フィンランド語学習記 vol.196 − 駅/asema
フィンランド語で「駅」は asema(アセマ)。
日本語で駅と言ったら、プラットフォームに入ってくる電車の絵を思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかしフィンランド語の asema にはもう少し幅広い意味があるようです。
フィン | 英 | 日 |
---|---|---|
rautatieasema | railway station | 鉄道駅 |
linja-autoasema | bus station bus terminal |
バスターミナル |
lentoasema | airport | 空港 |
フィンランド語で「鉄道駅」は rautatieasema(ラウタティエアセマ)、「バスターミナル」は linja-autoasema(リンヤアウトアセマ)、「空港」は lentoasema(レントアセマ)。
日本語では「駅/ターミナル/港」と名称が異なる建物をすべて asema を使って表しています。
またよく見るとフィンランド語の asema、英語の station、日本語の駅はすべて適用範囲が異なっています。
鉄道 | バス | 飛行機 | |
---|---|---|---|
asema | ◯ | ◯ | ◯ |
station | ◯ | ◯ | × |
駅 | ◯ | × | × |
このようなギャップというのは、外国語のあちこちに潜んでいるもの。
「asema=駅」と覚えてしまうと思わぬ落とし穴にはまってしまいます。
もう少し幅広く、移動のために人が集まってくる場所というイメージで捉えておくとよいのかもしれません。