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フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.114 − 晩秋

Stitched Panorama

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フィンランド語教室46週目のレポート。

ここ数日ずいぶん寒くなってきました。薄着で出てきてしまったので、ぶるぶる震えながら教室へ向かいます。

Tänään on kylmä.(今日は寒い。)
*tänään(今日)、kylmä(寒い)

フィンランド語で「寒い」は kylmä(キュルマ)。

kylmä(寒い)
lämmin(暖かい)
kuuma(暑い)

ついこの間まで Kuuma! と言っていたのに、あっという間に冬めいてきました。

Eilenkin oli kylmä.(昨日も寒かった。)
*eilen(昨日)、-kin(〜も)

冷房も暖房も使わなくてよい季節が好きなのですが、ここ数日家にいるときは暖房を使っています。

季節はどんどん移り変わっていきますね。

syksy(秋)
loppusyksy(晩秋)
talvi(冬)

フィンランド語で「秋」は syksy(シュクシュ)。カタカナにしづらい音なので、気になる方はこちらから発音を聞いてみてください。

日本の暦では、9-11月が秋、12-2月が冬ということになっていますが、他の国はどうなのでしょう? 日本ほど四季がはっきりしている国というのは、なかなかないのかもしれませんね。

昼はまだ暖かいので、今月のうちに紅葉を見に行きたいなと思っています。

ruska(紅葉)

フィンランド語で「紅葉」は ruska(ルスカ)。Wiktionary には次のような語義がのっています。

The process of leaves turning various shades of red, yellow, purple, and brown in the autumn, autumn foliage, fall foliage.

(説明的でなく)一語でこのような意味を表す単語があるということは、フィンランドの人にとっても紅葉は大切なものなのではないかと推測します。

それでは残り少ない秋を楽しみましょう。

Onko huomennakin kylmä?(明日も寒いかな?)
*huomenna(明日)

フィンランド語学習記 vol.113 − 飲み物の名前

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Haluan juoda kahvia(コーヒーが飲みたい)

フィンランド語でコーヒーは kahvi(カハヴィ)。しかし上の文をよく見ると、kahvi の後ろに[-a]という語尾が付いています。

この kahvia は、kahvi が格変化した形。

[主格]kahvi
[分格]kahvia

フィンランド語では、いわゆる数えられない名詞(不可算名詞)が文の目的語として使われるときには分格になるというルールがあります。

[参考]フィンランド語学習記 vol.112 − 目的語の格変化 | Fragments

コーヒーのような飲み物は数えられない名詞の典型。従って分格になることもしばしば。

そんなこともあり、先日のフィンランド語教室では飲み物の名前を使って分格を作る練習をしました。

これは飲み物の名前も覚えることができて一石二鳥。

そこで今回はフィンランド語の飲み物の名前を主格と分格の両方で見てみましょう。

フィン(主格) フィン(分格)
1 kaakao kaakaota cocoa
2 kahvi kahvia coffee
3 limu limua soda
4 maito maitoa milk
5 mehu mehua juice
6 olut olutta beer
7 piimä piimää sour milk
8 punaviini punaviiniä red wine
9 siideri siideriä cider
10 tee teetä tea
11 valkoviini valkoviiniä white wine
12 vesi vettä water


7)piimä は「発酵乳」の意味。Wiktionary には次のような説明が出ていました。

A type of cultured milk typical for Nordic countries; the texture and taste resemble kefir but piimä is thicker and the bacteria used in the fermentation process are different.

(北欧の典型的な発酵乳の一種。舌触りや味はケフィアに似ているが、piimä はより濃く、発酵の過程で使われているバクテリアも異なる。)

Google画像検索に piimä と入れると、パッケージの写真がたくさん出てきます。しかしこればかりは飲んでみないとよくわかりませんね。

9)siideri は「シードル(りんご酒)」の意味。

シードル(cidre)というのはフランス語の発音で、英語読みではサイダー(cider)となります。

「サイダー」という語の定義は国によって異なり、日本では無色の炭酸飲料、北米ではリンゴ果汁、ヨーロッパではリンゴ酒の意味になるのだとか。

リンゴジュースのつもりで飲んだらお酒だったというのは、びっくりしてしまいますね。

以上、今回はフィンランド語の飲み物の名前を紹介しました。

いつかフィンランドに行くことがあったら、せっかくなので日本では飲んだことのないものを飲んでみたいですね。

フィンランド語学習記 vol.112 − 目的語の格変化

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フィンランド語教室45週目のレポート後編です。

[前編はこちら]フィンランド語学習記 vol.111 − 存在文のつくり方 | Fragments

存在文に続いて、この日は目的語の格変化について習いました。

例えば「本を読んだ」と言いたいとき、フィンランド語ではどのように表すのでしょうか。

Luin kirjan.(私は本を読んだ。)
*lukea(読む)、kirja(本)
*luin は lukea の一人称過去形

目的語の kirjan は、kirja が格変化した形。

[主格]kirja(本は)
[対格]kirjan(本を)

