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アルファベットの小さなしっぽ

ポーランド語のアルファベットを初めて見たときに、ぱっと目が行くのは次の文字でしょう。

Ą ą Ę ę

馴染みのある[A a]と[E e]からにょろっと伸びる謎のフック。思わず洗濯物を吊り下げたくなってしまいます。

[Ą ą]の発音記号は /ɔ̃/。カタカナ表記をすれば「オン」に近い音。

[Ę ę]の発音記号は /ɛ̃/。カタカナ表記をすれば「エン」に近い音。

このにょろっとした記号にはオゴネク(ogonek)という名前が付いているようです。

ogonek の意味を Wiktionary で調べてみると、次のように出ていました。

ogonek

  1. Diminutive of ogon, a little tail
  2. queue
  3. ogonek (diacritical mark)

「Wiktionary」

ogonek はポーランド語で「小さなしっぽ」の意味。

このしっぽは[a e]以外の母音にも付けることができます。

Ą ą Ę ę Į į Ǫ ǫ Ų ų

並べてみると、ちょっと可愛らしくもありますね。

ポーランド語とフィンランド語のアルファベット順の違いについて

photo credit: book via photopin (license)

photo credit: book via photopin (license)

ポーランド旅行のおみやげに買ってきた英語・ポーランド語辞書を眺めていて気付いたことを一つ。

まずはポーランド語とフィンランド語のアルファベットを並べてみましょう。

ポーランド語 a ą b c ć d e ę f g h i j k l ł m n ń o ó p r s ś t u w y z ź ż
フィンランド語 a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z å ä ö

 

ポーランド語のアルファベットは32文字、フィンランド語のアルファベットは29文字。

この両言語の「アルファベット順」には一つ大きな違いがあります。

それはダイアクリティカルマーク付き文字(ą ć ę ł ń ó ś ź ż å ä ö)の場所。

ポーランド語では[a ą][s ś]という順番で並べているのに対して、フィンランド語では[å ä ö]をまとめて最後に置いています。

このルールは辞書の単語の配列にも反映されています。

ポーランド語の辞書で śniadanie(朝食)という単語を引きたければ、[s]のすぐ後にある[ś]の項を探します。

一方、フィンランド語の辞書で äiti(お母さん)という単語を引きたければ、[a]のすぐ後ではなく、巻末近くにある[ä]の項を探さなければなりません。

正直、フィンランド語のこの感覚にはいつまでたっても慣れることがありません。

実際のところ、フィンランド語で一文字目に[ä ö]が来る単語は少ないのですが、二文字目以降に[ä ö]が来る単語は多いです。

例えば käsi(手)という単語を引きたいとき、

うっかり ka と探しそうになって「違う! kä だから ky の後だ!」などということは日常茶飯事。

ポーランド語の辞書でも同じ問題は起こると思いますが、フィンランド語の[a]と[ä]ほど距離が離れていないので、目当ての単語に辿り着きやすいのではないかと想像します。

たかがアルファベット順、されどアルファベット順。なかなか奥深い問題です。

ポーランド人の名字のはなし

ポーランドへ行く前は、ポーランド人の多くは「◯◯スキー」さんなのだと思っていました。

旧ユーゴスラビアに「◯◯ッチ」さんが多いのと同じようなイメージです。

ただガイドブックやその他の本を読んでいる限り、どうもそこまで多くはなさそうだとわかってきました。

そもそも今回の旅行へ行く前から知っていたポーランド人の名前を挙げてみると、

  • レフ・ワレサ(政治家)
  • ヨハネ・パウロ2世(ローマ教皇)
  • チェスワフ・ミウォシュ(詩人)
  • アンジェイ・ワイダ(映画監督)
  • ロマン・ポランスキー(映画監督)
  • クシシュトフ・キェシロフスキ(映画監督)

*いちおうポーランド語の綴りも拾っておきます。

  • Lech Wałęsa(本当はヴァウェンサと読むんですね)
  • Jan Paweł II(本名:Karol Józef Wojtyła)
  • Czesław Miłosz
  • Andrzej Wajda
  • Roman Polański
  • Krzysztof Kieślowski

数えてみるとこの時点で「◯◯スキー」さんは2人しかいません。6分の2(=33%)です。

サンプルは少ないものの、おそらく右も左も「◯◯スキー」さんだらけというほどではないのでしょう。

ところでポランスキーは「スキー」と伸ばすのに、キェシロフスキは「スキ」と止めるのはなぜなのでしょう?

