cialis viagra online accutane

フィンランド語

2080-luvulla

フィンランドのシンガーソングライター Sanni さんの新曲「2080-luvulla」のPVが公開されています。

きれいなメロディーラインに聞き惚れてしまいます。。。が、考えてみると「2080-luvulla」というのは、どういう意味なのでしょう?

(そんなことも知らずに聴いていたという)

調べてみると、luvulla というのは「数」を意味する luku の接格の形。

[主格]luku
[接格]luvulla

接格[-llA]の基本的な意味は「〜の上に」ですが、実際にはさまざまな使い方があります。

この場合はどんな意味になるのだろう?と思い、Wiktionary を調べてみると次のような用法がのっていました。

luku

6. together with a year, used to indicate decade, century or sometimes even millennium

1920-luvulla – In the 20’s

1600-luku – The 17th Century (1600–1699)

「Wiktionary」

つまり「2080-luvulla」で、2080年代という意味になるよう。

歌詞の内容はいわゆるラブソング。2080年になっても、あなたを想い続けるというような感じでしょうか。ちょっと突拍子もない、ユニークなタイトルです。

なお2080の読み方は教科書通りには kaksituhattakahdeksankymmentä となりますが、この曲では kakstuhattakaheksankyt と歌われています。

kaksi tuhatta kahdeksan kymmentä
kaks tuhatta kaheksan kyt

 

そのまま読むと大変なので、話し言葉ではこのように音が落ちるということなのでしょう。

このあたりのちょっとした違いに気をつけてみるのも、フィンランド語のよい勉強になりますね。

フィンランド語学習記 vol.281 − 身分証明

15031801

フィンランド語で「カード」は kortti(コルッティ)。

前回のフィンランド語教室では、この kortti を使ったさまざまな身分証明やカードの名前を扱いました。

一部、kortti を含まない単語もありますが、まずは並べてみましょう。

フィン
kirjastokortti 図書館カード
opiskelijakortti 学生証
henkilötodistus 身分証明
ajokortti 免許証
käyntikortti 名刺
passi パスポート

 

長い単語が多いので、それぞれの単語を分解してみます。

kirjasto(図書館)+kortti(カード)=kirjastokortti(図書館カード)
opiskelija(学生)+kortti(カード)=opiskelijakortti(学生証)
henkilö(人)+todistus(証明)=henkilötodistus(身分証明)
ajo(運転)+kortti(カード)=ajokortti(免許証)
käynti(訪問)+kortti(カード)=käyntikortti(名刺)

フィンランド語では身分証明は「人+証明」、名刺は「訪問+カード」という組み合わせになっています。このあたり日本語とも英語とも微妙に異なる感覚がおもしろいところ。

なお先生曰く、フィンランドには身分証明のためのIDカードというものがあるのだそう。

日本で身分証明と言えば免許証やパスポートが主流ですが、車を運転しない人や海外へ行く予定のない人にとっては不便な話。

そんな日本でもいわゆるマイナンバー法に基づいて、今年の10月以降には「通知カード」「個人番号カード」などの発行が始まります。

こういった国民総背番号制には根強い反対もある訳ですが、これまでの経緯を考えればこの流れは止められないものなのでしょう。

2015年は日本の身分証明史(?)の曲がり角になるのかもしれません。

フィンランド語学習記 vol.280 − ペッカのところ

先日のフィンランド語教室では次のような便利な表現を習いました。

Olen Pekan luona.(ペッカのところにいる。)
Tulen Pekan luota.(ペッカのところから来る。)
Menen Pekan luokse.(ペッカのところへ行く。)
*olla(いる)、tulla(来る)、mennä(行く)

文末の luona, luota, loukse は「〜のところ」を意味する後置詞。

luona 〜のところに
luota 〜のところから
luokse 〜のところへ

 

luona, luoka, luokse を使うときには、直前の名詞が属格[-n]になります。

属格 Pekan +luona, luota, luokse
主格 Pekka

 

この luona, luota, luokse を使った表現は、日本語と親和性があるなあというのが最初の感想。

同じ内容を英語で表そうとしたら、次のようなやや回りくどい表現を使わなければなりません。

フィン
Olen Pekan luona. I’m in the place of Pekka.
Tulen Pekan luota. I come from the place of Pekka.
Menen Pekan luokse. I go to the place of Pekka.

