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フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.9 − スウェーデン vs フィンランド

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Oke / CC-BY-SA-3.0

フィンランド語教室5週目のレポート。

今日は街の名前からスタート。

フィン
Lontoo ロンドン
Pariisi パリ
Tukholma ストックホルム
Kööpenhamina コペンハーゲン
Pietari サンクトペテルブルク
Tokio 東京

 

面白いのはフィンランドに距離的に近く、歴史的にも関わりの深い国の街はフィンランド語風に変化しているのに大して、距離的に遠い国はほとんど変化しないという点。

ストックホルムやコペンハーゲンなどは、ぱっと見ただけではどこかわかりません。サンクトペテルブルクに至っては??という感じです。

ここから話題は語学を離れてスウェーデンとフィンランドの関係について。スウェーデンの首都ストックホルムは北欧では最大規模の街で、フィンランドの人もよく休暇で訪れたり、学生さんはアルバイトに行ったりすることもあるとのこと。

一方では憧れの街でありつつも、そこには微妙なライバル意識もあり、アンビバレンツな感情を持っているというお話はなかなか面白いものがありました。飛行機で隣にスウェーデンの人がのっていたら意識してしまうとか。

日本では近年、文化や教育の分野でフィンランドブームといった様相があり、北欧の中ではフィンランド人気が高いのかなという気もしますが、人口や経済力という点ではスウェーデンが一歩リードしているのだと思います。

自分が好きな映画の分野で言えば、フィンランドにはカウリスマキ兄弟がいますが、スウェーデンには巨匠イングマール・ベルイマンやラッセ・ハルストレムといった世界的に有名な映画監督もいます。またグレタ・ガルボやイングリッド・バーグマンもスウェーデン出身ですので、この分野ではスウェーデンに軍配が上がりそうです。

それから先生が雑談の中で、北欧とイギリスをのぞく大陸の国々をコンチネンタル・ヨーロッパという言葉を使って区別していたのが印象に残りました。街の雰囲気や食習慣などもかなり違うということのようです。

自分はヨーロッパではイギリスにしか行ったことがないので、残念ながらコンチネンタル・ヨーロッパも北欧も知りません。まずは来年あたりフィンランドを訪ねてみたいものですが、どうなるやら。

ということで今回は語学から離れて、比較文化(?)のお話でした。

フィンランド語学習記 vol.8 − ネンの謎

フィンランド語教室4週目のレポート。

今日はまず色の名前からスタート。

フィン
musta 黒、黒い
valkoinen 白、白い
punainen 赤、赤い
sininen 青、青い
keltainen 黄色、黄色い

 

フィンランド語は基本的にローマ字読みのため[ムスタ][ヴァルコイネン][プナイネン][スィニネン][ケルタイネン]とそのまま読みます。

「musta」以外は全て[-nen]で終わっているのがフィンランド語風。この[-nen]は、ミカ・ハッキネンやキミ・ライコネンなどフィンランド人のファミリーネームにもよく使われていますね。

気になったので少し調べてみると[-nen]とは「小さい」という意味の接辞であるそうです。正確には縮小辞/指小辞などと呼ぶものらしく、Wikipedia にかなり詳しい説明がのっていました。

人名以外の[-nen]は名詞から形容詞を作る接辞ということですので、日本語の形容詞に付く「〜い」のようなものでしょうか。

続いて国の名前。

フィン
Suomi フィンランド
Ruotsi スウェーデン
Norja ノルウェー
Tanska デンマーク
Islanti アイスランド

 

北欧の5か国です。スペルを見ただけで何となくわかるものと、全くわからないものがあります。

その中でも「Ruotsi」などは「スウェーデン/Sweden」とは音感が全く違います。そもそもスウェーデン語でスウェーデンは何と言うのだろうと思い、調べてみると「Sverige」でした。フィンランド語よりは日本語や英語に近い感じがします。

国名というのは固有名詞なので、言語によってこれほど音感が違うというのは実に不思議。

。。。しかし考えてみると、人名も言語によって音が変わることがありますね。

ユリウス・カエサルさんとジュリアス・シーザーさん、フー・チンタオさんと胡錦濤さんでは、知らない人が聞いたら同一人物とは思えません。

とはいえオバマ大統領はきっと何語でもオバマ大統領なはずで、実はフィンランド語ではオバマネン大統領だったなんてことはないでしょう。たぶん。

国名の後は様々な形容詞や数の表現を練習していきます。

やはりまず基本単語を身につけなくては次のステップにすすめないということで、次回の授業までに今日習った単語を覚えてくるようにとの指令。

こればかりは日々練習するよりほかないので、めげずに頑張りたいと思います。

フィン・日ポケット辞典を購入する

フィンランド語教室の先生から教えてもらった「フィン・日ポケット辞典」を購入しました。

インターネットで「urpo」と検索するように言われたのでその通り検索してみると、たしかにフィン語辞書の購入ページがありました。

申し込みフォームに必要事項を入力し、代金を振り込むと、すぐに発送していただきました。

封を開けてみると想像していたよりもかなり小さい。でもこの中に10,000語以上の単語があると思うとわくわくします。

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表紙には「taskusanakirja」の文字が。

この単語はどこかで見たことがあるなと思ったら前回の授業で習っていました。

  • 「sana」は単語
  • 「kirja」は本
  • よって複合語「sanakirja」は辞書

そこまではよいのですが、最初の「tasku」の意味がわかりません。そこでさっそく調べてみるとポケットという意味でした。すなわち「taskusanakirja」でポケット辞書という意味になるのですね。納得。

