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フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.299 −[-us/-ys/-os/-ös/-es]で終わる単語たち

6月の頭にちょっとした手術を受けて、自宅療養していたため、フィンランド語教室は2週続けてお休みすることに。

今週からようやく復帰することができました。

遅れていた分を徐々に取り戻していきたいと思います。

久しぶりのフィンランド語教室で扱った単元には、こんな単語が出てきました。

フィン
ajatus thought 考え
yllätys surprise 驚き
rakennus building 建設、建物
kerros floor
kokemus experience 経験
sormus ring 指輪
kysymys question 質問
vastaus answer 答え
elämys experience 経験

 

抽象語を含む、やや硬めの単語が並んでいます。

共通しているのは、語尾が[-us/-ys/-os/-ös/-es]で終わっているということ。

このグループの単語は語幹が次のような形になるという共通点があります。

ajatus → ajatukse
yllätys → yllätykse
rakennus → rakennukse
kerros → kerrokse
kokemus → kokemukse
sormus → sormukse
kysymys → kysymykse
vastaus → vastaukse
elämys → elämykse

初めてこの変化を見たときは「何だこれは!」と思ったのですが、たくさん練習問題をこなしていると徐々に違和感がなくなっていくのは不思議なもの。

今では実にフィンランド語らしい変化だなあと思うまでになりました。

とはいえ、ちょっと練習しただけでマスターできるほど甘い世界でもありません。

さらなる練習を通して、地道に体に染み込ませていく必要はありそうです。

フィンランド語学習記 vol.298 − 複数語幹の作り方(3)

一昨日・昨日のエントリーで「複数語幹の作り方」を一通りまとめました。

フィンランド語学習記 vol.296 − 複数語幹の作り方(1)

フィンランド語学習記 vol.297 − 複数語幹の作り方(2)

今回はそこで扱うことができなかった例外的な変化について、触れておきたいと思います。

 

1)単数語幹を作る際、語尾の[-si]が[-te]に変化する単語

これまで複数語幹を作るときには「単数語幹の末尾に[i]を付ける」というのが通常の手順でした。

ただし単語によっては、この「単数語幹→複数語幹」という手順を踏むことができないものも存在します。

それは vesi(水)のように、単数語幹を作る際、語尾の[-si]が[-te]に変化する単語。

vesi(水)
[単数語幹]vete
[複数語幹]vesi

この場合は、単数語幹と複数語幹はつながりのない形になっています。

とはいえ、このパターンにおいては、辞書形がそのまま複数語幹になるので、改めて別の形を覚える必要はありません。

これは簡単なのか? 難しいのか? 判断に困ってしまいます。

 

2)omena

フィンランド語で「リンゴ」を意味する omena は複数語幹の形を二つ持っています。

omena(リンゴ)
[単数語幹]omena
[複数語幹]omenoi, omeni

こういった例外自体はおそらくどんな言語にもあるもの。

例えば、英語の複数形にも、

cactus(サボテン)
[複数]cacti, cactuses

のように二種類の複数形を持つ単語があります。

ただ少し気になるのは、なぜそれがリンゴなのだろう?ということ。そればかりは謎。

 

以上、今回は複数語幹を作る際に例外的な変化を伴うケースを二つ拾ってみました。

こういった例外というのは、外国語を学ぶ上でやっかいなものでもあり、同時におもしろいものでもあります。

せっかくなので、楽しみながら覚えることができたらよいですね。

フィンランド語学習記 vol.297 − 複数語幹の作り方(2)

15052901

前回のエントリーで取り上げた「複数語幹の作り方」の続きです。

フィンランド語学習記 vol.296 − 複数語幹の作り方(1)

まずは前回のおさらいから。

a)フィンランド語のさまざまな複数格変化は「複数語幹」をもとに作る。

b)複数語幹を作るには単数語幹の末尾に[i]を付ける。

talo
[単数語幹]talo
[複数語幹]taloi
c)ただし[i]を置くことによって直前の母音に変化が起こることがある。

これをもとに前回は複数の印[i]の前に来る母音が1つの場合を見ていきました。

1)[i]の前に来る母音が1つの場合(例、talo)
2)[i]の前に来る母音が2つの場合(例、maa)
今回は母音が2つの場合を見ていきます。

なお母音が2つというのは、正確に言うと長母音と二重母音の場合があります。

2ー1)[i]の前に来る母音が長母音のとき
2ー2)[i]の前に来る母音が二重母音のとき

 

