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日本語

書店での失礼いたしました問題

最近、書店で本を買うたびに気になっているのが、こんな会話のやりとり。

店員:カバーをおかけいたしますか?
私:いえ、大丈夫です。
店員:失礼いたしました。

この「失礼いたしました」を聞くたびに、

いやいや全然、失礼なことはしていません!

と思ってしまうのです。

これが例えば「かしこまりました」ならわかるのですが、この場面での「失礼しました」には違和感があります。

なぜ「失礼しました」と言いたくなるのか? その内面を想像すると、

もともと表紙のある本にさらにカバーをかけるなどというアンチエコ行為をお客様のような意識高い系の方に提案してしまうなんて、私はお客様の人間性を見誤っておりましたっ!!!

。。。と反省しているのではないはず。単に接客上の決まり文句になってしまっているのだと思います。

以前はこんなことは気にならなかったので比較的最近の現象なのかもしれませんが、みなさんが行く書店ではどうでしょう?

そぼ降るの「そぼ」とは何なのか?

冬が戻ったような一日。雨の中、傘をさして歩いていたら、はちみつぱいの「塀の上で」のメロディが頭に浮かんできました。

空は未だ群青色の朝

外はそぼ降る鈍色の雨

今日の雨は「そぼ降る」という言葉にぴったりの雨です。

そぼ降る雨

しめやかに、しっとりと降る雨。しょぼしょぼと降る雨。同意の古語に、そぼつ。

「雨のことば辞典」P.138

しめやかに、しっとりと、しょぼしょぼの意味はわかりますが、そもそもそぼ降る雨と言うときの「そぼ」とは何なのでしょう?

さきほどの文中に「同意の古語、にそぼつ」とあるので、日国で「そぼつ」を引いてみると、次のように出ていました。

そぼつ【濡】

(古くは「そほつ」 「そほづ」。「そおつ(づ)」の時代も)

一〘自タ上二〙

①雨、涙などによって、ぐっしょりぬれる。うるおう。

②(雨が)しめやかに降る。しとしとと降る。しょぼしょぼふる。そぼふる。

「精選版 日本国語大辞典」

かつては濡れることを意味する「そぼつ」という動詞があり、そこから「そぼ降る」という表現が生まれたということなのでしょう。

そぼつはもはや現代語では使われていないものの、そぼ降るという表現の中に生きている。そんな風に受け継がれていく言葉もあるんですね。

 

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ランドセル

新学期が始まり、ランドセルを背負った子供の姿を見かけるようになりました。

今のランドセルは本当に色とりどりで、男の子は黒、女の子は赤が定番だった頃とは隔世の感があります。

ところで、このランドセルというのはいったい何語なのでしょう?

ランド(land)、セル(cell)という英語はありますが、ランドセルには英語以外の雰囲気があります。

辞書を調べてみると次のように出ていました。

ランドセル(名)〔オ ransel〘ランセル=背囊〙 の変化〕

小学生などが学用品を入れてせおうかばん。

「三省堂国語辞典 第七版」

「オ ransel」の「オ」はオランダ語のこと。ランドセルはオランダ語に由来する言葉なんですね。

ただ気になるのは、なぜランセルがランドセルになったのかということ。

真ん中のドはいったいどこから来たのでしょう?

ランセル、ランセル、ランセルと素早く唱えていると、いつのまにかランドセルになっている。。。ということはもちろんありません。

むしろ仮に landcell のような英単語があったとして、それが日本語に入ってきたときに d の音が消えてランセルに変化する方がありそうな気がします。

(例えば goodbye がグッバイになるような。)

ランドセルの場合は逆パターンなので、なぜそのように変化したのか気になります。

孫の孫の孫の孫

漫画ドラえもんの第一話に登場するセワシはのび太の孫の孫。

孫の孫にはこんな呼び方もあります。

やしゃご【玄孫】

〘名〙 「やしわご(玄孫)」の変化した語。

「精選版 日本国語大辞典」

やしわご【玄孫】

〘名〙 自分から四親等にあたる直系卑属。孫の孫。曾孫の子。げんそん。やしまご。やしゃご。

「精選版 日本国語大辞典」

玄孫(やしゃご)の子を表す日本語はさすがにないだろう。。。と思ったらありました!