発行者が「urpo」となっているので、そういえば最初に検索した「urpo」とはどんな意味なのかと調べてみると、なぜかのっていません。

それならということでWiktionaryで調べてみると、

Noun
1.(colloquial)moron

とのシンプルな記述が。

moronは、あほとかまぬけの意味ですね。colloquial(口語)とあるので、もう少し別のニュアンスもあるのかもしれませんが、どういう意図があるのでしょう?

それはさておき、中身をパラパラとめくってみると、やはり長い単語が多いなあという印象。きっと複合語が多いからでしょうか。

購入する前は、今の段階では辞書は必要ないかなとも思ったのですが、実際に手元に届いてみると、授業で意味を聞き逃した単語もすぐに調べることができますし、なかなか便利なものです。

ただ一点、辞書を引く際にどうしても慣れることができないのが[ä, ö]の出てくる順番です。

例えば「päivä」という単語を調べたいとします。その場合、どうしても[p→a]という感覚なので、pのセクションの最初の方を見てしまうのですが、実は[pa→pb→pc…….pz→pä→pö]という順番で並んでいるのでpの最後の方を見なければならないのです。

ささいなことではあるのですが、このあたりがさっと引けるようになると、いよいよフィンランド語感覚が身に付いてきたと言えるのかもしれません。

フィンランド語学習記 vol.7 − sisu と ko の話

フィンランド語教室3週目のレポート。

本日はフィンランド人の先生の回。

授業前の雑談の後に「Sisu」という名前のフィンランドの飴(?)をみなでいただきました。

sisu というのは、フィンランド魂というような意味で、根性とか決断力という含意もあるとのこと。

一部にはまずい飴(?)として知られているらしく、根性や決断力がないと口に入れられないような味なのか?とやや緊張するも、なめてみるとミント風の味。

箱をよく見るとキシリトールと書いてありました。食感はふにゃふにゃで歯にへばりつく感じ。

まずくはないものの、すすんで食べたいほどでもないでしょうか??

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Sisu はこんなパッケージに入ってます。Sisu ではなく Gifu に見えるのは、フラクトゥールという古い書体をロゴに使っているため。

それはさておき、

本日の授業では、様々な「疑問文」「否定文」「否定疑問文」などを学んでいきます。ペースが早く、新出単語もどんどん出てくるのでついていくのが大変。

そろそろ復習をきちんとしていかないと、ずるずると置いて行かれることになりそうです。気を引き締めて行きましょう。

今日、面白かったのは疑問文に付ける[-ko]の話。

Minä olen Aki.(私はアキです)
Sinä olet Aki.(あなたはアキです)
Oletko sinä Aki?(あなたはアキですか?)

フィンランド語では疑問文を作るときに単語の末尾に[-ko]を付けます。

この[-ko]は動詞の末尾だけでなく、人の名前など名詞の末尾に付けてもよいとのこと。

Akiko?(アキですか?)
Youkoko?(ようこですか?)

「こ」で終わる日本人女性の名前は多いので、こういう場合の語感が面白いという話が出ていました。

しかし考えてみると日本語の「か」も同じような使い方ができますね。

あなたはアキです
ようこ

形容詞にも付けられます。

青い

一見全く異なるように見える言語にこんな共通点があるとは面白いですね。

その後、先生が日本語に翻訳したフィンランドの絵本を何冊か紹介していただき、本日の授業は終了。

その中で『ぶた』というタイトルの絵本がぜひ読んでみたくなりました。アマゾンでも取り扱いがあるようです。

ちなみにフィンランド語で「ぶた」は sika と言うそうです。それでは「鹿」は何と言うのだろう?と思って調べてみたら hirvi でした。

なお冒頭で触れた sisu はフィンランド魂または飴の名前ということですが、ひっくり返した susi は「オオカミ」の意味になるそうです。これはまた不思議。
 

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フィンランド語学習記 vol.6 − 語彙力増強作戦

千野栄一さんの名著『外国語上達法』によると、外国語の学習に際して必ず必要なのはたった二つ「語彙と文法」なのだそうです。

だとすれば、語彙のない文法というのはありえないので、まずは語彙を増やさなければなりません。

単語力を一気に構築する方法としては、前回のエントリーで紹介したようなソフトウェアを使うという方法もあります。

しかし今回はそこまで焦って覚える必要もないので、授業で出てきた単語を日常生活の中でゆるやかに復習できるようなシステムを作ることにしました。

システムというと大げさなのですが、今回は「i暗記」というiPhoneアプリを使います。

有名なアプリなので使ったことがある人もいると思いますが、簡単に概要を説明します。

このアプリは昔ながらの単語カード(表に覚えたい単語、裏にその意味)をそのままデジタルに再現したものと言えるでしょう。とはいえ、もちろんそれだけではない様々な工夫があります。

