「卍」の正しい書き順とは?
お寺の地図記号は「卍」。
この卍は「まんじ」という漢字でもあります。
卍(まんじ)
1 インドのビシュヌ神の胸の旋毛を起源とする瑞兆の相。仏教に入り、仏の胸など体に現れた吉祥の印の表象となった。日本では、仏教や寺院の記号・紋章・標識として用いる。
2 紋所の名。1を図案化したもの。左まんじ・右まんじなど。
『デジタル大辞泉』
インド起源の「卍」は吉祥の印。
日本では谷崎潤一郎の小説を思い浮かべる人も多いかもしれません。
なお上記の語義にもあるとおり「まんじ」には左まんじと右まんじがあります。
- 左まんじ → 卍
- 右まんじ → 卐
ワープロソフトやブラウザ上で「まんじ」と入力したときに変換されるのは、いわゆる左まんじの方。
右まんじはナチスのハーケンクロイツが有名です。(右まんじが右に45°傾いている)
ところで、ふと思い立ってこの「卍」の書き順を調べてみたところ、思いもよらない書き順だったのでびっくり。
どのような書き順だと思いますか?
特に意識しなければ、左上から二画でぐしゃっと書いていた人も多いのではないでしょうか。(それを正しいと思っていたかどうかは別として。)
正解はこちら。
なんと六画の漢字だったんですねー。これは複雑。
でも、このとおりに書けば、きれいに整ったバランスの良い「卍」を書けるような気がします。
そんな機会があるかどうかはまた別の話。