どこかで聞いたことがあるようなゾンカ語の数詞について

photo credit: Fred Alix via photopin cc

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ゾンカ語という言葉をご存知でしょうか?

ゾンカ語は、インドと中国の間、ヒマラヤの南面に位置するブータン王国の公用語。母語話者は約20万人、ブータンの共通語としての話者は約60万人とのこと。

以前購入した白水社の『日本語の隣人たちⅡ』という本にこのゾンカ語が紹介されているのですが、その数詞を見ていたらおもしろいことに気が付きました。

まずは1から10。

1 ci:(チー)
2 ‘nyi(ニィー)
3 sum(スム)
4 zhi(ジ)
5 nga(ンガ)
6 dru(ドゥ)
7 tö:n(テーン)
8 gä:(ゲー)
9 gu(グ)
10 cutham(チュタハム)

 

この音、どこかで聞いたことがあると思いませんか?

??

そう、日本語の数詞に響きが似ているのです。

特に1-5のあたりはそっくりではないかと。

さらに11から20。

11 cuci(チュチ)
12 cunyi(チュニィ)
13 cusum(チュスム)
14 cuzhi(チュジ)
15 cenga(チェンガ)
16 cudru(チュドゥ)
17 cupduen(チュブドゥェン)
18 copge(チョブゲ)
19 cugu(チュグ)
20 nyishu(ニィシュ)、kheci(ケヘチ)

 

こちらも11-15のあたりはそっくり。それに20がニィシュというのは!!

偶然にしては出来すぎていると思うのですが、実際のところはどうなのでしょう?

もし何か知っている人がいたら、ぜひ教えてください!
 

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