 

そういう意味で「Pekan luona → ペッカのところに」という流れの一致は、日本語ネイティブとしては嬉しい限り。

フィンランド語にちょっとした親近感を感じることのできる瞬間です。

フィンランド語学習記 vol.279 − 序数詞の格変化

昨日のエントリーでは「○階から○階へ」という表現を扱いました。

ensimmäisestä kerroksesta toiseen kerrokseen(1階から2階へ)
toisesta kerroksesta kolmanteen kerrokseen(2階から3階へ)

フィンランド語学習記 vol.278 − 何階へ行きますか?

手順前後になってしまいますが、序数詞の出格(〜から)と入格(〜へ)を作る手順をもう一度きちんと確認しておいた方がよいだろうと思ったので、以下にまとめてみたいと思います。

まず1〜10の序数詞は次のとおり。

基数 序数
1 yksi ensimmäinen
2 kaksi toinen
3 kolme kolmas
4 neljä neljäs
5 viisi viides
6 kuusi kuudes
7 seitsemän seitsemäs
8 kahdeksan kahdeksas
9 yhdeksän yhdeksäs
10 kymmenen kymmenes

 

*序数詞というのは「○番目の」を意味する数詞。英語の first, second, third に当たります。

これをもとに出格と入格の形を作ってみましょう。

[主格]ensimmäinen(1番目の)
→[出格]??(1番目から)
→[入格]??(1番目へ)

ここでは語尾の形によって「1〜2」と「3〜10」の二つのグループに分けて考えます。

 

1〜2 [-nen]で終わる序数詞

フィンランド語の1と2の序数詞はいずれも語尾が[-nen]で終わっています。

1 ensimmäinen
2 toinen

 

[-nen]で終わる序数詞からは、以下のように出格と入格を作ります。

ensimmäinen 1)まずは語幹を求める
[-nen]→[-se]
ensimmäise
ensimmäise 2ー1)出格に
[-stA]を付ける
ensimmäisestä
ensimmäise 2ー2)入格に
末尾の[e]を重ねて[-n]を付ける
ensimmäiseen

 

3〜10 [-s]で終わる序数詞

フィンランド語の3〜10の序数詞はいずれも語尾が[-s]で終わっています。

3 kolmas
4 neljäs
5 viides
6 kuudes
7 seitsemäs
8 kahdeksas
9 yhdeksäs
10 kymmenes

 

[-s]で終わる序数詞からは、以下のように出格と入格を作ります。

kolmas 1)まずは語幹を求める
[-s]→[-nte]
*この語幹は特殊
kolmante
kolmante 2ー1)出格に
[-stA]を付ける
*kpt変化[nt → nn]あり
kolmannesta
kolmante 2ー2)入格に
末尾の[e]を重ねて[-n]を付ける
*kpt変化なし
kolmanteen

 

まとめ

以上の手順を適用して1〜10の序数詞の出格と入格を作ると、次のようになります。

基数 序数
主格 主格 出格 入格
1 yksi ensimmäinen ensimmäisestä ensimmäiseen
2 kaksi toinen toisesta toiseen
3 kolme kolmas kolmannesta kolmanteen
4 neljä neljäs neljännestä neljänteen
5 viisi viides viidennestä viidenteen
6 kuusi kuudes kuudennesta kuudenteen
7 seitsemän seitsemäs seitsemännestä seitsemänteen
8 kahdeksan kahdeksas kahdeksannesta kahdeksanteen
9 yhdeksän yhdeksäs yhdeksännestä yhdeksänteen
10 kymmenen kymmenes kymmenennestä kymmenenteen

 

よーく見ると、7〜10は基数詞にそのまま[-nestA]と[-teen]を付けた形になっています。

それはそれでわかりやすいのですが、その他の数字はルールが異なるというのがやっかいなところ。

ただ「○から○へ」という表現は日常会話でよく使うようですし、すらすら言えるように練習しておきたいと思います。

それにしても kymmenennestä(キュンメネンネスタ)は早口言葉みたいですね!

