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日本語の身に付ける動詞と wear の関係について

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帽子はかぶる、シャツは着る、靴は履く、

という使い分けは、日本語ネイティブならまず間違えることはないでしょう。

しかし外国語として日本語を学んでいる英語話者にとっては、この使い分けが案外難しいのではないかと想像します。

というのも、私たちが当たり前のように使い分けているこれらの動詞は、英語では wear に集約されてしまうからです。(動作に焦点を当てる場合は put on)

英語の wear に対応する日本語の語彙を集めてみたら、予想以上にたくさんあってびっくりしました。

wear a backpack バックパックを背負っている(担いでいる)
wear a bathrobe バスローブをはおっている
wear a belt ベルトを締めている
wear a hat 帽子をかぶっている
wear a ribbon リボンを付けている
wear a scarf スカーフを巻いている
wear a shirt シャツを着ている
wear a tie ネクタイをしている
wear glasses 眼鏡をかけている
wear gloves 手袋をはめている
wear pants ズボンをはいている(穿いている)
wear shoes 靴をはいている(履いている)

 

これらはノンネイティブの立場からすると「そんなに細かく分けてどうするの!」と突っ込みを入れたくなる世界なのではないでしょうか。

眼鏡はかけるのに、コンタクトレンズは付けるとか、

手袋ははめるのに、マフラーは巻くとか、

一つ一つの動きをロジカルに分析すれば何とかなるのかもしれませんが、何といっても数が多いですし、全部きちんと覚えるのはかなり大変な作業でしょう。

そして一つ気になるのは、身に付ける動詞をここまで細かく分類するのは日本語だけなのか?ということ。

あるいは広大な言語世界の中には、日本語以上に精緻な体系を持った言語もあるのかもしれません。

例えば、セーターを「着る」とジャケットを「着る」が違う動詞になるとか。(一応、着方は異なるので)

もしそんな言語があったら、ぜひお目にかかってみたいものです。

『熟語本位英和中辞典』で北欧の国々を調べてみる

photo credit: mariusz kluzniak via photopin cc

photo credit: mariusz kluzniak via photopin cc

久しぶりに書棚から『熟語本位英和中辞典』を引っ張りだして、思い付くままに好きなページを読んでいます。

この『熟語本位英和中辞典』は、明治・大正時代の英語学界の巨人、斎藤秀三郎先生が独力で書き上げた英和辞書の古典。

奥付を見ると第一版の発行は1933年3月15日。今から80年前の辞書ですので、語義は基本的に旧漢字・旧仮名遣いで書かれています。

そんな昔の辞書で、北欧の国々はどのように紹介されているのか調べてみることにしました。

 

Norway[nɔ’ːwei]【固名】諾威。

ノルウェーは漢字表記をすると「諾威」。

この辞書が出た頃はまだ漢字表記の方が一般的だったんでしょうね。

 

Sweden [swíːdn]【固名】瑞典。

スウェーデンは漢字表記をすると「瑞典」。

 

Finland [fínlənd]【固名】露西亜の西北部にある獨立共和國。

フィンランドはさきほどのノルウェー・スウェーデンと異なり、説明的な語義になっています。

フィンランドという国がそれだけマイナーだったということなのでしょうか?

真偽のほどはわからず。いちおう「芬蘭」という漢字表記はあるんですけどね。

 

Denmark[dénmɑːrk]【固名】丁抹國。

*Something is rotten in the state of Denmark. 何か間違つてゐる。

デンマークは漢字表記をすると「丁抹」。それはよいとして、気になるのはその次の例文。

調べてみると、これはシェークスピアの『ハムレット』に出てくる台詞。ハムレットはデンマークの王室が舞台になっています。

ただし慣用句として使われるときには、デンマークそのものに特に意味はないようです。

 

Iceland[áislənd]【固名】氷國。(-moss, -lichen)[植物]一種の苔、依蘭苔(食用)。

アイスランドは漢字表記をすると「氷國」。これはわかりやすいですね。

その隣の Iceland moss というのは何だろう?と思い調べてみると、これは「エイランタイ」という苔の一種。

食材としてだけでなく、生薬としても利用されているようです。

 

