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外国語学習のゴールについて

外国語学習のゴールをどこに置くかは人それぞれ。

ネイティブスピーカーのようにすらすら話せるようになりたいという人もいるでしょう。

それに対して、外国語というのは必要なことができればよいのであって、ネイティブスピーカーのようになる必要はないと反論する人もいます。

どちらも一つの考え方ですが、私個人はどちらかの意見に全面的に賛成はしたくありません。

外国語を「どのように、どこまで」学ぶかは、他人ではなく自分自身が決めることだと思うからです。

とはいえおそらく多数を占めるのは、完璧でなくてもよいから、日常生活やビジネスで使えるレベルの外国語を学びたいという人ではないでしょうか。

そのような人におすすめなのが、その外国語を実際に日常生活やビジネスで使っている日本人の映像を見ることです。

その最大の利点は、自分の「到達目標」が実感としてわかるようになるということでしょう。

私たちは必ずしもネイティブスピーカーのようになる必要はないと頭ではわかっていても、普段の学習をすすめる上ではどうしても到達目標をネイティブスピーカーのレベルに置いてしまいがちです。

どうしてそのように目標を高く見積もってしまうのでしょうか?

一つには、私たちの周囲にロールモデルになるようなノンネイティブの学習者がなかなか見当たらないということがあるでしょう。

しかしネット上を探してみれば、グローバルな環境で外国語を使って堂々と渡り合っている日本人の映像をたくさん見つけることができます。

 

宮里藍さんのインタビュー

 

佐藤琢磨さんの対談番組

 

帰国子女でない日本人としては、この二人の英語はほんとに素晴らしいと思います。

到達目標の設定に迷っている人は、ぜひ自分が興味のある分野からロールモデルになってくれる人を探してみてください。きっと日々の学習のモチベーションアップにもつながることと思います。

フィンランド語学習記 vol.1 − どの言語を選ぶのか

一説によると、現在、世界には約3,000種類の言語があるそうです。だとすれば外国語の学習を始める際「どの言語を選ぶのか」というのは、とんでもなく幅の広い選択になるはずです。

もちろんほとんどの日本人は、そのような問いを発することなく義務教育で英語を学び始める訳ですし、外国語を選ぶといっても、せいぜい大学の第二外国語で5つくらいの言語から選ぶ経験をするくらいのものでしょう。

しかし本来この選択は、我々の有限な人生でどの世界へ踏み込んでいくか、という大変決定的な選択なのではないでしょうか。

いわゆる言語の天才と呼ばれるような人の中には、生涯に10や20の外国語を習得する人もいますが、私のような凡人にとっては英語の他にせいぜい一つや二つというのが関の山。それだけにこの選択は重いのです。

しかしある程度の年月を生きてくれば、それなりに興味の対象も定まり、いきおい選択肢は限定されてきます。

私の場合、これまでに頭をよぎったことがあるのは、

  • フランス語 (フランス映画が好きなので)
  • ドイツ語 (哲学書を原書で読みたいので)
  • ポルトガル語 (ボサノヴァが好きなので)
  • フィンランド語 (アキ・カウリスマキの映画が好きなので)
  • ユピック語 (アラスカの自然と文化に憧れていたので)

といったあたりでしょうか。

この中から逡巡の結果、フィンランド語を選択することにしました。

自分自身の学習履歴を振り返ってみると、気が付いたら英語を学び始め、英語圏を旅行し、英語圏に留学し、英語を教えることを職業にしていた、ということもあり、あまりメジャーでない言語に取り組んでみたいという意識がありました。かといってユピック語ではさすがに続けるのが難しいか、と思ったのです。

好きな映画もあるし「フィンランド語は猫の言葉」いう稲垣美晴さんの楽しい留学記を読んでいたので、とりあえずその世界に入っていくためのとっかかりもあります。

しかしこの選択をした時には知らなかったものの、日本におけるフィンランド語学習環境というのは、実はなかなか充実しているということが次第にわかってきたのです。

北欧の国といえば「アイスランド」「スウェーデン」「デンマーク」「ノルウェー」「フィンランド」の5か国があります。それぞれの人口を比較すると、

アイスランド 約320,000人
スウェーデン 約9,250,000人
デンマーク 約5,510,000人
ノルウェー 約4,800,000人
フィンランド 約5,330,000人

 

ということで、スウェーデンが頭一つ抜けており、アイスランド以外の3国は横並びといった感じ。フィンランドは北欧の中でも大きな国ではないし、ヨーロッパの中で見れば、なおさら小国です。

しかし大型書店の語学コーナーを見てみると、この5か国の中では比較的フィンランド語関係の書籍が充実しているように感じられます。もちろん充実していると言っても、ヨーロッパのメジャーな言語(フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語)に比べれば、微々たるものではあるのですが、それでもゼロから始める初学者にとっては心強いものがあります。

また語学学校のコースを調べてみたところ、スウェーデン語・デンマーク語・ノルウェー語はせいぜい1~2レベル(初級・中級)くらいのコースしかないのに対して、フィンランド語は5レベルもあったりします。

どうもフィンランド語は、今の日本でそれなりの人気があるのかもしれません。ムーミンの故郷だから? まあそのあたりはおいおいわかってくるでしょう。

 

フィンランド語は猫の言葉
稲垣 美晴
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