cialis viagra online accutane

About

Posts by :

W. B. Yeats「The Falling of the Leaves」

ベッドの横に数冊の本が積み上げてあり、このところその一番上の席を占めているのが、岩波文庫から出ている『対訳イェイツ詩集』です。

ウイリアム・バトラー・イェイツ(William Butler Yeats)は、19世紀末から20世紀にかけて活躍したアイルランドの詩人。

一日一編、美しい英語を読んでから、眠りにつくというのも悪くありません。

そんな詩集から、初期の詩を一編。

The Falling of the Leaves

Autumn is over the long leaves that love us,
And over the mice in the barley sheaves;
Yellow the leaves of the rowan above us,
And yellow the wet wild-strawberry leaves.

The hour of the waning of love has beset us,
And weary and worn are our sad souls now;
Let us part, ere the season of passion forget us,
With a kiss and a tear on thy drooping brow.

落葉

私たちを愛でてくれる長い葉に秋が来た。
大麦の束に棲む鼠たちにも秋が来た。
頭の上のナナカマドが黄いろになった。
濡れた野いちごの葉も黄いろになった。

愛の終る時がそこまで迫っている。
二人の悲しい魂はもう疲れてやつれ果てた。
情熱の季節が過ぎ去る前に別れよう、うつむく
あなたの額に一つの接吻と一滴の涙を残して。

*『対訳イェイツ詩集』より

本書では、左ページに原詩、右ページに日本語訳がのっているので、それぞれを照らし合わせながら読むことができます。

原詩を読みながら、意味が分からないところを日本語訳で確かめたり、日本語訳を読みながら、原詩の響きも味わったり、さまざまな読み方ができるでしょう。

時折出てくる古い英語の響きも楽しいです。

発音
ere [eər] 〜する前に(before)
thy [ðaɪ] あなたの(your)

 
枕元の一冊にいかがでしょうか。

 

対訳 イェイツ詩集 (岩波文庫)
イェイツ
岩波書店
売り上げランキング: 110,537

 

トウモロコシの憂鬱

トウモロコシ(玉蜀黍、学名 Zea mays)は、イネ科の一年生植物。穀物として人間の食料や家畜の飼料となるほか、デンプン(コーンスターチ)や油、バイオエタノールの原料としても重要で、年間世界生産量は2009年に8億1700万トンに達する。世界三大穀物の一つ。

Wikipedia『トウモロコシ』より

トウモロコシは夏が旬、ということで、これからの季節、食卓に並べる人も多いでしょう。

炭水化物に加えて、ビタミンB1、B2などの栄養も豊富な、優れた食材です。

思い返してみると、子どものころにはおやつとしてよく食べていました。

トウモロコシは英語で corn ですが、先日『The Happiness Project』という本を読んでいたら、corn に[-y]を付けた corny という単語が出てきました。

へえ、そんな単語があるのかというのが、最初の印象。

その一節というのはこちら。

As corny as it sounds, I’ve always felt that from the moment we were introduced in the library during law school, when I was a first-year and he was a second-year, Jamie and I have had an extraordinary love

ありふれた話に聞こえるかもしれないが、私がいつも感じてきたのは、ジェイミーと私は、私が1年生で彼が2年生だったとき、ロースクールの図書館で紹介された瞬間から、すばらしい愛情を育んできたということだ。)

著者の Gretchen Rubin さんが、ご主人との出会いを振り返るシーンなのですが、ここでは corny という単語が否定的な意味で使われています。

corny

1)(くだけた話)<話・冗談などが>陳腐な、ありふれた

2)(くだけた話・けなして)<歌などが>感傷的な、センチな

3)トウモロコシ[小麦]の(豊富な)

『ウィズダム英和辞典』

世界の食卓に貢献するだけでなく、近年ではバイオエタノールとして自動車燃料などにも活用されているトウモロコシですが、思わぬところで悪役になっていたとは知りませんでした。

こんな扱いにめげずに頑張ってほしいものです。

 

 

Active な語彙力とは?

先日のエントリーで、9月末までにフィンランド語の基本単語1,000語をマスターするという目標を書きました。

語彙力というのは、このような数値によって学習者の習熟度(レベル)を客観的に示すことができる分野と言えます。

例えば、英語の語彙力を測定したい場合には、こんなウェブサービスを利用することもできます。

Test Your Vocabulary Online With VocabularySize.com – Free tools to measure your students’ word knowledge

[参考]英語の語彙サイズを測るウェブサイト『VocabularySize.com』 | Fragments

しかしここには一つ大きな落とし穴があります。

このようなテストで測定した語彙力というのは、あくまでリーディングやリスニングの際に理解できる力という意味であって、ライティングやスピーキングで自由に使える力という意味ではありません。

別の言い方をすると、それらの単語は必ずしも Active な単語ではないということです。

もちろん、意味を知っているすべての単語を Active にする必要はありません。(それは母語であっても無理なことです。)

ただしある言語を学び始めて最初に習得するような基本単語は、常に Active な状態にしておかないと、基本的なコミュニケーションすら困難になってしまいます。

それでは Active な単語力を身に付けるためには、どのようにすればよいのでしょうか?