以上、今回は1933年初版の『熟語本位英和中辞典』で北欧の国々を調べてみました。

この80年で北欧というのは、私たちにとってぐっと身近な存在になったのでしょう。

なにせ、フィンランドが「露西亜の西北部にある獨立共和國」だったくらいなのですから。

 

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英語に後置詞は存在するか? − フィンランド語との比較から

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英語の品詞というのは、次の8つに分類するのが一般的。

  • 名詞(noun)
  • 代名詞(pronoun)
  • 動詞(verb)
  • 形容詞(adjective)
  • 副詞(adverb)
  • 前置詞(preposition)
  • 接続詞(conjunction)
  • 間投詞(interjection)

一昨日には、このうち前置詞(preposition)に関するエントリーを書きました。

英語の前置詞というのは、いったい全部でいくつあるのか? | Fragments

そしてその後、フィンランド語の本を読んでいるときに、

英語に後置詞(postposition)は存在するのだろうか?

という疑問が浮かんできました。

というのも、フィンランド語には前置詞と後置詞の両方が存在しています。後置詞の例としては、次のような単語が。

kaksi tuntia sitten(2時間前に)
*kaksi(2)、tunti(時間)、sitten(〜前に)

sitten は「〜前に」を意味するフィンランド語の後置詞。

でもよく考えてみると、このフレーズは英語の two hours ago と全く同じ形。

フィン kaksi tuntia sitten
two hours ago

 

ago は英語の品詞分類においては副詞ということになっています。

しかしフィンランド語の sitten を後置詞と呼ぶなら、英語の ago も後置詞と呼ぶことができるのではないでしょうか?

そんなことをふと思ったので、書き留めておきたいと思います。

「牛」を表す英単語

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突然ですが「牛」は英語で何と言うでしょう?

??

??

おそらく一番多い答えは cow なのではないかと思います。

この cow というのはおもに「乳牛」のこと。

これ以外にも「牛」を表す英単語は実にさまざま。

今回はそんな「牛」の世界を覗いてみましょう。

bovine ウシ属の動物(ウシ・スイギュウ・バイソンなど)
bull (去勢してない)雄牛
bullock 去勢牛;(4歳以下の)雄牛
calf (特に生後1年以内の)子牛
cattle (家畜の)ウシ
cow 雌牛、乳牛;(オス・メスを問わず)ウシ
heifer (若い)雌牛
ox (去勢した)雄牛
steer (特に食用の)去勢された雄の子牛

*『ウィズダム英和辞典 第3版』より

これらの単語は、日本語なら全て「○牛」になる訳なので、その一つ一つに固有の単語を持っている英語の広がりというのはすごいですね。

それだけ牛という存在が、人々の生活にとって身近なものであったということなのでしょう。

さて、そんな牛をおいしく(!)いただいたとします。

すると、

beef 牛肉
veal (食用の)子牛(の肉)

 

veal は日本ではあまり馴染みがありませんが、欧米では普通の牛肉よりも高級とみなされているようです。

羊肉における mutton と lamb の関係に近いでしょうか。

以上、今回は「牛」を表す英単語をまとめてみました。

人の世界にもいろいろありますが、牛の世界にもきっといろいろあるのでしょう。

 

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英語の前置詞というのは、いったい全部でいくつあるのか?

Grapes on grapevine, close-up.

素朴な疑問が一つ。

英語の前置詞というのは、いったい全部でいくつあるのでしょう?

