フィンランド語学習記 vol.7 − sisu と ko の話
フィンランド語教室3週目のレポート。
本日はフィンランド人の先生の回。
授業前の雑談の後に「Sisu」という名前のフィンランドの飴(?)をみなでいただきました。
sisu というのは、フィンランド魂というような意味で、根性とか決断力という含意もあるとのこと。
一部にはまずい飴(?)として知られているらしく、根性や決断力がないと口に入れられないような味なのか?とやや緊張するも、なめてみるとミント風の味。
箱をよく見るとキシリトールと書いてありました。食感はふにゃふにゃで歯にへばりつく感じ。
まずくはないものの、すすんで食べたいほどでもないでしょうか??
Sisu はこんなパッケージに入ってます。Sisu ではなく Gifu に見えるのは、フラクトゥールという古い書体をロゴに使っているため。
それはさておき、
本日の授業では、様々な「疑問文」「否定文」「否定疑問文」などを学んでいきます。ペースが早く、新出単語もどんどん出てくるのでついていくのが大変。
そろそろ復習をきちんとしていかないと、ずるずると置いて行かれることになりそうです。気を引き締めて行きましょう。
今日、面白かったのは疑問文に付ける[-ko]の話。
Sinä olet Aki.(あなたはアキです)
Oletko sinä Aki?(あなたはアキですか?)
フィンランド語では疑問文を作るときに単語の末尾に[-ko]を付けます。
この[-ko]は動詞の末尾だけでなく、人の名前など名詞の末尾に付けてもよいとのこと。
Youkoko?(ようこですか?)
「こ」で終わる日本人女性の名前は多いので、こういう場合の語感が面白いという話が出ていました。
しかし考えてみると日本語の「か」も同じような使い方ができますね。
ようこか?
形容詞にも付けられます。
一見全く異なるように見える言語にこんな共通点があるとは面白いですね。
その後、先生が日本語に翻訳したフィンランドの絵本を何冊か紹介していただき、本日の授業は終了。
その中で『ぶた』というタイトルの絵本がぜひ読んでみたくなりました。アマゾンでも取り扱いがあるようです。
ちなみにフィンランド語で「ぶた」は sika と言うそうです。それでは「鹿」は何と言うのだろう?と思って調べてみたら hirvi でした。
なお冒頭で触れた sisu はフィンランド魂または飴の名前ということですが、ひっくり返した susi は「オオカミ」の意味になるそうです。これはまた不思議。