縦書きと横書き

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先日、ある本を読んでいたときに、ふと思ったのが、

最近、横書きの本を読む機会が増えたなあ

ということ。

感覚的には、学生のころは縦書きの本と横書きの本の比率が9:1くらいだったのに対して、今は7:3くらいという感じ。

もちろん正確な数値ではないのですが、それくらい変わった実感があります。

学生のころは読む本の大半が小説だったのに対して、今は語学関係の本が多くなっているので、そのような比率になっているのでしょう。

考えてみると、日本語のように縦書きと横書きを違和感なく併用できるというのはすごいこと。

というか、そもそも世界的には縦書きできる言語というのはほとんどないはずです。

その数少ない例外にはどのような言語があるのでしょうか?

 

中国語

一文字が正方形の中におさまる漢字というのは、縦書きにも横書きにも適した文字形式。

ただし高校時代に習った漢文は縦書きでしたが、現代中国語は横書きが主流になりつつあるよう。

新聞は基本的に横書きですし、日本で市販されている中国語の入門書を見ても横書きばかりですね。

 

韓国語

ハングルもまた縦書きが可能な文字形式。

しかしこちらも横書きが主流になりつつあるよう。

試しに「韓国 新聞」でGoogle画像検索をしてみたら、ほとんどは横書き。よく見ると縦書きの新聞もありますが、それらは昔の新聞のようですね。

 

モンゴル語

現代のモンゴル語で使われるキリル文字は横書きですが、伝統的なモンゴル文字は縦書き専用。

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これを復活させようという動きもあるようですが、普及には至っていないようです。

日本語のように縦横併用ができるならまだしも、横書きが全くできないというのは、インターネット全盛の現代においてはなかなか厳しそうですね。