sobs, sniffles, and smiles
Life is made up of sobs, sniffles, and smiles, with sniffles predominating.
(人生はむせび泣きとすすり泣きと微笑みでできている。そしてその中でいちばん多いのはすすり泣きだ。)
− O. Henry, The Gift of the Magi
『世界文学の名言』(IBCパブリッシング)より
突然、私たちの心にやってくる正体不明のもやもやした気持ち。
心の奥の方がずーんと重くなっているのに、その理由がわからない。
気晴らしに音楽を聴いてみたり、散歩をしてみたりするものの、どこか上の空。
そんなことってありますよね。
しかしそのもやもやした気持ちを「言葉」にすることができれば、それだけで気持ちというのはすっと軽くなるもの。
理由もわからずに塞いでいるより、「自分は○○のせいで悲しかったんだ」というように、自分の気持ちを言語化する努力をしてみましょう。
人間は感情の動物。しかし現代社会においては、感情をストレートに出すのはあまり好ましいこととされていません。
そのため、いつしか感情に蓋をするのが習慣になり、自分自身の気持ちがわからないという人も多いのではないでしょうか。
しかし自分は今「悲しい」という気持ちを味わっているとはっきりと認識すれば、そこで流す涙も一種のカタルシスになるはず。
何となく心が晴れないときには、自分の中の階段を降りていって、そのときの気持ちを「言葉」にするところから始めてみませんか。
クリストファー・ベルトン
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