うふふふふ
日本語の母音「あ、い、う、え、お」のうち「う、お」は口をすぼめて出す音。
その特徴を踏まえて次の単語を見てみましょう。
あはは(副)
口を大きくあけて、ほがらかに笑う声。ははは。
「三省堂国語辞典 第七版」
いひひ(副)
口を少しあけて、ずるそうに笑う声。ひひひ。
「三省堂国語辞典 第七版」
うふふ(副)
(女性が)口を(あまり)あけず、軽く笑う声。ふふふ。
「三省堂国語辞典 第七版」
えへへ(副)
口を半開きにして、きまり悪そうに笑う声。へへへ。
「三省堂国語辞典 第七版」
おほほ(副)
女性が口をすぼめて〈品よく/気どって〉笑う声。ほほほ。
「三省堂国語辞典 第七版」
日本語では口をすぼめて発音する「うふふ」と「おほほ」は女性の笑い方ということになっています。
現代日本語では男性語と女性語のギャップが少なくなっているとも言われますが、それでも男性が「うふふふふ」などと笑っていたら、少しびっくりしてしまうかもしれません。
今後、言葉のジェンダーフリー化がさらに進んでいったら、このようなギャップもなくなり「うふふふふ」と笑う男性も珍しくなくなるのでしょうか。