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日々のこと

ひっからずに、さらさらと

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さらさら

  1. 停滞すること無く、流れるように進んでいく様子。
  2. 細かい粒状(細い線状)のものが、よくかわいていて、粘ったりくっついたりしない様子。

「新明解国語辞典 第七版」

早いもので、鎌倉に引っ越してきてもうすぐ半年になります。

鎌倉でお気に入りの場所の一つは、家から歩いて20分くらいのところにある円覚寺というお寺。

散歩も兼ねて、休みの日に時々訪ねて行きます。

そのときの楽しみの一つが拝観券の裏にのっている「禅のこころ」というタイトルの短い文章。

原稿用紙一枚分くらいの分量で、ちょっとほっこりとするような内容が書いてあります。

前回訪問時の拝観券には、こんな文章がのっていました。

さらさらと

世界は広い。小さいことに

何もくよくよすることはないのです。

何にもひっかからずに、サラサラと

することがさとりなのです。

(中略)

天気には、洗濯物を干せばいい。

雨が降ったら、本でも読もう。

さとりとは、

ひっかからずに、さらさらと。

さとりとは、ひっかからずに、さらさらと。

そんな風にすいすいとこの世の中を渡っていくことができたら、素晴らしいことですね。

首痛対策にノートパソコン用の机上台のすすめ

photo credit: My Glass via photopin (license)

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最近、このブログを書いているときに困っているのが首の痛み。

今は MacBook Air を使っているのですが、ノートパソコンだとどうしてもディスプレイを見下ろす形になってしまい、首に負担がかかってしまいます。

とはいえ、ディスプレイを適切な高さに上げようとすると、今度はキーボードの位置が不自然に高くなってしまいます。

キーボードの位置はそのままに、ディスプレイの高さを上げるのが理想ですが、接合部を分離する訳にもいきません。

さてどうしたものかと思っていたのですが、先日よいアイディアを思い付きました。

それはノートパソコンを机上台の上に置いて、ワイヤレスのキーボードをその下に置くというもの。

机上台は Amazon でハイタイプ(高さ16cm)のものを購入。

 

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たまたま使っていないワイヤレスキーボードがあったので、それを引っ張り出して、接続してみたらとてもよい感じになりました。

顔は正面(やや下)を見ながら、手元に置いたキーボードを操作できるので、意識すればずっとよい姿勢をキープすることができます。

なぜもっと早く導入しなかったのだろうと後悔するくらい快適になりました。

同様の悩みをお持ちの方にはおすすめの方法。ぜひお試しください。

「北光社」の思い出と「北書店」訪問記

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新潟の本好きの人にとって「北光社」という名前には特別な響きがあるのではないでしょうか。

北光社というのは、新潟の古町という繁華街の一角にあって、残念ながら2010年の冬に閉店してしまった老舗書店の名前。

子どもの頃には、新潟駅前からバスに乗って古町へ行き、いくつかのお店とともに北光社に行くのが楽しみでした。

当時は書店に行くというのが最大のエンターテインメント。本棚を見ているだけで、一日飽きずに過ごすことができます。

新潟市街には紀伊国屋書店という大型書店もあるのですが、北光社には他の書店にはない大人の魅力があったように思います。

また棚にも一つ面白い特徴があって、それは文庫の棚が作家ごとになっているということ。

大型書店などの棚を思い浮かべてもらうとわかると思うのですが、普通、書店の文庫棚というのは「岩波文庫」「新潮文庫」「文春文庫」など、出版社ごとに分けられています。

北光社では、異なる出版社の本も作家ごとにまとめて並べてあるので、好きな作家の作品を漏れなくチェックすることができました。

今思うとあの陳列は大変だったに違いないと思うのですが、当時の自分にとっては北光社へ行く大きな理由の一つになっていました。

そんな思い出のある北光社も、残念ながら2010年に閉店してしまいます。

その最後の店長であった方が、北光社の閉店後に「北書店」という新しい個人書店を開いていると聞いて、ぜひ一度行かなければ!と思っていたのですが、なかなか機会もなく。今回ようやく実現しました。

友達に車を出してもらい、新新バイパスから、桜木インターで降りて、白山公園の前を通って、新潟市役所の前へ。

(このあたり地元の人しかわからない情報ですみません。)

市役所の向かい、大学病院も向こうに見えるマンションの1階に北書店はありました。車を市役所の駐車場に停めて、歩いていきます。

それほど大きくない店内は、郷土本のコーナー、本や書店に関する本のコーナー、詩集のコーナーなど、いくつかのコーナーに分かれていて、置いてある本の趣味があまりにも自分にぴったりなのでびっくり。

そして『うらおもて人生録』のような、自分が愛してやまない本が、さりげなく面陳してあるという。。。そんなディテールにも感動!