2ー1)[i]の前に来る母音が長母音のとき

長母音というのは[aa][ee][ii][oo][uu][yy]のように同じ母音を伸ばす音。

[i]の前に来る母音が長母音のときには、その長母音は短くなります。

maa(国)
[単数語幹]maa
[複数語幹]mai

 

2ー2)[i]の前に来る母音が二重母音のとき

二重母音というのは[oi][ie]のように異なる母音の組み合わせ。

この場合は母音によって、変化が異なります。

2ー2ー1)二重母音が[Vi]のとき
2ー2ー2)二重母音が[ie][uo][yö]のとき
2ー2ー3)二重母音が[ea][eä]のとき
2ー2ー4)二重母音が[ia][iä][ua][yä]のとき

 

2ー2ー1)二重母音が[Vi]のとき

二重母音が[Vi]のときには、二文字目の[i]が消えます。(V はいずれかの母音)

voi(バター)
[単数語幹]voi
[複数語幹]voi

 

2ー2ー2)二重母音が[ie][uo][yö]のとき

二重母音が[ie][uo][yö]のときには、一文字目の[i][u][y]が消えます。

tie(道)
[単数語幹]tie
[複数語幹]tei

 

2ー2ー3)二重母音が[ea][eä]のとき

二重母音が[ea][eä]のときには、二文字目の[a/ä]が消えます。

vaikea(難しい)
[単数語幹]vaikea
[複数語幹]vaikei

ただし! 外来語のときには、二文字目の[a/ä]が[o/ö]に変わります。

idea(考え)
[単数語幹]idea
[複数語幹]ideoi

 

2ー2ー4)二重母音が[ia][iä][ua][yä]のとき

二重母音が[ia][iä][ua][yä]のときには、二文字目の[a/ä]が[o/ö]に変わります。

astia(食器)
[単数語幹]astia
[複数語幹]astioi

 

まとめ

以上、前回と今回のエントリーで複数語幹の作り方をまとめてみました。明日は複数語幹の例外的な形についてもう少しだけ触れてみます。

1)[i]の前に来る母音が1つの場合
 1ー1)[i]の前に来る母音が[u][y][o][ö]のとき
 1ー2)[i]の前に来る母音が[e]のとき
 1ー3)[i]の前に来る母音が[i]のとき
 1ー4)[i]の前に来る母音が[ä]のとき
 1ー5)[i]の前に来る母音が[a]のとき
  1ー5ー1)単語が二音節
   1ー5ー1ー1)単語の最初の母音が[u][o]のとき
   1ー5ー1ー2)単語の最初の母音が[u][o]以外のとき
  1ー5ー2)単語が三音節以上
2)[i]の前に来る母音が2つの場合
 2ー1)[i]の前に来る母音が長母音のとき
 2ー2)[i]の前に来る母音が二重母音のとき
  2ー2ー1)二重母音が[Vi]のとき
  2ー2ー2)二重母音が[ie][uo][yö]のとき
  2ー2ー3)二重母音が[ea][eä]のとき
  2ー2ー4)二重母音が[ia][iä][ua][yä]のとき

フィンランド語学習記 vol.296 − 複数語幹の作り方(1)

15052801

このところ、フィンランド語教室で扱っているのが、いわゆる「複数語幹」と呼ばれる形。

この作り方が複雑で苦戦しています。

そこで今回のエントリーでは、この複数語幹の作り方を整理してみたいと思います。

 

複数語幹とは?