対格というのは「〜を」を表すフィンランド語の格変化。

でもちょっと待ってください。「〜を」表す格変化といえば、これまでは分格だったはず。

対格と分格の違いとは何でしょう? ここには次のような使い分けのルールがあります。

行為が完了する場合は対格、完了しない場合は分格を用いる。

本の例文に当てはめれば、本を読み終わる場合は対格、読み終わらない場合は分格を用いるということになります。

読み終わらない場合(分格)の文も見てみましょう。

Luin kirjaa.(私は本を読んでいた。)
[主格]kirja(本は)
[分格]kirjaa(本を)

この文の私はあくまで「本を読んでいた」のであって、「本を読み終わった」のではありません。すなわち目的語を分格の形にすることによって、進行形の意味を表しています。

この形はもともと読み終わることを前提としない本を読む際にも適用します。

Luin sanakirjaa.(私は辞書を読んでいた。)
*sanakirja(辞書)

ここでうっかり対格を使って「Luin sanakirjan.」と言ってしまうと、辞書を一冊きちんと読み終わったという意味になるとのこと。(もちろん絶対にあり得ないことではないのですが。)

なおここまでの話はあくまで目的語が数えられる名詞(可算名詞)の場合です。数えられない名詞(不可算名詞)の場合は、行為完了の有無に関わらず分格を使いましょう。

Join kahvia.(私はコーヒーを飲んだ。)
*juoda(飲む)、kahvi(コーヒー)
*join は juoda の一人称過去形

ここでもし対格を使って「Join kahvin.」と言ってしまうと、あらゆるコーヒーを飲み尽くしたという意味になってしまうのでしょうか? 語尾を一文字変えるだけでそんなニュアンスが表現できるのだとしたら、それはそれで面白いことですね。

 

まとめ

フィンランド語の目的語の格を決めるときには、

  • 可算/不可算
  • 全体/部分

という2つの要素を検討して格を決定しなければなりません。

数えられる名詞
(可算名詞)
数えられない名詞
(不可算名詞)
行為が完了(全体) 対格 分格
行為が未完了(部分) 分格 分格

 

これはちょっと大変ですね。

ただしこれは日本語にも英語にもない要素ですし、イメージを膨らませるのはそれなりに楽しい作業だと思いました。せっかく新しい言葉を習うのですから、これまでには思いもよらなかった「世界の切り取り方」に出会ってみたいものです。

フィンランド語学習記 vol.111 − 存在文のつくり方

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フィンランド語教室45週目のレポート前編です。

まずは前回習った「A olla B」構文の復習。

[参考]フィンランド語学習記 vol.107 −「A olla B」構文における補語の格変化 | Fragments

続いて存在文のつくり方を習いました。

存在文とは「〜に〜がある」という意味を表す文。英語の「there is〜.」構文をイメージしてもらうとよいでしょう。

There is a book on the table.(テーブルの上に本がある。)

同じ意味をフィンランド語で表すと、いったいどのようになるでしょうか。

Pöydällä on kirja.(テーブルの上に本がある。)
*pöytä(テーブル)、kirja(本)

冒頭の単語 pöydälla は、pöytä が格変化した形。

[主格]pöytä(テーブルは)
[接格]pöydällä(テーブルの上に)

接格というのは「〜の上に」を表すフィンランド語の格変化。語尾に[-lla/llä]を付けて表します。

ここまでは特に問題なし。

もう一つの文を見てみましょう。

Lasissa on vettä.(グラスの中に水がある。)
*lasi(グラス)、vesi(水)

冒頭の単語 lasissa は、lasi が格変化した形。

[主格]lasi(グラスは)
[内格]lasissa(グラスの中に)

内格というのは「〜の中に」を表すフィンランド語の格変化。語尾に[-ssa/ssä]を付けて表します。

また文末の単語 vettä は、vesi が格変化した形。

[主格]vesi(水は)
[分格]vettä(水は)

分格というのは、幅広い意味を表すフィンランド語の格変化。語尾に[-a/ä][-ta/tä][-tta/ttä]のいずれかを付けて表します。(*分格の意味は後述します。)

わかりやすくするため、もう一度二つの文を並べてみましょう。

1)Pöydällä on kirja.(テーブルの上に本がある。)
2)Lasissa on vettä.(グラスの中に水がある。)

