フィンランド語学習記 vol.235 − epä
フィンランド語で「不確かな」は epävarma(エパヴァルマ)。
語頭の[epä-]というのは、否定の意味を付与する接頭辞。
epävarma(不確かな)←→ varma(確かな)
辞書を調べてみると、[epä-]が付く単語というのは実にたくさんあります。その一例を挙げてみましょう。
フィン | 日 | フィン | 日 | |
---|---|---|---|---|
epämukava | 不快な | ←→ | mukava | 快適な |
epäonnistua | 失敗する | ←→ | onnistua | 栄える |
epäselvä | 不明瞭な | ←→ | selvä | 明白な |
epätoivo | 絶望 | ←→ | toivo | 望み |
これらの単語は[epä-]付きの単語を見て、[epä-]を外したときの意味を想像することができますよね。
しかし中には[epä-]を外したときの意味が想像できない単語も。
例えば、
epäsikiö(怪物)
「怪物」の反対はいったい何でしょう?
怪しくない物?
普通の人?
わからないので調べてみると、
epäsikiö(怪物)←→ sikiö(胎児)
うーむ。これは謎の関係ですね。
何でこうなるのか、非常に気になってしまいます。