複数語幹というのは、フィンランド語の名詞・形容詞の複数格変化を作る際にもとになる形のこと。

例えば talo(家)の語幹は次のようになります。

talo(家)
[単数語幹]talo
[複数語幹]taloi

原則としては、単数語幹の末尾に[i]を付けることで複数語幹を作ります。

そしてこの複数語幹をもとに、さまざまな複数格変化を作ることができます。

単数 複数
主格 〜は/が talo talot
属格 〜の talon talojen
分格 〜を taloa taloja
内格 〜の中で/に talossa taloissa
出格 〜の中から talosta taloista
入格 〜の中へ taloon taloihin
接格 〜の表面で/に talolla taloilla
奪格 〜の表面から talolta taloilta
向格 〜の表面へ talolle taloille
様格 〜として talona taloina
変格 〜に(なる) taloksi taloiksi
欠格 〜なしで talotta taloitta
具格 〜を使って taloin
共格 〜と共に taloine-

*表は『フィンランド語文法ハンドブック』P.24 より

すなわちフィンランド語の複数の印は[i]なのですが、この[i]を置くことによって直前の母音に変化が起こることがあります。

今回のエントリーでは、そのルールを順番に見ていきたいと思います。

まずは複数の印[i]の前に来る母音の数で場合分けをします。

1)[i]の前に来る母音が1つの場合(例、talo)
2)[i]の前に来る母音が2つの場合(例、maa)

 

1)[i]の前に来る母音が1つの場合

フィンランド語には全部で8つの母音があります。これらの母音を以下の5つのパターンに分類して見ていきます。

1ー1)[i]の前に来る母音が[u][y][o][ö]のとき
1ー2)[i]の前に来る母音が[e]のとき
1ー3)[i]の前に来る母音が[i]のとき
1ー4)[i]の前に来る母音が[ä]のとき
1ー5)[i]の前に来る母音が[a]のとき

 

1ー1)[i]の前に来る母音が[u][y][o][ö]のとき

[i]の前に来る母音が[u][y][o][ö]のときには、それらの母音は変化しません。

karhu(熊)
[単数語幹]karhu
[複数語幹]karhui

 

1ー2)[i]の前に来る母音が[e]のとき

[i]の前に来る母音が[e]のときには、その[e]は消えます。

saari(島)
[単数語幹]saare
[複数語幹]saari

 

1ー3)[i]の前に来る母音が[i]のとき

[i]の前に来る母音が[i]のときには、その[i]は[e]に変わります。

baari(バー)
[単数語幹]baari
[複数語幹]baarei
【注】1ー2の saari は古くからのフィンランド語なので単数語幹は saare と[-e]で終わる形になりますが、1ー3の baari は外来語なので単数語幹は baari とそのまま[-i]で終わる形になります。

 

1ー4)[i]の前に来る母音が[ä]のとき

[i]の前に来る母音が[ä]のときには、その[ä]は消えます。

pöytä(テーブル)
[単数語幹]pöytä
[複数語幹]pöyti

ただし! 三音節以上の単語の場合は例外あり。以下の(1ー5ー2)のパターンに合流します。

 

1ー5)[i]の前に来る母音が[a]のとき

単語の音節の数によって変化が異なります。

1ー5ー1)単語が二音節
1ー5ー2)単語が三音節以上

 

1ー5ー1)単語が二音節

単語の最初の母音によって変化が異なります。

1ー5ー1ー1)単語の最初の母音が[u][o]のとき
1ー5ー1ー2)単語の最初の母音が[u][o]以外のとき

 

1ー5ー1ー1)単語の最初の母音が[u][o]のとき

単語の最初の母音が[u][o]のときには、単数語幹末尾の[a]は消えます。

kuva(絵)
[単数語幹]kuva
[複数語幹]kuvi

 

1ー5ー1ー2)単語の最初の母音が[u][o]以外のとき

単語の最初の母音が[u][o]以外のときには、単数語幹末尾の[a]は[o]に変わります。

laiva(フェリー)
[単数語幹]laiva
[複数語幹]laivoi

 

1ー5ー2)単語が三音節以上(語尾が[a]または[ä])