フィンランド語学習記 vol.278 − 何階へ行きますか?

フィンランド語教室で使っているテキストにこんな表現が出てきました。

Hississä:(エレベーターで)
− Mihin kerrokseen Te menette?(何階へ行きますか?)
− Kolmanteen.(3階へ。)
*mihin(どこへ)、te(あなたは)、mennä(行く)

なお kerrokseen というのは「階」を意味する kerros の入格の形。

【主格】kerros(階)
【入格】kerrokseen(階の中へ)

ちょっと複雑な変化になっています。

この後、授業では「1階から2階へ」などの表現を習ったのですが、序数詞の格変化がまた複雑。

例えば「1階から2階へ」は  ensimmäisestä kerroksesta toiseen kerrokseen という表現になります。

前半の ensimmäisestä kerroksesta は出格の形。

主格 ensimmäinen
(1番目の)
kerros
(階)
出格 ensimmäisestä
(1番目から)
kerroksesta
(階から)

 

後半の toiseen kerrokseen は入格の形。

主格 toinen
(2番目の)
kerros
(階)
入格 toiseen
(2番目へ)
kerrokseen
(階へ)

 

つまり「○階から△階へ」と言いたいときには、○に入る序数詞を出格の形に、△に入る序数詞を入格の形にしなければなりません。

授業では、このルールに沿って一つずつ階を上っていきました。

ensimmäisestä kerroksesta toiseen kerrokseen(1階から2階へ)
toisesta kerroksesta kolmanteen kerrokseen(2階から3階へ)
kolmannesta kerroksesta neljänteen kerrokseen(3階から4階へ)
neljännestä kerroksesta viidenteen kerrokseen(4階から5階へ)
viidennestä kerroksesta kuudenteen kerrokseen(5階から6階へ)
kuudennesta kerroksesta seitsemänteen kerrokseen(6階から7階へ)

7階まで上っただけでかなりの息切れが。。。

とりあえずこの辺で一休みしておきたいと思います。

フィンランド語学習記 vol.277 − 日曜日は忙しい?

15030101

先日のフィンランド語教室でこんな表現を習いました。

Minulla on paljon tekemistä ensi sunnuntaina.(次の日曜にはたくさんすることがある。)
Minulla ei ole mitään tekemistä ensi sunnuntaina.(次の日曜には何もすることがない。)
*paljon(たくさんの)、ei mitään(何もない)、tehdä(する)、ensi(次の)、sunnuntai(日曜日)

最初にこの文を見たとき「えーと、tekemistä の元の形は何だったかな?」としばらく迷ってしまいました。

??

正解は「する」を意味する tehdä(テへダ)という動詞。

いわゆる基本動詞ではありますが、ずいぶん派手に語形変化しています。

授業では辞書形の tehdä から、この tekemistä を作る手順を再確認しました。

[辞書形]tehdä
↓↓
[動名詞分格]tekemistä

このあたりはしばらく扱っていなかったので、すっかり詳細を忘れています。

改めて手順をまとめてみると、次のようになりました。

tehdä 1)まずは三人称複数の形に
強形語幹 teke+[-vät]
tekevät
tekevät 2)動名詞に
[-vät]を外して[-minen]を付ける
tekeminen
tekeminen 3)分格に
[-nen]を[-se]に変える
[-e]を外して[-tä]を付ける
tekemistä

 

改めて書き出してみると行程が多い!

もちろんこのような手順を踏まずに tehdä → tekemistä と一気に最終形に持っていくことも可能です。

ただ迷ったときや他の動詞に当てはめたいときのことを考えると、細かいルールも押さえておいた方が良いのでしょう。

なかなか繊細な世界です。

cialis viagra online accutane