調べてみると、ポランスキーは例外で、ポーランド人の場合は「◯◯スキ」と止める人が大半のようです。

一方、ロシア人などの場合は「ドストエフスキー」「タルコフスキー」「チャイコフスキー」のように伸ばすのが普通。

表記はさておき、ポーランド語の実際の発音は伸ばすのに近いのか、止めるのに近いのか。

またポーランド語とロシア語の「スキー」の伸ばし方は本当に違うのか、違うとすればどのくらい違うのか。

などなどちょっと気になります。

はじめてのポーランド語(6)

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ポーランドの古都クラクフ(Kraków)にて。

Kraków はポーランド語でどのように発音するのだろう?と思い、文字と発音のルールを確認してみると、

[ó]は /u/ の音になる。
[w]は語尾に来ると /f/ の音になる。

ということがわかりました。

よって Kraków の読み方は /krakuf/。日本語読みのクラクフに近いですね。

ワルシャワからクラクフまではインターシティと呼ばれる特急列車で約2時間半。列車はクラクフ中央駅に到着します。

駅前広場から見たクラクフ中央駅(Kraków Główny)

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中央駅の隣に立つのはショッピングモールのガレリア・クラコフスカ(Galeria Krakowska)。

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この建物を見ていて浮かんだ疑問。それは、

Galeria Krakowska の[-ska]というのはいったい何なのだろう?

ということ。

格変化? あるいは接尾辞?

しかしそんなことを調べ出してしまうと、観光の時間がなくなってしまうので泣く泣く断念。

ただその後も旧市街を歩いていると、あちこちの看板で Krakowie や Krakowski のような変化形を目撃。

何らかの語尾が付くと Kraków の[ó]の点は消えてしまうようです。

こんな風に文字を見ているだけでも楽しめてしまうというのは良いことなのか、悪いことなのか。結局クラクフでは建物を見るのと同じくらいの時間、看板を見て過ごしたような気がします。

まあ、おもしろければ良しということで。

はじめてのポーランド語(5)

photo credit: Strawberries via photopin (license)

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初めての国に来たときの楽しみの一つは、スーパーマーケットに行くこと。

旅行中だと買うのは飲み物やお菓子くらいですが、知らない言語のパッケージを見ながら商品を選ぶのはちょっとした冒険のようでもあります。

なお今回の旅行中にスーパーで買ったものの中で、当たり!と思ったのはこちら。

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日本風に言えば飲むヨーグルト。

パッケージには jogurt の表記があります。英語は yogurt なので[j]と[y]が違うだけですね。

クラクフのカルフールで、400ml入りのパックが1.99złでした(=52円くらい)。

セールだったようですが、それでも安い!

全部で5種類の味があるのですが、今回飲んだのはさきほどの写真に写っている3種類。

パッケージのポーランド語・英語表記をそのまま書き写してみると、、、

ポーランド語 英語
truskawkowy strawberry
morelowy apricot
wiśniowy cherry

 

ポーランド語を見ると、どれも[-owy]という語尾で終わっています。

調べてみると[-owy]というのは名詞から形容詞を作るときの接尾辞なのだそう。

つまり名詞としての strawberry, apricot, cherry という単語は別にあるようです。調べてみると次のようになっていました。

ポーランド語 英語
形容詞 名詞
truskawkowy truskawka strawberry
morelowy morela apricot
wiśniowy wiśnia cherry

 

ちなみに全5種類のうち、今回飲めなかったのは次の2種類。

ポーランド語 英語
żurawina cranberry
czerwona pomarańcza red orange

 

偶然ながらこの2つは語尾に[-owy]が付いていません。もともと[-owy]という形はないのか、他の理由によってそうなっていないのか、詳細は不明。

いずれにせよ今回飲んだ3種類のヨーグルトは大変絶品でした。(一押しは truskawkowy)

それにしてもポーランドのヨーグルトはものすごく種類が多いので、選ぶのはかなり大変。全部試そうと思ったら、1か月くらいは滞在する必要があるかもしれません。

はじめてのポーランド語(4)

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今回は多くの海外旅行者を悩ませているであろう(?)炭酸水について。

海外のスーパーマーケットやコンビニで水のボトルを買って飲んだら炭酸入りだった!という経験のある人は多いのではないでしょうか。

どういうわけか、向こうの人は炭酸水が好きですよね。

炭酸水のやっかいなところは、何といっても表面上は普通の水と見分けがつかないということでしょう。

以前、ある国のスーパーでボトルの中の水をじーっと観察して「これは絶対に炭酸水のはずがないっ!」と確信して買ったのに、見事に炭酸水を引かされたこともありました。

水そのものをどんなに観察しても、肉眼で炭酸の有無を見極めるのは所詮不可能。やはりラベルの記述を解読するしかありません。

それではポーランドの水はどうなっているのでしょう?

スーパーの水のコーナーへ行ってみると、海外ブランドは少なめ。大半は国内ブランドのようです。

そんな訳でラベルのポーランド語をあきらめ半分に見ていたら、どのボトルにも必ず次のような表記があることに気が付きました。

gazowana
niegazowana

これはおそらく、、、

gazowana → 炭酸入り
niegazowana  → 炭酸なし

ではないでしょうか?

gazo は gas っぽいですし、nie は否定っぽいですよね。

ということで、一か八か niegazowana のボトルを購入。飲んでみたら正解でした!

ただフードコートなどで買うときには、ラベルを見て選ぶことができないので no gas と伝えた方が無難でしょう。気の利いた店員さんなら向こうから no gas? と聞いてくれることもあります。

冷えていればまだしも、ぬるい炭酸水はキツいなあと思うのですが、みなさんの意見はどうでしょうか?

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