先日読んだ『無理なく続く英語学習法』という本によると、Active な単語力を身に付けるためには、以下の3点がポイントになるとのこと。

  • スピードにこだわる
  • 回数を重ねる
  • 期間を空ける

以下、私のフィンランド学習の事例に則して、それぞれの項目を見ていきたいと思います。

 

スピードにこだわる

私の場合、普段の単語学習は iPhone のデジタル単語カードを使って、主に日本語を見ながらフィンランド語に直す練習をしています。

この際フィンランド語に直すことができたとしても、日本語を見てから数秒も考え込んでいるようでは、Active な単語とはいえません。

やや厳しいようですが、1〜2秒でフィンランド語に直せなかった単語は、不正解と同じ扱いにしています。

i暗記+ i暗記+
価格: 無料(記事公開時)
カテゴリ: 教育, 教育, ゲーム, 単語
App Storeで詳細を見る

 

回数を重ねる

先述のデジタル単語カードを使うと、不正解の単語だけを後から繰り返すこともできるので、非常に効率的です。

不正解の単語のストックには、即答できなかった単語も入ってきますが、それらも繰り返し練習することによって、日→フィンの変換スピードは確実に上がります。

 

期間を空ける

今のところは、週1回のペースで既習単語の総復習を行っています。

忘却曲線云々の理論に基づけば、もう少し効率的なペースがあるのかもしれませんが、教室が週1回あるので、それに合わせて単語をおさらいするのがちょうどよいという感じです。

ただし扱う単語の数がもっと増えてくれば、別の方法を考えなければならないでしょう。

 

まとめ

今回は書籍『無理なく続く英語学習法』より、Active な語彙力を身に付ける方法を紹介しました。

本書では、この他にも効率的に語学をすすめるための様々な方法が紹介されています。

タイトルこそ英語学習法ですが、その他の言語に応用できる内容も多いので、英語以外の言語を学習している人にもおすすめできる一冊です。

 

無理なく続く英語学習法
ジェイソン・ダーキー 古川 武士
日本実業出版社
売り上げランキング: 24,392

フィンランド語学習記 vol.80 − 頻度を表す副詞

photo credit: euno via photopin cc

前回のフィンランド語教室で、これまでに習った下記の単語を復習しました。

フィン
aina always いつも
usein often しばしば、よく
joskus sometimes ときどき
harvoin seldom まれに、めったに〜ない

 
これらは動詞の「頻度」を表すための副詞です。

より厳密には、weekly、monthly など一定の頻度を表す副詞に対して、不定の頻度を表す副詞と呼ばれています。

フィンランド語は原則ローマ字読みなので、usein は「ウセイン」と読みます。「ユーセイン」とか「ユースイン」ではないので注意が必要です。

頭ではわかっていても、英語っぽい綴りの単語が出てくると、ついつい英語風に読んでしまいそうになりますね。

これらの副詞を文の中に入れてみると、こんな感じに。

Sinulla on aina kiire.(あなたはいつも忙しい。)
Hänellä on usein kiire.(彼はしばしば忙しい。)
Pekalla on joskus kiire.(ペッカはときどき忙しい。)
Minulla on harvoin kiire.(私はめったに忙しくない。)

語彙の習得において、副詞というのは、名詞・動詞・形容詞に比べると、どうしても後回しになりがちです。

というのも、副詞がなくても、大抵の場合、最低限言いたいことというのは伝えることができるからです。

しかしそこから一歩進んで表現を豊かにしたり、文と文のつながりに配慮したりするとき、副詞は表現に欠かせないパーツとなります。

最近はコツコツと語彙を増やしていることもあり、このような副詞も含め、表現のためのパーツがかなり揃ってきたと感じています。

この先の具体的な目標は、9月末までに基本単語を中心に1,000語を覚えること。

果たして達成できるでしょうか?