わざわざ県外から見に来る人もいると聞いて「さもありなん」と思います。

そして自分ももちろん何か買って帰ろうと思い、二冊をチョイス。

どちらも普通の街の書店ではなかなか見つけることのできない、小さな出版社の本です。

 

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短い時間の滞在でしたが、とても素敵な時間を過ごすことができました。また来ます!

それは遅れてやってくる

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コーヒーを買うときには、お店で豆を挽いてもらうというのが、これまでのパターン。

しかし先日実家に帰った際に、挽いていないコーヒー豆とコーヒーミルが置いてあったので、初めて自分でコーヒーの豆を挽いて、コーヒーをいれてみました。

もともとそんなにコーヒーにこだわりを持っていた訳でもないですし、味オンチなので、そのときは「ふーん、こんなものか」と思い、取り立てて味の違いは感じず。

ところが、その日の夜、ふとコーヒーの味を思い出して「もしかしてあれはすごくおいしかったのでは?」という気持ちが唐突に訪れました。

考えてみると、自分が何かを好きになるときというのは、いつもこんな感じで感動が遅れてやってくるのです。

一目惚れならぬ時間差惚れという感じ。

念のため、翌日再度自分でコーヒーの豆を挽いて、コーヒーをいれてみると「これはおいしい!」と再認識。

さっそく自分でもコーヒーミルを購入することにしました。

それにしても、感動というのはなぜこんな風にいつも遅れてやってくるのでしょう。

これは自分だけのことなのか、他の人も似たような経験をしているのか。。。果たして??

降り積もる雪と眠る男

先日の日曜日、ふと図書館に行きたくなって、お昼過ぎに鎌倉市の中央図書館へ行ってみることにしました。

横須賀線に乗って、鎌倉駅で降りて、西口から御成小学校の方へ。学校を通り過ぎ、細い路地に入って、少し歩いたところに中央図書館はありました。

中央図書館とは言っても、とても小さな古い図書館。しかし日曜日だったこともあり、館内はそれなりに人で賑わっていました。

考えてみると、図書館という空間に足を踏み入れること自体がとても久しぶり。

本好きな人たちのたたずまいに、ゆっくりと流れる時間が重なって、図書館ってこんなに癒される空間だったんだということを再認識。

しばらくはぶらぶらと棚を見ていて、何となく立ち止まったのが詩集のコーナー。

鎌倉にも縁のある詩人・田村隆一さんの詩集を読んで、午後の時間を過ごすことにしました。

これまでほとんど読んだことはなかったのですが、この日の気分にはぴったりで、いつのまにか詩の世界に引き込まれていきます。

何冊か読んで、その日一番印象に残ったのが、詩集『新世界より』のこんな一篇。

新しい雪の中の肉体

古い雪が消えて

新しい雪がふりはじめるまで

おれは枯葉のベッドで眠っているふりをする

死んだふりをしているのは

さすがに飽きた

ほんものの死者が年ごとに増えてくると

骨の思い出だけで日が暮れる

死せる者は幸せだ いつまでたっても

歳をとらない

おれが嫉妬にかられるのは

そんな時だけ

降り積もる雪と眠る男。

真夏の一日に、そんな季節外れのイメージが頭の中を通り過ぎてゆきます。

「死んだふりをしているのは さすがに飽きた」そんな言葉をリフレインしながら、図書館を後にし、近くのカフェでコーヒーを飲むことにしました。

立秋

まだまだ暑い日が続いていますが、暦の上では今日8月8日は立秋。

りっしゅう【立秋】

二十四(節)気の一。陽暦八月八日ごろ。暦の上で、秋が始まるとされる日。

「新明解国語辞典 第七版」

秋が始まるとは言っても、現代の日本でこの時期に秋の気配を感じることはあまりないでしょう。

ただ立秋というのは夏から秋への境目でもあるとともに、一年のうちで一番暑い日であるとも言われています。

本当にそうかどうかはわからなくても、本日を暑さの頂点として、明日からは少しずつ秋へ向かっていくと思えば、何だか寂しい気持ちになるから不思議なもの。

セミの鳴き声に耳を澄ませたり、海へ出かけたり、冷やし中華を食べたり、残り少ない盛夏を今のうちに楽しんでおきましょう。

なお暑中見舞いを出すことができるのは本日まで。明日からは残暑見舞いとなるのだそうです。

これからは、町歩きの最中にちょっとした秋の気配を探してみるのもおもしろいのかもしれません。

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