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フィンランド語学習記 vol.56 − むむっと2〜3秒

フィンランド語教室23週目のレポート前編です。

この日はまず3月頃に習った内容の復習を行いました。

先生が既習の表現や文法事項を含んだ文をどんどん話していきます。

しかし、何を言っているか聞き取ることはできるものの、意味を理解するのにワンテンポ余分な時間がかかってしまいます。

Kenen tuo iso suomi-japani sanakirja on?

むむっ(2〜3秒)

あの大きなフィン・日辞書は誰のですか?

こちらが「むむっ」となっている間に次の文に移っていることもあるので、この時間を短縮したいのですが、なかなか一筋縄ではいきません。

Se on ehkä Pekan.

むむっ(2〜3秒)

それはたぶんペッカのです。

おそらくインプットが足りないのだろうな、ということは想像できるものの、ラジオを聞き流すほどの力はありませんので、教科書の音源CDを使ってシャドーイングの練習を取り入れてみようかと考えています。

シャドーイングというのは、音声を聞きながら、それに遅れないよう繰り返して発声するという、もともとは同時通訳者の基礎訓練に使われていた方法です。

いちいち「むむっ」となっていては同時通訳などできるはずもないので、スピードアップのためのよい練習になるかもしれません。

ものは試しです。

フィンランド語学習記 vol.55 − 分格のつくり方

フィンランド語教室22週目は、仕事の都合でお休みしてしまいました。

この週に扱った内容は「分格」のつくり方。

これがなかなか難しく、参考書を読みながら独学で理解するのにかなり苦労しました。

頭を整理するため、以下に理解した内容をまとめてみたいと思います。

 

1)分格とは?

フィンランド語の「分格」とは、おもに日本語の「〜を」に当たる語形変化の形です。例えば、こんなイメージ。

[主格]kukka(花は)
[分格]kukkaa(花を)

これだけだと英語の代名詞の目的格に似ていますが、フィンランド語の分格にはより幅広い用法があり、様々な表現で使われます。

すべてを見ていくことはできないので、まずは骨子となる部分を理解したいと思います。

また分格には、単数と複数の形がありますが、今回は単数に絞って見ていきます。

 

2)数詞+分格

2以上の数詞の後ろに置く名詞は分格の形になります。

yksi talo(1軒の家)
kaksi taloa(2軒の家)
*yksi(1)、kaksi(2)

「なぜ2以上だと分格になるのか?」は気になるところですが、はっきりとした答えは見つかりませんでした。ここで考えていても仕方ないので、次にすすみます。

 

3)分格のつくり方

単数主格(辞書形)の形によって、分格のつくり方は変わります。以下に見ていきましょう。

 

3ー1)一つの母音で終わる語

語尾に[-a/-ä]を付けます。このパターンが一番多いようなので、これを基本形として覚えておくようにします。

talo ⇒ taloa
päivä ⇒ päivää

*もとの単語に[a, u, o]が含まれていれば[-a]、含まれていなければ[-ä]を付けます。

 

3ー2)二つの母音で終わる語(長母音、二重母音)

語尾に[-ta/-tä]を付けます。

radio ⇒ radiota
puu ⇒ puuta
tie ⇒ tie

*もとの単語に[a, u, o]が含まれていれば[-ta]、含まれていなければ[-tä]を付けます。

 

3ー3)[i]で終わる語

おもに、語尾の[i]を落として[-ta/-tä]を付ける語と[i]を[e]に変えて[-a/-ä]を付ける語があります。

kieli ⇒ kiel
suomi ⇒ suomea

この違いについては、まずは下の表をご覧ください。

kieli ⇒[子音語幹]kiel ⇒ kiel
kieli ⇒[母音語幹]kiele ⇒ ×
suomi ⇒[子音語幹]×
suomi ⇒[母音語幹]suome ⇒ suomea

 

子音で終わる子音語幹を持つ語は、子音語幹に[-ta/-tä]を付けます。

子音語幹を持たず、母音語幹が一つの母音で終わる語は、母音語幹に[-a/-ä]を付けます。(これは3ー1のルールと同じ)

<子音語幹/母音語幹とは?>
ある単語の語幹をもとめるとき、母音で終わる母音語幹と子音で終わる子音語幹の2種類があります。上の例で言うと、kieli は子音語幹と母音語幹の両方を持っているのに対して、suomi は母音語幹しか持っていません。

ただし!

