フィンランド語学習記 vol.264 − jouluaatto

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フィンランド語で「クリスマス・イヴ」は jouluaatto(ヨウルアーット)。

フィン
joulu Christmas クリスマス
aatto eve 前夜

 

joulu は「クリスマス」、aatto は「前夜」の意味。

クリスマス・イヴというのは、もともと12月24日の「夜」を指す言葉。

しかし現在の日本では、24日全体を指して使われることの方が多いような気がします。

フィンランドでも狭義には24日の夜を指すのだと思いますが、「クリスマス・イヴは祝日です」と言うようなときには24日全体を指している訳ですね。

この aatto を使う日には、他にどのようなものがあるのでしょう?

フィン
jouluaatto Christmas Eve クリスマス・イヴ
uudenvuodenaatto New Year’s Eve 大晦日
vappuaatto May Day Eve メーデー前夜
juhannusaatto Midsummer Day Eve 夏至祭前夜

 

クリスマスや新年はわかりますが、メーデーや夏至祭にも aatto があるんですね。

子どもの頃を思い返してみると、イベント前夜というのは、イベント当日と同じくらい、あるいはそれ以上にわくわくした気持ちに包まれて過ごしたものです。

イブという単語には、あの頃の胸の高鳴りにつながるような、そんな魅力的な響きがあります。

フィンランド語の aatto にそんなイメージがあるのかどうかはわかりませんが、そういう気持ちというのは案外万国共通なのではないか。単語を集めながらふとそんなことを考えました。