フィンランド語学習記 vol.230 − 思い切ってやってみる
前回のフィンランド語教室で扱ったトピックをまた一つ。
フィンランド語で「思い切ってやってみる」は uskaltaa(ウスカルター)。
*lasketella(スキーをする)、rinne(斜面)
*例文は「MOT Finnish-English」より
上記のような例文を自然な日本語に訳すと、uskaltaa には「できる」という日本語を当てることになります。
しかし先生曰く「フィンランド語を話すことができる」というときの「できる」と「スキーで斜面を滑り降りることができる」というときの「できる」の意味は本質的に異なっていると。
つまり前者は能力の問題なのに対して、後者は勇気の問題なのだということ。
(スキーをやったことがないなら能力の問題になるかもしれませんが、それはさておき。)
英語にはこの概念を表わす dare という動詞がありますが、日本語には同様の動詞がありません。
もし日本語にもこんな動詞があったら、できる/できないという時に、それが能力の問題なのか勇気の問題なのかはっきりするので、わかりやすいのではないかと思います。
あるいは、そういうことはできることなら隠しておきたいというのが本音でしょうか?
勇気がなくてできないとは言いづらいときもありますし。。。
MOT Finnish-English
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, ビジネス
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