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英語

long-tongued

自分の舌が長いか短いかって考えたことはありますか?

舌が長い人は人からこんな風に思われているかもしれません。

long-tongued

ADJECTIVE

  1. Talkative, loquacious, especially excessively so; prone to speaking out of turn or revealing secrets.
  2. Of an animal: having a long tongue.

Oxford Advanced Learner’s Dictionary

long-tongued は「おしゃべり」の意味。

単に話好きというだけでなく口が軽いという含みもあります。

舌が長いというだけで、そんな風に思われてしまうとしたら心外ですよね。

これは英語だけの話ではなく、日本語にもこのような表現があります。

ちょうこうぜつ[長広舌](名)〔本来は「広長舌」〕

〔文〕ながながとした〈弁舌/話〉。

「ーをふるう」

「三省堂国語辞典 第七版」

日本語の場合は長さだけでなく広さも問題に。

舌が長いということは、どの言語においても共通におしゃべりなイメージなのでしょうか?

それとも探してみれば「舌が長い=話し下手(舌がもつれて上手く話せない)」のような表現を持つ言語もあるのでしょうか?

ちょっと調べてみたいテーマです。

until と till のちょっとした話

Oxford Dictionaries のサイトで till という単語を調べたら、意味や解説と合わせてこんな解説動画が見られるようになっていました。

動画のテーマは until と till の違いや関係性について。

例えば “Until recently, 〜” のように文頭に置くときは till ではなく until を使うという指摘には「なるほど!」と思いました。言われてみるとたしかに “Till recently, 〜” のような表現は見たことがありません。

また驚いたのは until と till が違う語源の単語であるということ。

until

Origin

Middle English: from Old Norse und ‘as far as’ + till (the sense thus duplicated).

Oxford Dictionaries

till

Origin

Old English til, of Germanic origin; related to Old Norse til ‘to’, also ultimately to till.

Oxford Dictionaries

until は古ノルド語で as far as を意味する und に由来し、すでに英語に存在していた till と合わさって、until という語が生まれたとのこと。

until の短縮形が till というような単純な話ではないんですね。

まさに単語に歴史ありと感じさせてくれる面白いエピソードなのでシェアしておきます。

choir

chorus

NOUN

A part of a song which is repeated after each verse.

Oxford Dictionaries

choir

NOUN

An organized group of singers, especially one that takes part in church services or performs in public.

Oxford Dictionaries

chorus は「合唱」、choir は「聖歌隊」を意味する英単語。

お互いによく似た単語ですが、発音はずいぶん異なります。

chorus はともかく、choir の発音がわかる人はかなりの英語通かもしれません。発音記号はこんな感じです。

chorus /ˈkɔːrəs/

choir /ˈkwʌɪə/

choir の /w/ の音はどこからやってきたのでしょう?

Oxford Dictionaries のサイトには語源の説明も出ていました。

Origin

Middle English quer, quere, from Old French quer, from Latin chorus (see chorus). The spelling change in the 17th century was due to association with Latin chorus and modern French choeur.

これによると、choir は次のような流れで現代英語に入ってきたようです。

Latin
(ラテン語)
chorus
Old French
(古フランス語)
quer
Middle English
(中英語)
quer, quere
Modern English
(近代英語)
choir

 

最後の quer, quere → choir の変化がずいぶん急ですね。

これはさきほどの Oxford Dictionaries の説明によれば、ラテン語(chorus)やフランス語(choeur)の影響で綴りが変化した結果とのこと。

ただ choir /ˈkwʌɪə/ の /w/ の音がどこからやってきたのかはわからずじまい。いろいろと謎の多い英単語ではあります。

ナワトル語に由来する英単語 − from Merriam-Webster

昨日の記事に chocolate という単語がアステカ民族の古典ナワトル語に由来するという話を書きました。

北欧のチョコレート

その際に参照したのが Merriam-Webster のこちらの記事。

Nahuatl is the language that was spoken by the majority of the inhabitants of central Mexico at the time of the Spanish conquest. It is still spoken today by more than a million Nahua people. It was the language of the powerful Aztecs, whose culture dominated the region for centuries. Because Nahuatl was written using Spanish orthography beginning in the 1500s, it is easy to trace the words that have been absorbed into English in the ensuing centuries, words that describe the plants, animals, and food of the New World.