らいそん【来孫】

〘名〙 自分から五代目の孫。玄孫の子。曾孫の孫。耳孫じそん

「精選版 日本国語大辞典」

来孫(らいそん)の子を表す日本語はさすがにないだろう。。。と思ったらありました!

こんそん【昆孫】

〘名〙 玄孫の孫。曾孫の曾孫。その人から六代あとにあたる者。

「精選版 日本国語大辞典」

昆孫(こんそん)の子を表す日本語はさすがにないだろう。。。と思ったらありました!

じょうそん【仍孫】

〘名〙 玄孫げんそんの曾孫そうそん。七代目の孫。

「精選版 日本国語大辞典」

仍孫(じょうそん)の子を表す日本語はさすがにないだろう。。。と思ったらありました!

うんそん【雲孫】

〘名〙 (雲のように遠ざかっている子孫の意) 自分から数えて九代めの子孫。すなわち、子、孫、曾孫、玄孫、来孫、昆孫こんそん、仍孫じょうそんの次のもの。くものまご。つるのこ。

「精選版 日本国語大辞典」

雲孫(うんそん)は九代目となっていますが、さきほどの仍孫(じょうそん)の次なら八代目のはず。世代が離れ過ぎて、数え間違ってしまったのでしょうか?

なお雲孫(うんそん)の子を表す日本語は見つからず。果てしなく続くように見えた孫リストもこれでおしまい。

それにしても孫の孫の孫の孫を表すことばがあるなんてびっくりですね。

凹む、凸む

今回は変わった漢字の代表格「凹・凸」の読み方について。

凹凸は「おうとつ」

凸凹は「でこぼこ」

このうち凹には「へこむ」という訓読みもありますが、凸にはこれに対応する訓読みが見当たりません。

??

訓読みはないのだろうと思ったのですが、念のため辞書を調べてみるとこんな読み方を発見。

つばくむ【凸】

〘自マ四〙 (「つはくむ」とも) つき出ている。高くなっている。また、くいちがう。凹凸がある。

「精選版 日本国語大辞典」

「へこむ」のように日常で使われる言葉ではないですし、この文章を打っているMacでも「つばくむ→凸」とは変換されません。

なぜ「つばくむ」は「へこむ」のように広まらなかったのでしょう? 正解はわかりませんが、自分なりに推測してみると、

仮説1)へこんでいるものに比べて、つばくんでいるものは少ないから。

仮説2)へこませるのは簡単だけど、つばくませるのは難しいから。

他にはどのような仮説が考えられるでしょう?

正解が何であれ、想像してみたくなる問題です。

あらたしい元号

明日には新しい元号が発表されると思うと、なんだかドキドキします。
明日には新たな元号が発表されると思うと、なんだかドキドキします。

これらの文に意味の違いはあるでしょうか?

一応、辞書を調べてみます。

あたらしい[新しい](形)

①現在からさほどさかのぼらない。

②〈できた/とれた〉ばかりだ。

③まだ(あまり)使っていない。

④これまでのものに代わるようすだ。

⑤これまでにない。

「三省堂国語辞典 第七版」

あらた[新た](形動ダ)

①新しいようす。

②また別にするようす。

「三省堂国語辞典 第七版」

辞書を読んでも両者の違いはよくわからず。

ただ新しいと新たには重大な違いが一つあります。

それは「た」と「ら」の音が入れ替わっているということ。

  • あたらしい
  • あらた

どうしてこうなってしまったのか調べてみると、元々は「あらたし」だったのが音位転換という現象によって「あたらし」に変化したとのこと。

この変化の理由にはさまざまな説があるようですが、日本語学習者泣かせの言葉であることは間違いないでしょう。

× 明日にはあらたしい元号が発表されると思うと、なんだかドキドキします。
× 明日にはあたらな元号が発表されると思うと、なんだかドキドキします。

いずれにしても明日には新元号がわかります。楽しみですね!

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