語尾が[-si]で終わる語は[-si]を[-te]に変えて、[e]を落として[-ta/-tä]を付けます。

vesi ⇒ vet

 

3ー4)子音で終わる語

子音で終わる語は、だいたい語尾に[-ta/-tä]を付けます。

mies ⇒ mies

ただし!

語尾が[-nen]で終わる語は[-nen]を[-s]に変えて[-ta/-tä]を付けます。

nainen ⇒ naista

この他にも例外はあるようですが、枝葉に入りすぎるため、今回は省略いたします。

 

3ー5)[e]で終わる語(母音語幹が[ee]で終わる語)

語尾に[-tta/-ttä]を付けます。

kappale ⇒ kappaletta
pääte ⇒ päätettä

ただし!

tee のようにもともと二つの母音の語は「3ー2」のルールが適用され、語尾に[-ta/-tä]を付けて teetä となります。

 

4)まとめ

ここまでのポイントをまとめると以下のようになります。

  • 分格は、日本語の「〜を」に当たる語形変化の形である。
  • 2以上の数詞の後ろに置く名詞は分格の形になる。
  • 分格をつくる際には、語尾に[-a/-ä]を付ける語、[-ta/-tä]を付ける語、[-tta/-ttä]を付ける語の3種類があり、その中では[-a/-ä]を付ける語の数がもっとも多い。

ここまで覚えるのもなかなか大変ですが、この先はさらに日本語の「〜を」に当たる格には「分格」のほかに「対格」という形もあります、という話につながってまいります。

to be continued…

[本稿の参考文献]
Suomea Suomeksi(SKS)
フィンランド語文法ハンドブック(白水社)
クラスメイトのノート

 

フィンランド語文法ハンドブック
吉田 欣吾
白水社
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フィンランド語の単語を紹介するブログ『Finnish Word of the Day』

photo credit: MikeAncient via photopin cc

今回は Finnish Word of the Day というブログを紹介します。

Finnish Word of the Day | Learning Finnish, one word and one day at a time

このブログはその名の通り、1日1つフィンランド語の単語や表現を紹介するというもの。

紹介ページによると、管理人の方はアメリカ出身で、現在はヘルシンキでフィンランド語を学んでいるそうです。

手書き風のデザインが楽しいこのブログ、ユニークなのはその単語が使われている街中の看板などの写真を掲載していること。

その単語がフィンランドで実際にどのように使われているのか、読者とイメージが共有できる面白いアイディアだと思います。

なお4/23の単語は uutuus でした。[u]が4つもあるこの単語は「新しさ」という意味のようです。uusi(新しい)の名詞形ですね。

uutuus | Finnish Word of the Day

フィンランド語を学習している方は、RSSリーダーやツイッターで更新情報を追いかけてみてはいかがでしょうか。

生まれ来る意味、変わりゆく言葉

photo credit: andrewbasterfield via photopin cc

「言葉は生き物である」とはよく言われることで、この世界には日々新しい言葉が生み出されています。

そういった新語は、通常ある程度広く使われるようになったところで辞書の中に取り入れられます。オンライン辞書ではそのスピードはより速くなるでしょう。

また新語ではなく、既存の単語に新しい用法が追加されるというのもよくあること。

オンライン辞書で基本単語を検索してみると、ときどき思いがけない発見をすることがあります。

例えば「英辞郎」で like を調べてみるとこんな用法が。

【名】
〔フェイスブックの〕いいね!◆【参考】Facebook
・Thank you for all the likes on Facebook. : フェイスブックでたくさんいいね!してくれてありがとう。

【他動】
〔フェイスブックで〕いいね!する◆【参考】Facebook
・I liked your picture earlier on Facebook. : さっきフェイスブックであなたの写真いいね!したよ。

Facebook の「いいね!」が英和辞書にも登場していました。名詞としても動詞としても使えるようです!

英語圏ではどうなのかと思い、Wiktionary を検索してみると、こちらにものっていました。

(Internet, transitive) To show support for, or approval of, something posted on the Internet by marking it with a vote.

I liked my friend’s last status on Facebook.
I can’t stand Bloggs’ tomato ketchup, but I liked it on Facebook so I could enter a competition.