ナワトル語はスペインによる征服の時代に中央メキシコの大多数の住民が話していた言語です。 ナワトル語は今日でも100万人以上のナワ族の人々が話しています。 ナワトル語は権勢を誇ったアステカ人の言葉であり、その文化はこの地域を何世紀も支配しました。ナワトル語は1500年代の初めからスペイン語の正書法で書かれていたので、その後の世紀に英語に吸収された言葉 − 新世界の植物・動物・食物を言い表す言葉 − を突き止めることは難しくありません。

8 Words from Nahuatl, the Language of the Aztecs | Merriam-Webster

この記事にはナワトル語起源の英単語として次の8つが挙げられています。

  • chocolate
  • coyote
  • avocado
  • tomato
  • chili
  • ocelot
  • axolotl
  • chipotle

チョコレートだけではなく、アボカドやトマトもナワトル語に由来する言葉なんですね。

ということはつまり、現代日本語の中にもナワトル語に由来する言葉がいくつか存在するということ。

地理的にも時間的にも遠く離れたアステカ民族の言葉が、現代日本の暮らしの中に入り込んでいるというのは改めて考えてみるとすごく不思議なことだと思います。

might is right

『日本国語大辞典』には古今の様々な文学作品からの引用が各見出し語の用例として掲載されています。

先日、何気なく辞書を眺めていたら漱石の『坊ちゃん』のこんな一節が目にとまりました。

きょうしゃ【強者】

〘名〙 つよい者。剛者。↔弱者。

*坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉四

「山嵐は might is right といふ英語を引いて説諭を加へたが、何だか要領を得ないから、聞き返して見たら強者の権利と云ふ意味ださうだ」
〔戦国策 − 趙策・孝成王〕

「精選版 日本国語大辞典」

国語辞典の中にふいに might is right という英語のフレーズが登場。

might という英単語にはよく知られた助動詞の他に、名詞としての用法もあったはず。念のため辞書で確認してみました。

might

1(強い)力;権力;勢力

Might is [makes] right.
(ことわざ)力は正義;「勝てば官軍」

「ウィズダム英和辞典 第3版」

タイムリーにさきほどの might is right が登場。

なるほど。「勝てば官軍」というニュアンスの表現なんですね。英語では might と right がきれいに韻を踏んでいるので、より印象に残る表現になっています。

ある意味、人間社会の本質を突いているこの格言。日本語と英語以外の言語にも同様の表現があるのでしょうか?

 
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speleology

人間なら誰でも怖いものの一つや二つはあるでしょう。

高いところが怖い人、狭いところが怖い人、とんがったものが怖い人。

自分の場合は何だろう?と考えてみると、洞窟のような場所が怖いということに思い当たりました。

もちろん日常生活で洞窟を訪れることはありませんが、車や電車でトンネルを通るだけでもドキドキすることがあります。

今この瞬間に崩れ落ちたら、、、と想像してしまうんですね。

しかしこの広い世の中には、そんな洞窟に並々ならぬ情熱を注いでいる人もいるらしいのです。

辞書を眺めていたらこんな単語を見つけました。

speleology

NOUN

The study or exploration of caves.

Oxford Dictionaries

speleology は「洞窟学(洞穴学)」の意味。洞窟学とはその名の通り洞窟を研究する学問のこと。

洞窟学者を表す speleologist という単語もあります。

そういう単語があるということは、この世界には少なくとも何人かの speleologist がいること。もしお会いする機会があれば「どういうきっかけで speleologist になったのですか?」と聞いてみたいところです。

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