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フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.212 − 形の名前

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英語で「円」は circle。

それではフィンランド語で「円」は何と言うでしょう?

以前に購入した絵本『ムーミン谷の絵辞典』に形の名前を取り上げたページがあるので、そこにのっている単語を紹介してみたいと思います。

フィン
1 ympyrä circle
2 neliö square 正方形
3 kolmio triangle 三角形
4 suorakulmio rectangle 長方形
5 vinoneliö diamond ひし形
6 sirppi crescent 三日月
7 tähti star
8 kuusikulmio hexagon 六角形

 

1)「円」は ympyrä(ウンピュラ)。

なんとなく幾何学の単語という響きを感じるのは気のせいでしょうか。

2、5)「正方形」は neliö(ネリオ)、「ひし形」は vinoneliö(ヴィノネリオ)。

vino は「傾いた、斜めの」という意味の形容詞。なおひし形は四つの辺が等しい四角形、正方形は四つの辺と角が等しい四角形です。

4)「長方形」は suorakulmio(スオラクルミオ)。

suora は「直線の、真っ直ぐの」という意味の形容詞、[-kulmio]は◯角形という単語を作るときの接尾辞。

8)「六角形」は kuusikulmio(クーシクルミオ)。

また「七角形」は seitsenkulmio(セイツェンクルミオ)、「八角形」は kahdeksankulmio(カハデクサンクルミオ)。

7だけ微妙にもとの数字が省略されているのが、おもしろいですね。

6 kuusi kuusikulmio
7 seitsemän seitsenkulmio
8 kahdeksan kahdeksankulmio

 

以上、今回はフィンランド語の形の名前をまとめてみました。

六角形や八角形はあまり使うことがなさそうですが、他の形はぜひ覚えておきたいところです。

「日本のおにぎりは一般的に kolmio で。。。」などという話をすることもあるかもしれません。

 

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フィンランド語学習記 vol.211 − 筆まめと筆無精

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フィンランド語教室73週目のレポート。

この日はいわゆる「第3不定詞入格」の新しい使い方を習いました。

第3不定詞入格というのは、もともと「〜しに、〜するために」という意味を表す形。

Liisa menee kirjastoon lukemaan kirjaa.(リーサは図書館へ本を読みに行く。)
*mennä(行く)、kirjasto(図書館)、lukea(読む)、kirja(本)

第3不定詞入格は語尾に[-mAAn]を付けて作ります。

[辞書形]lukea(読む)
[第3不定詞入格]lukemaan(読みに、読むために)
ここまでは以前に習った内容。一方、今回新しく習ったのは次のような文。

Sinä olet ahkera kirjoittamaan.
*sinä(あなたは)、ahkera(熱心な)、kirjoittaa(書く)

形容詞 ahkera の後に、動詞 kirjoittaa が第3不定詞入格の形でつながっています。

[辞書形]kirjoittaa(書く)
[第3不定詞入格]kirjoittamaan(??)

この文では kirjoittamaan の部分を「書きに、書くために」と訳すことができません。

このような「形容詞+第3不定詞入格」の構文においては「◯◯するのが△△だ」と訳せば、上手く行くようです。

すなわち、この場合は「書くことに熱心だ=筆まめだ」という意味に。

それでは次の文はどうでしょう?

Hän on laiska kirjoittamaan.
*hän(彼/彼女は)、laiska(怠惰な)

これはさきほどの逆。「書くことに怠惰だ=筆無精だ」ということになります。

始めはちょっと変わった形の文だなと思いましたが、考えてみると英語の「It…to…」構文に似ていなくもありません。

きちんと使いこなせるようになったら、また一歩表現の幅が広がるように思います。

フィンランド語学習記 vol.210 − 寝具の名前

photo credit: MAZZALIARMADI.IT via photopin cc

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真夏の熱帯夜に快適な睡眠をとるのは、なかなか難しいこと。

そんなときには室温の調節をするだけでなく、さらさらの麻のシーツやひんやりと気持ちいいそば殻の枕など、寝具を整えるのも快適な睡眠への一助となります。

先日、休みの日に東急ハンズへ行ったら、夏用の涼しげな寝具がたくさん置いてあって、見て回るだけでもなかなか楽しい時間を過ごしました。

その際ふと思ったのは、身の回りの寝具をフィンランド語で何と言うのか案外知らないということ。

そこで改めて寝具の名前を調べてみました。

フィン
1 lakana sheet シーツ
2 peitto blanket 毛布
3 sänky bed ベッド
4 tyyny pillow

 

1)フィンランド語で「シーツ」は lakana(ラカナ)

子音+母音の並びが日本語のような単語。音色を奏でるような響きの単語ですね。

4)フィンランド語で「枕」は tyyny(テューニュ)。

[y]が5分の3を占める単語というのはフィンランド語ならでは。こちらは気持ちよく眠れそうな響きの単語ですね。

以上、今回はフィンランド語の寝具の名前を調べてみました。

まずは部屋の中にある全てのものをフィンランド語で言えるようになりたいのですが、これは現実的な目標でしょうか??