 

Web上で単語帳の編集ができる。

ブラウザ上で単語と意味の入力をすることもできますし、CSVファイルを使って一気にたくさんの単語を取り込むこともできます。

しかしフィンランド語の場合、CSVファイルから取り込むとウムラウトの文字[ä, ö]が消えてしまいます(涙)。そのためブラウザ上で直接入力するか、CSVで取り込んだ後、ウムラウトの文字部分を修正するよりほかありません。

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↑この画面に単語を入力していくと、↓こんな感じのリストに仕上がります。

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iPhone上の画面はこんな感じ。「Hyvää iltää!」のカードにタッチすると、カードが1回転して裏面の「こんばんは」が出てきます。意味がわかった単語は上の青いマスへスワイプ、わからなかった単語は下の赤いマスへスワイプします。

 

単語帳を購入・販売することができる。

ウェブ上(またはiPhoneアプリ上)で他のユーザーが作成した単語帳を購入したり、自作の単語帳を販売したりできます。さてフィンランド語の単語帳はあるのか?と思い「フィンランド」で検索したものの何も出て来ず。ちなみに「Finnish」とか「Suomi」も検索しましたがヒットしませんでした。

ということは、フィンランド語の単語帳を作成して販売すれば第一号になることができますね。(何人購入してくれるかは疑問ですが。。。)

 

なおこのソフトは、通常の学習モードを選択すると暗記効率を高めるアルゴリズムに基づいて単語を出題してくれます。その他に一夜漬けモード、スライドショーといったモードも選択することができます。

これはかなり地味なソフトではあるのですが、毎週出てくる新出単語をきっちり整理し、日々振り返るにはたいへん効果的なソフトだと思います。

これで発音の読み上げ機能があれば、ほんとにありがたいのですが、まあそれは贅沢というものでしょう。

ぜひお試しください。

ちなみに冒頭に紹介した「外国語上達法」によると、新しい言語に取り組む際はまず1,000語を覚えることが肝心ということです。ということで、まずはこのアプリの単語登録数が1,000語になるように頑張ります。
 

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フィンランド語学習記 vol.5 − 自己紹介をしてみる

フィンランド語教室2週目のレポート。

授業はフィンランド人の先生と日本人の先生が隔週で行うため、今週は日本人の先生の回。主に文法を扱います。

まず取り上げたのはこんな表現。

Minä olen 〜.(私は〜です)
Sinä olet 〜.(あなたは〜です)
Hän on 〜.(彼/彼女は〜です)

「olen, olet, on」は英語のbe動詞「am, are, is」に当たる単語で、主語に合わせて活用します。

続いて挨拶の練習。

Hyvää Päivää! Minä olen〜.(こんにちは、わたしは〜です)
Kuka sinä olet?(誰ですか、あなたは?)
Hyvää Päivää! Minä olen〜.(こんにちは、わたしは〜です)
Hauska tutustua.(知り合えて光栄です)
Samoin.(こちらこそ)

「知り合えて光栄です」の[ハウスカ トゥトゥストゥア]は語感が楽しいですね。

授業ではまずこれらの表現を暗記。その後、このやり取りをクラスのメンバーと行い、全員の名前を覚えてしまおうという趣旨。なかなかアクティブでやりがいがあります。

それから今回面白いと思ったのは、フィンランド語では疑問文でも文末のイントネーションを上げないということ。そんなにたくさんの言語を知っている訳ではありませんが、これはかなり珍しい特徴ではないでしょうか?

日本語でも文末のイントネーションを上げない例はありますが、そもそも意味が変わってしまいます。

フィンランド語を勉強してるんですか?(↗)
(含意:えっ、フィンランド語なんていう珍しい言葉を勉強しているの? この人、物好きだなあ。。。)
フィンランド語を勉強してるんですか。(↘)
(含意:フィンランド語のような趣のある言葉を勉強しているなんて、この人は教養人に違いない。。。と、深く感心する。)

まあ、後者の例はあまりなさそうですが、イントネーションの有無によって文の含意が変わることはたしかです。もしかすると、言語学的に深みのあるテーマなのかもしれません。

次回の授業までにきっちり復習をしてくることを約束して、今回の授業は終了。一人ぶつぶつと練習しながら、帰りの夜道を歩きました。

 

それにしても今回の授業では、初歩の語学を教室で習うというのはこんなに面白いものだったのかと新鮮な驚きがありました。

おそらく生徒全員が完全なビギナーで、とりあげる単語や文法のほとんどが新しい知識であるということが大きいのかもしれません。

次回のクラスが楽しみです。

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