週の初めは何曜日? − エストニアの場合
週の初めは日曜なのか月曜なのかという議論がなされることがあります。
個人的には「さあ、仕事をするぞ!」という意味で月曜の方が週のスタートにふさわしいような気がしますし、一方で日曜はカレンダーの左端にあってほしいような気もします。
またキリスト教では日曜が週の初めということになっているという話があったり、それなのに weekend という単語が存在したり、さまざまな意見と証拠が錯綜しているのがこの分野。
もちろん、どちらか一つが正解という話ではないのでしょう。
しかし、少なくともエストニアでは、週の初めは月曜ということになっているのではないかと推察します。
その理由はエストニア語の曜日の名前にあります。
日 | エスト |
---|---|
月 | Esmaspäev |
火 | Teisipäev |
水 | Kolmapäev |
木 | Neljapäev |
金 | Reede |
土 | Laupäev |
日 | Pühapäev |
「水曜日」を意味する kolmapäev(コルマパエヴ)は「3の日」の意味。
そして「木曜日」を意味する Neljapäev(ネルヤパエヴ)は「4の日」の意味。
その他の曜日に数字は入っておらず、どうしてこの二つだけが数字を含んでいるのかはわかりません。
しかし水曜が3で木曜が4なら、週の初めは月曜だと考えるのが自然でしょう。
日本語では「1月、2月」のように月に数字を使いますが、曜日に数字を使う言語もあるんですね。
9月 06, 2014 @ 23:18:50
こんにちは
フィンランドが月曜を週の頭に持って来た由来が以下に出てました。
http://fi.wikipedia.org/wiki/Maanantai
拙訳:フィンランドでは,月曜日は 1973 年初めに,国際標準の週番号に切り替えたときに初めて 週の最初の日となった。
9月 07, 2014 @ 20:40:30
Jussiさん
情報ありがとうございます!
しかし考えてみると、日曜始まりじゃないと keskiviikko が週の真ん中になりませんよね。フィンランド語の枠組みができたころには、まだ日曜始まりという感覚だったのでしょうか。
9月 07, 2014 @ 22:45:46
私が滞在していた1967~1969年のころの暦(almanakka)は日曜始まりだったと記憶してます。
Hauskaa viikonloppua! というのに違和感を感じてましたので。
細かいようですがEsmapäev は,もしかして Esmaspäev では?。
9月 09, 2014 @ 11:21:04
Jussiさん
やはり昔は日曜始まりという意識があったんですね。
抜けていた[s]も入れておきました。ご指摘ありがとうございます!