口+書=?
くにがまえ「口」の中に「書」を放り込んで、
圕
この漢字はいったい何と読むでしょう?
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正解は「としょかん」。
これは中国から伝わった漢字ではなく、日本で作られた和製漢字。
大正時代、日本にいた杜定友という中華民国の人によって作られたのだとか。
「図書館」と三文字も書くのは大変だから、一文字で表すことのできる漢字を作ろうじゃないか!という崇高な志(?)によって考案されたのだそうです。
もちろん、結局は普及しなかった訳ですが、今でも大きな漢和辞典には掲載されており、このようにブラウザで表示もできるというのはすごいこと。
実際、漢字の中には「それを一文字で表すか!」と驚くような文字も存在します。
- 志(こころざし)
- 糎(センチメートル)
- 蔘(ちょうせんにんじん)
などなど。
せっかく漢字という素晴らしい表意システムを持っているのだから、例えば「よろしくお願いします」や「降り続く長雨に、日の光が恋しい季節ですが」を一文字で表す漢字があってもよいのではないでしょうか。
今では当たり前に使われている漢字も、最初は誰かが決めたはず。
A:えーと、もりは木がたくさんあるから「森」でいいよね。
B:安易だなあ。。。でも、考えるの面倒だし、もうそれでいいよ。
B:安易だなあ。。。でも、考えるの面倒だし、もうそれでいいよ。
なんて会話があったのかもしれません。