1の文では kirja は主格のままですが、2の文では vesi は分格(vesi → vettä)に格変化しています。これは次のようなルールによるもの。

存在文においては、主語が数えられる名詞(可算名詞)のときは主格、数えられない名詞(不可算名詞)のときは分格になる。

ここでの分格は、グラスの中に水の「一部分」が入っているというイメージでとらえるとよいと思います。一方、テーブルの上にあるのは本の「一部分」ではありません。

ここまでを見ると、存在文をつくる際には、数えられない名詞は数えられる名詞より扱いが難しいという印象があります。

しかしこの難易度はすぐにひっくり返ってしまいます。

主語が数えられる名詞であっても、分格になるケースを二つ紹介しましょう。

3)Pöydällä ei ole kirjaa.(テーブルの上に本はない。)
4)Pöydällä on kirjoja.(テーブルの上に本が何冊かある。)
[単数分格]kirjaa
[複数分格]kirjoja

3の文では kirja は分格(kirja → kirjaa)、4の文では複数分格(kirja → kirjoja)に格変化しています。これは次のようなルールによるもの。

存在文においては、主語が数えられる名詞(可算名詞)であっても否定文のときは単数分格、また主語が複数のときは複数分格になる。

本のあるなしを話しているだけなのに一筋縄ではいきませんね。

分格のつくり方は、フィンランド語の他の格変化とは異なる独自のルールを持っているため、覚えるのがやや大変。

ただし最近習った単元ではあらゆるところに分格が登場するため、もう一度つくり方をきちんと復習しなければなりません。

分格という概念が、フィンランド語を学ぶ上での一つの鍵のように思えてきた今日この頃です。

フィンランド語学習記 vol.110 − elämä

フィンランド語で「人生」は elämä(エラマ)。

iPhone のフィン・英辞書アプリ『MOT Finnish-English』で elämä を調べたところ、さまざまな用例がのっていたので、いくつか紹介してみたいと思います。

Elämä on kovaa.
(Life is hard. It’s a dog’s life.)
*kova(難しい)

フィンランドでも、人生は一筋縄ではいかないようですね。

ちなみに “dog’s life” というのは、しんどい生活を表す英語のイディオムです。

elämän tarkoitus
(the meaning of life, reason for living)
*tarkoitus(意味、目的)

フィンランドの人も、人生の意味や目的を考えずにはいられないということでしょうか。

こちらに発音をアップしてくれている人がいました。ラテン語のような格調高い響きがありますね。

Elämä ei ole pelkkää ruusuilla tanssimista.
(Life isn’t always a bed of roses.)
*pelkkä(〜だけ)、ruusu(バラ)、tanssiminen(ダンス)

英訳は “Life isn’t always a bed of roses.” となっていますが、原文のフィンランド語の中に bed に当たる単語はありません。

そのまま訳すと「人生はバラの上で踊るだけではない」という感じでしょうか。

おそらく「人生はいいことばかりじゃない」という意味の定型表現なのでしょう。日本語でこれに類する表現はあるかな?としばらく考えてみたものの結局思い付かず。「人間万事塞翁が馬」とは少し意味が違いますね。

以上、今回はフィンランド語の elämä の用例をいくつか紹介してみました。

こうして見ると、お国が違えど、人生の有り様にそうそう違いはないということなのかもしれません。

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フィンランド語学習記 vol.109 − 男性・女性

仕事からの帰り道、男女共同参画云々という看板が目に入りました。

そこでふと「あれフィンランド語で男性・女性は何と言うんだっけ?」と考えること数分。

思い出せないので、家に帰ってから辞書で調べてみました。

フィンランド語で男性は mies(ミエス)、女性は nainen(ナイネン)。

また英語の Mr. や Mrs. に当たる敬称は次のとおり。

フィン
Mr. herra
Mrs. rouva
Miss neiti


英語のように文中で大文字にせず、次のように使います。

Tämä on herra Jokinen.(この人はヨキネンさんです。)
Tämä on rouva Mäkinen.(この人はマキネンさんです。)
Tämä on neiti Virtanen.(この人はヴィルタネンさんです。)

rouva(ロウヴァ)というのは、何だか怒られてしまいそうな敬称ですね。

英語では Mrs./Miss の区別が女性差別だということで、Ms. が使われるようになりましたが、フィンランド語ではどうなのでしょう?

また結婚と言えば、フィンランド語で夫は aviomies(アヴィオミエス)、妻は aviovaimo(アヴィオヴァイモ)または vaimo(ヴァイモ)。

Wiktionary によると、[avio-]は結婚を表す接頭辞なのだとか。

[avio-]というと飛行機のイメージが浮かぶのは、フランス語の avion のせいでしょうか。

その他、男の子は poika(ポイカ)、女の子は tyttö(テュット)。

教科書の最近読んだ単元には、こんな単語も出てきました。

poikaystävä(ボーイフレンド)
tyttöystävä(ガールフレンド)

ystävä(ユスタヴァ)は「友達」の意味。すなわち英語の boyfriend、girlfriend と同じ構造なので、これは覚えやすいですね。

以上、今回はフィンランド語の男性・女性に関する単語をまとめてみました。

さまざまな分野で少しずつ語彙を増やしていきましょう!

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