フィンランド語学習記 vol.221 − これまでに習った動詞の語形変化を振り返ってみる

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前回のフィンランド語教室では、これまでに習った「動詞の語形変化」の総復習を行いました。

例えば、syödä(食べる)という動詞を例にとって、これまでに習った変化形をまとめると次のようになります。

 

現在形

まずは基本の現在形。

一口に現在形とは言っても「人称」「単複」「肯定・否定」の組み合わせによって12種類の形になります。

肯定 否定
一人称単数 syön en syö
二人称単数 syöt et syö
三人称単数 syö ei syö
一人称複数 syömme emme syö
二人称複数 syötte ette syö
三人称複数 syövät eivät syö

 

命令形(二人称)

続いて命令形。

フィンランド語の命令形は、命令をする相手が単数のときと複数のときで形が変わるのが特徴。

肯定 否定
相手が単数 Syö!
(食べろ)
Älä syö!
(食べるな)
相手が複数 Syökää!
(食べろ)
Älkää syökö!
(食べるな)

 

第3不定詞

続いて第3不定詞。

フィンランド語では、動詞に(もともと名詞に付ける)格語尾を付けることで、幅広い意味を生み出すことができます。

第3不定詞内格 syömässä 食べている途中で
第3不定詞出格 syömästä 食べてから
第3不定詞入格 syömään 食べに
第3不定詞接格 syomällä 食べることによって
第3不定詞欠格 syömättä 食べずに

 

動名詞(第4不定詞)

最後に、習ったばかりの動名詞(第4不定詞)。

フィンランド語の動名詞は、英語と同じように「〜すること」という意味を表します。

動名詞(第4不定詞)主格 syöminen 食べることは
動名詞(第4不定詞)分格 syömistä 食べることを

 

ここまでがこれまでに習った動詞の語形変化。

ずいぶんたくさんあるようですが、実はまだ過去形すら登場していません!

とりあえず手持ちの動詞一覧表を見ながら、これらの変化形が瞬時に出てくるよう瞬発力を強化するのが当面の目標でしょうか。