タリンで、エストニア語の字幕付きのドラマをぼーっと見ていたときに気が付いた二つのこと

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先週の旅行中、エストニアの首都タリンにて。

昼はあちこち歩き回ったものの、夜はすっかり疲れてしまい、ホテルの部屋でゆっくりしていました。

そこでエストニア語の字幕付きのドラマをやっていたので、1時間ほどぼーっと見ていると、エストニア語アルファベットのさまざまな特徴に気が付きました。今回はそのうち二点を挙げてみたいと思います。

一つ目は、エストニア語には[y]がないということ。

お隣のフィンランド語ではあれほど頻繁に使われる[y]の文字が、全くと言っていいほど出てきません。

[y]はどこへ行ったんだ?と思いつつ、辛抱強く待ってみるものの、一向に姿を現す気配がないのです。

もしかしたら外来語などには使うのかもしれませんが、エストニア語は[y]がなくてもやっていける言語なのでしょう。

二つ目は、エストニア語には符合付き文字が多いということ。

フィンランド語の符合付き文字は[ä][ö]の二つ。(+たまに使われるスウェーデン語の o こと[å])

スウェーデン語の[O]こと[Å]について | Fragments

一方、エストニア語の符合付き文字は[ä][ö][ü][õ]の四つ。

出現頻度はやはり[ä]が一番多い感じでしょうか。

符合の出現頻度が多いと、文章を書くときに点を打ったりするのが大変そうだなあと余計な心配をしてしまいます。

また ööd や rõõm なんて単語が出てくると、発音もついついこんがらがってしまいそうです。

いずれにせよ、旅先でこんな風に文字を見ているだけで時間をつぶせてしまうのは、言葉好きの特権かもしれません。

けっこう楽しいですよ!