フィンランド語学習記 vol.275 − 独身/既婚

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フィンランド語教室で使っているテキスト『Suomen mestari』にこんな表現が出てきました。
Minä olen naimisissa.(私は結婚しています。)
Minä olen naimaton.(私は独身です。)
Minä olen naimaton.(私は独身です。)
フィンランド語で「既婚の」は naimisissa(ナイミスィッサ)、「独身の」は naimaton(ナイマトン)。
naimisissa の[-ssa]はもともと「〜の中に」を意味する格語尾、naimaton の[-ton]は「〜がない」を意味する接尾辞。
結婚している人は何かの中にいて、独身の人は何かがないというのはイメージをつかみやすいですね。
テキストにはこの他、次のような表現も。
Minä olen kihloissa.(私は婚約しています。)
Minä olen eronnut.(私は離婚しています。)
Minä olen eronnut.(私は離婚しています。)
フィンランド語で「婚約中の」は kihloissa(キヒロイッサ)、「離婚している」は eronnut(エロンヌット)。
kihloissa の[-ssa]はさきほどと同じく「〜の中に」を意味する格語尾、[-nut]は現在完了形を構成する過去分詞の語尾。
婚約している人は何かの中にいて、離婚している人は何かを完了しているというのは、こちらもイメージをつかみやすいですね。
このように語尾を見るだけで単語の属性がわかるというのは、フィンランド語のユニークなところなのかもしれません。