoton henkilö だと思える人もいるでしょう。

あるいは自分自身がこの頃 mielenkiinnoton henkilö になっているなあと思うこともあるかもしれません。

しかし今日からいよいよ4月。新たな世界に足を踏み入れる人も多いはず。

自分の場合はとりたてて環境が変わる訳ではありませんが、

おもしろき こともなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり

こんな気持ちで新たな季節を迎えられたらよいのですが。