すぐに思い浮かぶものは、about, at, by, for, from, in, of, on, to, with といったあたりでしょうか。

しかし使用頻度の低い単語も含めれば、おそらく30くらいはあるのでは?と想像します。

あちこち調べていたら、Wikipedia の中に「List of English preposition」というページを見つけました。

そこにのっている前置詞の一覧は次のとおり。

  • a
  • abaft
  • abeam
  • aboard
  • about
  • above
  • absent
  • across
  • afore
  • after
  • against
  • along
  • alongside
  • amid
  • amidst
  • among
  • amongst
  • an
  • anenst
  • apropos
  • apud
  • around
  • as
  • aside
  • astride
  • at
  • athwart
  • atop
  • barring
  • before
  • behind
  • below
  • beneath
  • beside
  • besides
  • between
  • beyond
  • but
  • by
  • chez
  • circa
  • concerning
  • despite
  • down
  • during
  • except
  • excluding
  • failing
  • following
  • for
  • forenenst
  • from
  • given
  • in
  • including
  • inside
  • into
  • like
  • mid
  • midst
  • minus
  • modulo
  • near
  • next
  • notwithstanding
  • o’
  • of
  • off
  • on
  • onto
  • opposite
  • out
  • outside
  • over
  • pace
  • past
  • per
  • plus
  • pro
  • qua
  • regarding
  • round
  • sans
  • save
  • since
  • than
  • through
  • throughout
  • till
  • times
  • to
  • toward
  • towards
  • under
  • underneath
  • unlike
  • until
  • unto
  • up
  • upon
  • versus
  • via
  • vice
  • vis-à-vis
  • with
  • within
  • without
  • worth

数えてみると、何と108個!

大晦日に除夜の鐘を鳴らす回数と同じですね。

もっとも半分以上は聞いたこともない単語ですが。。。

せっかくなので、いくつかの単語を拾って、意味を紹介してみたいと思います。

astride

  1. with one’s legs on either side of

The boy sat astride his father’s knee.

『Wiktionary』

astride は「またがって」を意味する前置詞。

馬術選手や競馬のジョッキーにとってはありがたい単語ですね!

circa

  1. approximately, about

Julius Caesar visited this area circa 50 BC.

『Wiktionary』

circa は「およそ」を意味するラテン語由来の前置詞。

やはりカエサルが主人公となると、about では格好がつかないような気がします。

vis-à-vis

  1. in relation to; compared with
  2. opposite, across from, set so as to be facing

He was seated vis-à-vis the president.

『Wiktionary』

vis-à-vis は「向かい合って」を意味するフランス語由来の前置詞。

この単語を使うと、相手が大統領であっても対等な感じがするのは不思議。

 

毎年のように新語が生まれる英語の世界においても、前置詞というのは新規参入が難しいジャンル。

少なくとも記憶する限り、前置詞の新語というのは聞いたことがありません。

それだけに今ある前置詞の一つ一つが、とても貴重なものに感じられます。

フィンランド語学習記 vol.260 − Itsenäisyyspäivä

photo credit: pni via photopin cc

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フィンランド語で「独立記念日」は itsenäisyyspäivä(イツェナイスュースパイヴァ)。

フィン
itsenäisyys independence 独立
päivä day

 

本日12月6日はフィンランドの独立記念日。

調べてみると、フィンランドがロシア帝国から独立したのは、第一次世界大戦中の1917年のこと。

この年にロシアでは革命(2月革命、10月革命)が起こり、その混乱に乗じて、フィンランド議会は独立を宣言しました。

12月6日というのは、議会がその独立宣言を採択した日に当たっているようです。

なお独立したのが1917年ということは、今年2014年は独立97周年。

3年後の2017年には100周年になるので、盛大な催しがあるのでしょうか。

またフィンランドの12月の祝日には、この独立記念日の他にクリスマス休暇があります。

フィン
12月6日 Itsenäisyyspäivä Independence Day 独立記念日
12月24日 Jouluaatto Christmas Eve クリスマスイブ
12月25日 Joulu Christmas クリスマス
12月26日 Tapaninpäivä St. Stephen’s Day 聖スティーヴンの日

 

この時期フィンランドでは、一年のハイライトに向けて、いよいよカウントダウンという感じなのかもしれません。

そしてそれは日本もまた同じ。来るべき年に向けて、残すところ1か月弱となりました。

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