この用法では like のもとの意味から逸脱している訳ではありません。しかしこのような基本単語にも新しい意味の項目が立つというのはおもしろい現象ですし、言葉が細胞のように日々生まれ変わっていることの証左なのではないでしょうか。

 

英会話における filler(つなぎ言葉)について

私の仕事では、ときどき人前で話をする機会があります。その際に気を付けているのが、できるだけ「えー」と言わないこと

(例)えー、それでは説明を始めます。

私の感覚では、話し上手な人は会話の中の「えー」が少ないと思います。NHKのニュースなどを見ていても、話のプロであるアナウンサーはほとんど「えー」ということはありません。

緊張したり、話の展開に迷ったりすると、無意識のうちに言ってしまうこともありますが、これが多すぎると聞いている方が疲れてしまいます。

人前で話をする機会が多い方は、このような「つなぎ言葉」について気を使うこともあるのではないでしょうか。

ところで、これが英会話となるとどうでしょう? よほどの上級者でない限り、立て板に水で話すことはできないでしょうから、ついつい「えー」を多用してしまうこともあるでしょう。

しかし「えー」はもちろん英語ではないため、英語のネイティブスピーカーからするとずいぶん違和感を覚えることもあるようです。

そこで、そんなときに使える英語の filler(つなぎ言葉)をまとめてみました。

  • I mean…
  • let me see…
  • let’s see…
  • like…
  • uh…
  • so…
  • well…
  • you know…

英語を話していて、ついつい「えー」と言ってしまう人は、まず一つでも二つでもお気に入りの filler を決めて、意識して使ってみるとよいと思います。

ただし日本語の「えー」と同じく、乱用すると聞き苦しくなるので注意が必要でしょう。

全ての文に you know を投入する「知ってるよね」お兄さんや、全ての文頭に actually を投入する「実質」お兄さんに出会ったことがありますが、ここまで来るとつなぎ言葉というより一種の癖のように聞こえてしまいます。

filler はほどほどに、話に詰まった場面で使うのがおすすめです。

フィンランド語学習記 vol.54 − 森にあるもの

photo credit: rlanvin via photopin cc

『ワンテーマ指さし会話 フィンランド×森』というポケットサイズの本を読みました。

フィンランドの森に関するエッセイと日常のフィンランド語をまとめたコンパクトな一冊です。

フィンランドの人にとって、森がいかに大切な場所であるのか、様々な切り口から紹介しています。

フィンランドは、その国土のおよそ70%が森で占められている。そして530万人ほどの人口のうち、2ヘクタール以上の森を所有している人が70万人以上もいる。また森の面積は年々広くなっているのだそうだ。森が、木が、増えているのだ。

『ワンテーマ指さし会話 フィンランド×森』P.16

今の時代に森の面積が年々広くなっているというのはすごいですね。

この本を読んで、フィンランド人と日本人の自然観は似ているなとも思いました。

それでは本書より、森と自然に関する単語を紹介してみましょう。

フィン
metsä
kasvi
kukka
puu
järvi
joki
kallio
vuori
meri
lumi
jääpuikko つらら
sammal/jäkälä

 

フィンランド語で「森」は metsä(メッツァ)。この単語はフィンランド語教室のかなり初期に習いました。メッツァという語感が好きです。

「花」の kukka(クッカ)や「木」の puu(プー)は何だかかわいらしい響き。

「つらら」を意味する jääpuikko(ヤープイッコ)を分解してみると、jää は「氷」、puikko は「棒」の意味。つらら=氷の棒なんですね。

それからフィンランドの森には動物もたくさんいるよう。

フィン
peura シカ
hirvi ヘラジカ
jänis 野ウサギ
kettu キツネ
orava リス
karhu クマ

 

「クマ」は karhu(カルフ)、「シロクマ」は jääkarhu(ヤーカルフ)です。

先ほども出てきた jää は「氷」の意味なので、シロクマ=氷クマなんですね。

以上、今回はフィンランドの森と自然にまつわる単語をまとめてみました。

冒頭紹介した『ワンテーマ指さし会話 フィンランド×森』には、美しい自然の写真も多数のっており、フィンランドの森に行きたい!という気持ちにさせられます。

国立公園の紹介などもありますので、フィンランドを訪れる予定のある方は、ぜひ手に取ってみてください。

 

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