宇宙の果てまで
小学生の頃、誕生日に望遠鏡かファミコンのどちらかを買ってもらえるという話があって、さんざん迷った末に望遠鏡を買ってもらったことがありました。
夏休みの自由研究に月面のスケッチをしたり、何となく星を観測したり。
たいしたことはやっていないのですが、宇宙に対する漠然とした憧れのようなものを満たしていたのでしょう。
あの頃よく考えていたのは「宇宙の外というのは、いったいどうなっているんだろう?」ということ。
もし宇宙に「端」というものがあるのだとしたら、その外側には何があるのか? あるいは何もないのか?
何もないのだとしたら、そもそも何もないというのはいったいどういうことなのか?
なぜ「ある」と「ない」があるのか? あるいは「ある」も「ない」もないのか?
「ある」と「ない」の違いとは何なのか?
などと思考はぐるぐる巡り、何もわからないので、ただ望遠鏡を覗いていたのだと思います。
大人になった今では、すべてがわかっているより、わからないこともある方がよいと思えるくらいの分別はあるのですが、それでも空を見上げて不思議な気持ちにとらわれることも。
そんな好奇心に応えて、宇宙の果てまで連れて行ってくれる面白い動画を見つけたのでここにシェアしておきます。
アメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)製作のこの動画。わずか6分で見たこともない世界へと誘ってくれます。
これを見たら、日常のささいな悩みなんて吹き飛んでしまうかもしれません。