このパターンはかなり複雑で、[a/ä]が消えるものと[a/ä]が[o/ö]に変わるものに分かれます。

『フィンランド語文法ハンドブック』に書いてある原則は次のとおり。

-a/-ä で終わる3音節以上の語では、原則として名詞であれば -a/-ä は -o/-ö に変化し、形容詞であれば -a/-ä は消えてしまいます。

『フィンランド語文法ハンドブック』P.143

一方、教室では語尾の形を細かく分類し、[a/ä]が消えるものと[a/ä]が[o/ö]に変わるものを区別しました。

例えば[-la/-lä]で終わる単語の場合は[a/ä]が[o/ö]に変わるというようなルール。

kahvila(カフェ)
[単数語幹]kahvila
[複数語幹]kahviloi

ただこの部分は自分自身もまだ全貌をわかっていないので、詳細は別項へ持ち越したいと思います。

 

まとめ

長くなってしまったので、今回はここまで。(2)の母音が2つの場合は明日のエントリーで取り上げます。

1)[i]の前に来る母音が1つの場合
 1ー1)[i]の前に来る母音が[u][y][o][ö]のとき
 1ー2)[i]の前に来る母音が[e]のとき
 1ー3)[i]の前に来る母音が[i]のとき
 1ー4)[i]の前に来る母音が[ä]のとき
 1ー5)[i]の前に来る母音が[a]のとき
  1ー5ー1)単語が二音節
   1ー5ー1ー1)単語の最初の母音が[u][o]のとき
   1ー5ー1ー2)単語の最初の母音が[u][o]以外のとき
  1ー5ー2)単語が三音節以上
2)[i]の前に来る母音が2つの場合

 

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フィンランド語学習記 vol.295 − 高い、低い

15052201

先日のフィンランド語教室でテキスト『Suomen mestari』を読んでいると、次のような形容詞が出てきました。

korkea(高い) ←→ matala(低い)
leveä(幅広い) ←→ kapea(狭い)
pehmeä(柔らかい) ←→ kova(硬い)

 

意味自体はどれも基本的なものですが、初見の単語が多いです。

初見の形容詞というのは、名詞や動詞に比べると、覚えるのが大変と思うのは私だけでしょうか?

しかしこのくらいの基礎単語はすっと出てくるようにしておきたいもの。

ただ間に英語を置いてみると、このあたりの単語の多くは、すでに日本語に入り込んでいる単語であることがわかります。

フィン
korkea high, tall 高い
matala low 低い
leveä broad, wide 幅広い
kapea narrow 狭い
pehmeä soft 柔らかい
kova hard 堅い

 

例えば soft と hard などというのは、英語を学んでいない人でも意味はわかるところ。

今さらながら英語を学ぶというのは、スタートの時点でアドバンテージがあったのだと思います。

とはいえ、実際に高いものや低いものをイメージしながら、こういう基礎単語をコツコツと覚えるのも、英語以外の外国語を学ぶ楽しみの一つなのかもしれません。

フィンランド語学習記 vol.294 − プールにて

15052101

フィンランド語で「泳ぐ」は uida(ウイダ)。

[-dA]で終わるのは、タイプ2の動詞。人称ごとの活用は次のようになります。

単数 複数
一人称 uin uimme
二人称 uit uitte
三人称 ui uivat

 

またフィンランド語で「室内プール」は uimahalli(ウイマハッリ)。

前回のフィンランド語教室では、この単語を使った次のような文を扱いました。

Mikko ui uimahallissa.(ミッコはプールで泳ぎます。)
Äiti odottaa Mikkoa uimahallilla.(お母さんはプールでミッコを待っています。)
*äiti(お母さん)、odottaa(待つ)

上の文ではミッコはプールの中にいますので、uimahalli は「〜の中で」を意味する内格[-ssA]の形になっています。

[主格]uimahalli
[内格]uimahallissa

一方、下の文ではお母さんはプールの外にいますので、uimahalli は「〜の表面で」を意味する接格[-llA]の形になっています。

[主格]uimahalli
[接格]uimahallilla

英語で言えば、in the pool/at the pool に当たるこの使い分け。

自然にアウトプットできるようになりたいものですが、なかなか難しいところです。

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