フィンランド語学習記 vol.181 − 曜日と日付の尋ね方

photo credit: RobW_ via photopin cc

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ある日のフィンランド語教室にて。

先生がふと一言。

Mikä päivä tänään on?[ミカ パイヴァ タナーン オン]

mikä は「何」、päivä は「日」、tänään は「今日」の意味なので、そのまま訳せば「今日は何の日?」となります。

これを聞くと「えーと、今日は23日」などと日付を思い浮かべてしまうのですが、実際には曜日を尋ねるときのフレーズです。

Mikä päivä tänään on?(今日は何曜日ですか?)
Tänään on keskiviikko.(今日は水曜日です。)
*keskiviikko(水曜日)

日本語では、曜日を尋ねるとき、必ず曜日という単語を付けて「何曜日?」と言います。

そのため、曜日という単語のないフレーズから、ぱっと曜日を連想するのがなかなか難しいような。(自分だけ?)

それでは日付を尋ねるときには、どのように言えばよいのでしょうか?

Monesko päivä tänään on?(今日は何日ですか?)
Tänään on kahdeskymmeneskolmas päivä huhtikuuta.(今日は4月23日です。)
*monesko(何番目の)、kahdeskymmeneskolmas(23番目の)、huhtikuu(4月)

こちらはそのまま訳せば「今日は何番目の日?」の意味。さきほどの曜日と比べればわかりやすい表現ですね。

一方、日本語では、日付を尋ねるとき、○番目という表現は使わず「何日?」と言います。

そのためフィンランド語の母語話者は、日本語の「何日?」という表現から、もしかしたら曜日を連想してしまうのではないでしょうか。

もう一度、整理すると、

フィン
曜日 Mikä päivä tänään on?
(今日は何の日ですか?)
今日は何曜日ですか?
日付 Monesko päivä tänään on?
(今日は何番目の日ですか?)
今日は何日ですか?

*(  )内は逐語訳

こうして見ると、フィンランド語の曜日の尋ね方と日本語の日付の尋ね方は似ているなあという印象。いや似ているというより、全く同じですよね。

これは混乱するのも納得。と腑に落ちました。