カレンダー(calendar)の語源とは?

ある平日のお昼休み、会社近くのカフェでコーヒーを飲みながら、ぼんやりと手帳のカレンダーを眺めていました。

今年ももう3月。

もうすぐ第一四半期も終わり。

年初に立てた目標の達成度は??

などなど、とりとめのない考えが次々に浮かんできます。

そんなときにふと、現代人の生活というのはカレンダーによってずいぶん縛られているなということに気が付きました。

もしもカレンダーというものがなかったとしたら、今の私たちの暮らしはどのようなものになるのでしょう?

案外、過去を振り返って後悔したり、未来に思いを馳せて不安になったりすることもなく、地に足を付けて一日一日を過ごすことができたのではないか?などと虫の良い考えも浮かんできます。

それはさておき、良くも悪くも私たちの暮らしにしっかりと根付いているこの「カレンダー」という言葉はどこからやってきたのでしょう?

そんなことが気になったので、家に帰ってから語源を調べてみました。

calendar (n.)

c.1200, “system of division of the year;” mid-14c. as “table showing divisions of the year;” from Old French calendier “list, register,” from Latin calendarium “account book,” from calendae/kalendae “calends” the first day of the Roman month — when debts fell due and accounts were reckoned…

「Online Etymology Dictionary」

英語の calendar という単語は、ラテン語で「帳簿」を意味する calendarium に由来するのだそう。

またその calendarium という単語は、ローマ暦において月初の日(calends)に各種支払いが行われたことに由来するのだとか。

そうだとすると、昔の人々にとってカレンダーという言葉はあまりよいイメージではなかったのかもしれません。

翻って現代の私たちにとっては、果たしてどうでしょう?

網に捕われるようにカレンダーに束縛されてしまうのか、目標への歩みを支えてくれるものとして利用するのか。

それを選択するのは自分次第なのかもしれません。