フィンランド語学習記 vol.209 − 話しことばと書きことば

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フィンランド語教室72週目のレポート。

この日印象に残ったのは、フィンランド語の「話しことば」に関する話題。

まずは次の文をご覧ください。

Sinä olet suomalainen.(あなたはフィンランド人です。)
Oletko sinä suomalainen?(あなたはフィンランド人ですか?)
*sinä(あなたは)、olla(〜です)、suomalainen(フィンランド人)

これはフィンランド語の基本的な構文の一つ。

英語の「You are〜./Are you〜?」に当たる表現です。

先生曰く、この表現が話しことばでは次のような音になることがあるのだとか。

Sä oot suomalainen.(あなたはフィンランド人です。)
Oot sä suomalainen?(あなたはフィンランド人ですか?)

かなり縮まってしまいました!

多かれ少なかれ、あらゆる言語にこのような口語体はあるのでしょうが、慣れないうちはびっくりしてしまいます。

その後、家に帰って『フィンランド語文法ハンドブック』をめくっていたら、話しことばに関するページがあるのを発見。

話しことばではしばしば minä は mä、sinä は sä となります。

(中略)

また、hän の代わりに se が、he の代わりに ne がしばしば使われます。

『フィンランド語文法ハンドブック』P.327-328

これを表にまとめてみると、次のように。

書きことば 話しことば
私は minä
あなたは sinä
彼/彼女は hän se
私たちは me me
あなたたちは te te
彼ら/彼女らは he ne

 

変わるものと変わらないものがあるんですね。

これは大変?と一瞬思ったのですが、一人称一つとっても「わたし」「わたくし」「あたし」「ぼく」「おれ」「じぶん」など無数のバリエーションがある日本語と比べたら、これくらい大したことはない!と自分に言い聞かせることにしたのでした。

フィンランド語学習記 vol.208 − 家から家へ

photo credit: etringita via photopin cc

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まずは次の英文をご覧ください。

I’m going home.(家へ行く。)
I’m home.(家にいる。)
I’m coming from home.(家から来る。)

英語の home という副詞は一語で「家へ」「家に」という意味になります。

それに対して「家から」と言いたいときには、前置詞 from を補ってあげなければなりません。

そういう意味では、英語の「家」というのは行きと帰りで非対称な形になっていると言えるでしょう。

〜へ 〜から
home from home
A地点 to A from A

 

一方、フィンランド語の場合は「家へ」「家に」「家から」のそれぞれに対して固有の形が割り当てられています。

フィン
kotiin home 家へ
kotona (at)home 家に
kotoa from home 家から

 

Menen kotiin.(家へ行く。)
Olen kotona.(家にいる。)
Tulen kotoa.(家から来る。)
*mennä(行く)、olla(いる)、tulla(来る)

この3語はフィンランド語の通常の格変化のルールからちょっと外れています。よってそのまま覚えるよりほかありません。

英語のシステム、フィンランド語のシステム、そして日本語のシステム。もっとも効率的で覚えやすいのは、いったいどのシステムでしょう?

フィンランド語学習記 vol.207 − ありがとうに一工夫

Wrapped gift

フィンランド語で「ありがとう」は kiitos(キートス)

この挨拶はテレビCMで流れていたこともあったので、フィンランド語を全く知らない人でも、聞いたことがあるかもしれません。

しかしフィンランド語のテキストを読んでいると、もう少し複雑な「ありがとう」に出会うこともあります。

 

感謝の量を増やす

Kiitos paljon![キートス パルヨン](どうもありがとう。)

paljon は「たくさん」の意味。

感謝の気持ちを増量したいときに。

Kiitos oikein paljon![キートス オイケイン パルヨン](ほんとうにどうもありがとう。)

oikein は「ほんとうに」の意味。

感謝の気持ちをもっと増量したいときに。

 

感謝の相手を示す

Kiitos sinulle![キートス スィヌッレ](あなたにありがとう。)

sinulle は「あなたに対して」の意味。

[主格]sinä(あなたは)
[向格]sinulle(あなたの上へ=あなたに対して)

フィンランド語ではこのように「kiitos+向格」の形でお礼を言うことができます。

「あなたに」感謝しているということをきちんと伝えたいときに、使ってみましょう。

 

普段使いの kiitos にこんな一工夫を加えてみると、少しだけ表現の幅が広がった感じがしませんか。

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