I walk slowly, but I never walk backward.
I walk slowly, but I never walk backward.
(私の歩みは遅いが、歩んだ道を引き返すことはない。)
− Abraham Lincoln
毎年この時期に思うのは「努力は報われるとは限らない」ということ。
先が見えない中で、前に進み続けるというのは、非常にしんどいことでしょう。
でもだからこそ、努力できる人とできない人がいるのだと思います。
もし「努力は必ず報われる」ということになれば、誰だって努力を続けることができるはず。
すると、努力という言葉の持つ意味はどこかに失われてしまい、その努力はもはや努力ではなくなってしまいます。
何だか禅問答のようになってしまいましたが、ここでちょっと考えてみてほしいのは、もし努力が報われなかったとしたら、それまで取り組んできたことはすべて水泡に帰してしまうのだろうか?ということ。
もしサッカーが上手くなりたいのにバットの素振りをしていたり、英語が上手くなりたいのに枕草子を読んでいたりするのなら、一旦立ち止まって正しい方向を見つけなければなりません。
しかしそうではないのなら、諦めたり、自棄になったりして、今来た道を引き返してしまわない限り、必ずどこかに辿り着くことができるはず。
疲れてしまって一歩も歩けないというのなら、まずはお茶を一杯。
そしてあんみつを一杯食べてから、もう一度歩き始めればよいのだと思います。