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『あたらしい書斎』いしたにまさき著

Study

いしたにまさきさんの「あたらしい書斎」という本を読みました。

書斎という響きには昔からあこがれがあります。本好きなら一度は理想の書斎について考えたことがあるのではないでしょうか。

本書は単に書斎の外観やデザインを取り上げるだけではなく、そこでの知的生産のあり方をさまざまな視点から論じています。

いしたにさんによると書斎に必要な機能は3点。

  • 「こもる」ための空間
  • 集中の「スイッチを入れる」ための装置
  • 学びや思索の「質を高める」ための本と本棚

書斎というと贅沢なイメージもありますが、著者は明治時代に建てられた「一畳敷」という書斎に習って、リビングの片隅に一畳の書斎スペースを作る方法も紹介しています。

実際、見た目ばかり立派な書斎を作っても、それを何にどう役立てるのかという視点がなければ、宝の持ち腐れになってしまうことでしょう。

この本でおもしろいと思ったのは、第3章の「開かれた書斎」というコンセプトです。

書斎というのは、歴史的に見れば、周囲から隔絶して自分一人の世界に没頭するための空間でした。しかし現代の書斎では、机の中心にあるのはおそらくPCであり、インターネットによってどこまでも外部につながっています。

そのため書斎を拠点として、ソーシャルメディアやクラウドツールを活用するということも、現代の書斎を考える上では必要な視点となってきます。

またこの章では、ブログでアウトプットをすることにより、様々な情報交換を行い、人とのつながりをつくるメリットにも触れられています。著者によると、ブログを初めても記事の数が300〜500くらいになるまでは、準備期間だと思って地道に活動するのがよいとのこと。

 

そしてこの本の最後に紹介されているのが「三鷹天命反転住宅」という聞き慣れない名前の建築物です。

三鷹天命反転住宅

これは美術家の荒川修作さんと、そのパートナーのマドリン・ギンズさんという方が設計した共同住宅で、ゲストルームにショートステイをすることもできるようです。

ウェブサイトを見てもらうとわかりますが、たいへんカラフルな色彩と刺激的なデザイン(球形の部屋があったりする)で、こんなところで暮らしたらどんな感じだろう?と思ってしまいます。

この本を読み終わって、自分の日常空間のデザインをもっときちんとしてみたいという欲求が湧いてきました。まずは机回りの見直しくらいから始めたいと思います。

 

あたらしい書斎
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『スフィンクスか、ロボットか』レーナ・クルーン著

フィンランド語のクラスで先生がすすめてくれたレーナ・クルーン著「スフィンクスか、ロボットか」という本を読みました。

スフィンクスか、ロボットか (はじめて出逢う世界のおはなし)

一冊の中に「スフィンクスか、ロボットか」「太陽の子どもたち」「明かりのもとで」という3編が収録されています。

表題作「スフィンクスか、ロボットか」はリディアという女の子が、ちょっと風変わりなお父さんやスレヴィという友達とこの世界の成り立ちについて様々な対話をしながら進んで行く、SF的・哲学的(?)な物語。

いやSF的とか哲学的という言葉を使ったものの、正直に言ってどんな形容詞がふさわしいのかよくわからない不思議な小説です。

物語の中には、かきまぜていると渦巻きが発生して飲み込まれてしまうスープや、庭ごと空中に浮かび上がる家など、奇想天外なエピソードがたくさん出てきます。

「太陽の子どもたち」では、スミレという女の子が、花屋のお使いで様々な人たちに花を届けます。その過程でかいま見る大人の世界を子どもの視点から描いています。

「明かりのもとで」は、ルスという女の子を中心に小さな村の暮らしを描いています。子どもたちは学校でクラスメイトの病気を通して人の生死を学んだり、45年後の2,000年を想像しながら未来の夢を語ったり。

3編を通して強く印象に残るのは子どもたちのまなざしです。私たちが、子どもの頃どういう風にこの世界を見ていたのか、深く眠っていた記憶をこれらの物語が呼び起こしてくれるようです。

そして当たり前のように受け取っているこの世界の現実を、もっと豊かなものとして受け取るためのきっかけを与えてくれます。どこかなつかしい場所に連れて行ってくれるこの小説、おすすめです。

 

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