音声入力もできる翻訳アプリ『Google 翻訳』

いつもお世話になっている「Google 翻訳」の iPhone アプリを紹介します。

「Google 翻訳」に関しては、以前こちらのエントリーでも紹介しました。

[参考]Google 翻訳の今と未来 − from Google I/O 2013 | Fragments

このアプリの使い方は非常にシンプル。さっそく見ていきましょう。

 

言語を選択する

まずはホーム画面から翻訳したい言語を選択しましょう。

左側が翻訳元、右側が翻訳先の言語です。言語名をタップすると、言語を選択する画面に移ります。

下記の例は日本語をフィンランド語に翻訳したい場合。

2013年7月現在、Google 翻訳は下記の71言語に対応しているとのこと。

対応言語
アイスランド語 アイルランド語 アフリカーンス語
アラビア語 アルバニア語 イタリア語
イディッシュ語 インドネシア語 ウェールズ語
ウクライナ語 エストニア語 エスペラント語
オランダ語 カタロニア語 ガリシア語
ギリシャ語 クロアチア語 スウェーデン語
スペイン語 スロバキア語 スロベニア語
スワヒリ語 セルビア語 タイ語
タガログ語 チェコ語 デンマーク語
ドイツ語 トルコ語 ノルウェー語
ハンガリー語 ヒンディー語 フィンランド語
フランス語 ブルガリア語 ベトナム語
ヘブライ語 ベラルーシ語 ペルシア語
ポーランド語 ボスニア語 ポルトガル語
マケドニア語 マルタ語 マレー語
ラトビア語 リトアニア語 ルーマニア語
ロシア語 英語 韓国語
中国語 日本語

 

アルファ版(テスト中の言語)
アゼルバイジャン語 アルメニア語 ウルドゥ語
カンナダ語 グジャラト語 クメール語
グルジア語 クレオール語(ハイチ) ジャワ語
セブアノ語 タミル語 テルグ語
バスク語 ベンガル語 マラーティー語
モン語 ラオ語 ラテン語

 

こうして見ると、ずいぶんマイナーな言語も含まれています。対応言語はこれからも増えていくそうなので、これからどんな言語が加わるのか楽しみですね。

 

翻訳したい文を入力する

続いて、入力窓に翻訳したい文を入力します。

入力の方法には、キーボードを使った直接入力と、マイクを使った音声入力の二種類があります。

直接入力の場合は、入力窓をタップすると、下記の入力画面に移ります。

音声入力の場合は、マイクのアイコンをタップすると、下記の録音画面に移ります。

すべての言語が音声入力に対応している訳ではありませんが、日本語には対応しているので、日本語→◯◯語の翻訳では音声入力が可能です。

また翻訳結果を表示する画面から、訳文を拡大したり、読み上げたりすることもできます。

訳文を拡大してみました。この機能は旅先などで使えるかもしれませんね。

 

その他の機能

英語の音声入力を行う場合は、下記のように地域を選択することができます。

英語のネイティブスピーカーなら、これを選択することによって音声入力の精度を上げることができるのかもしれません。

この他、中国語・スペイン語でも、地域選択ができるようになっています。

そのうち、日本語でも「東京/大阪/沖縄」などという選択ができるようになったら、おもしろいですね。

 

まとめ

以上、iPhone アプリの「Google 翻訳」を紹介しました。

実用目的で使うこともできますし、ちょっといじって遊んでみるだけでもおもしろいアプリだと思います。

 
Google 翻訳 Google 翻訳
価格: 無料(記事公開時)
カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 旅行
App Storeで詳細を見る

Múm「Green Grass Of Tunnel」

photo credit: Stuck in Customs via photopin cc

日々暑いので、涼しげな音楽を一曲。

Múm(ムーム)は、アイスランド出身のエレクトロニカバンド。

Green Grass Of Tunnel は、2002年にリリースされた彼らの二枚目のアルバム『Finally We Are No One』に収録されています。

歌詞はこちら。

Down from my ceiling drips great noise
It drips on my head through a hole in the roof

Behind these two hills here there’s a pool
And when I’m swimming
In through a tunnel, I shut my eyes

Inside their cabin I make sounds
In through the tubes I send this noise

Behind these two hills here, fall asleep
And when I float in green grass of tunnel
It flows back

Down from the ceiling drips great noise
It drips on my head through a hole in the roof

Behind these two hills here, there’s a pool
And when I’m swimming
In through a tunnel, I shut my eyes

天井の穴を通って頭の上に落ちる noise とは、いったい何を指しているのでしょう?

そのことが気になって、いろいろと考えてしまいます。

最近は気が付くと、彼らの曲を流している感じ。どこか遠いところへ連れて行かれるような、非日常な気分を味わうことができます。

暑い夏には、こんな曲もいかがでしょうか。

cialis viagra online accutane