フィンランド語学習記 vol.192 − 1.5

Football teams on pitch

先日のエントリーで、OED(Oxford English Dictionary)に掲載されている珍しい英単語を紹介しました。

『そして、僕はOEDを読んだ』アモン・シェイ著 | Fragments

その中にはこんな単語が。

Sesquihoral(形容詞)一時間半続いている

an hour and a half(一時間と半分)とわざわざ言いたくない気分の時にどうぞ。

『そして、僕はOEDを読んだ』P.237

もちろんこれは歴史の影に消えてしまった単語であり、日常的に使われている単語ではありません。

それはそれとして、

前回のフィンランド語教室で習った単語の復習をしていると、なんとここにも「1.5」を意味する単語が含まれていたことを思い出しました。

puolitoista

one and a half

『MOT Finnish-English』

これはすごい偶然。

この puolitoista は必ずしも時間を表すための単語ではありませんが、例えば次のような文で使われます。

− Kuinka kauan se kestää?(それはどれくらい時間がかかるんですか?)
− Se kestää noin puolitoista tuntia.(一時間半くらいかかります。)
*kuinka(どれくらい)、kauan(長く)、kestää(続く)、noin(約)、puolitoista(1.5)、tunti(時間)

英語とフィンランド語はともに「1.5」を意味する単語を持つ言語だったんですね。

改めて考えてみると、私たちの日常生活には一時間半くらいかかることって多いような気がします。

例えば、大学の授業の一コマやサッカーの試合時間など。

ワールドカップもまもなく始まることですし、日本語にも「1.5」を意味するしゃれた単語があるとよいのになあ、なんて思ってしまいました。
 

そして、僕はOEDを読んだ
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