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よちよち歩きのフィンランド語

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フィンランド語学習者のためのブログ『Random Finnish Lesson』で、生後18か月の赤ん坊が好んで使うフィンランド語の表現が紹介されていました。

その一覧がこちら。

1 Alas!
2 Anna!
3 Avaa!
4 Istu!
5 Joo
6 Ka! (A short form of kato which is a spoken language form of katso.)
7 Kakka
8 Kakku
9 Kiitos!
10 Kenkä
11 Loppu
12 Moi moi!
13 Nam!
14 Nenä
15 Noin!
16 Papu
17 Pois!
18 Rikki (or ikki. It takes a while to learn the Finnish r.)
19 Tuu!
20 Vauva

 

一覧をざっと眺めてみると、もっとも使われている子音は[k]でしょうか。

また18を見ると、フィンランドで生まれた子どもであっても[r]の発音は難しいということがわかります。

Kakka、Kakku、Loppu、Rikki など、促音を含む単語も多く登場していますね。

促音は英語圏の人などには難しい発音と言われていますが、先述の[r]とは異なり、赤ん坊のうちから発音できる音だということがわかります。

 

成長の速度

Avaa!(Open)、Istu!(Sit)、Ka!(Look)などは、両親が赤ん坊に話しかける言葉を真似したものでしょう。

今の私の語彙力では、意味がわからない表現もたくさんあります。

生後18か月の赤ん坊にも負けているのか、と複雑な気持ちになりつつ、まだフィンランド語を初めて10か月だからあと8か月の猶予はあるな、などというロジックで自分を納得させたりもしています。

大人と生まれたての赤ん坊がよーいドンで同じ言葉を学び始めた場合、しばらくの間は大人の方がリードすると思うのですが、いつかは逆転されてしまいます。そのポイントというのは、平均すると何年後くらいになるのでしょう?

もちろん大人の方がどのような環境でその言葉を学ぶのか、言葉のどの要素を比較するのかによって、結果は全く異ったものになるでしょう。

バイリンガルな環境で赤ん坊を育てたことがある人なら、そのあたりをリアルに実感しているのかもしれません。機会があれば、話を聞いてみたいものです。

*それぞれの表現の意味を知りたいという方は、引用記事のコメント欄をご覧ください。そこに英訳がのせてあります。

 
Random Finnish Lesson: How to talk like a 1,5-year-old

「どういたしまして」の意味を考えてみる

英語で Thank you. とお礼を言われたら、何と答えますか?

手元の『Practical English Usage』を開いてみると、次のような表現が紹介されていました。

1 Not at all.
2 You’re welcome.
3 Don’t mention it.
4 That’s(quite)all right.
5 That’s OK.(informal)
6 No problem.(informal)

 
日本で英語を習った人なら、真っ先に思い付くのはおそらく You’re welcome. でしょう。これはアメリカ式の表現です。

その他にも、地域によって、また相手との関係性によって、さまざまな表現を用いることがあります。

以前住んでいたオーストラリアでは、No worries. という表現が一般的でした。これはいかにも Aussie な表現だと思います。

 

さて英語ではなく、日本語で「ありがとう」とお礼を言われたら、みなさんは何と答えますか?

インフォーマルな表現は多々あるものの、おそらく「どういたしまして」がもっとも一般的な表現でしょう。

私たちは日常生活で何の疑問もなくこの表現を使っています。しかしもし私が日本語を外国語として学ぶ立場だったら、次のような疑問を感じるに違いありません。

「どういたしまして」というのは、いったいどういう意味なのですか?

英語は単語ごとに分かち書きをすることもあり、内部構造を容易に把握することができます。例えば、You’re welcome. なら「あなたは歓迎されています。」、Don’t mention it. なら「それには触れてくれるな。」という意味ですね。

その点「どういたしまして」という言い回しには、どうもわかりにくいところがあります。

その謎を解くため、いくつか辞書を当たってみたところ、ウィクショナリー日本語版の説明がわかりやすかったので引用してみます。

どう、いたし・まし・て<「どう(どのように、何を)」+「いたす(「する」の謙譲語)」+「ます(丁寧語を造る助動詞)」+「て(反問的用法の終助詞)」)。
「何を、したというわけでもありませんよ(だから、気になさらないでください)」の意

「(私、あなたのために)何かをしましたか? いや何もしていません。」というニュアンスなのですね。

そう思って「どういたしまして」と呟いてみると、腑に落ちるとともに、このありふれた表現がとても美しい響きの日本語に聞こえてくるのが不思議です。

インターネットの「上」か「中」かを考えてみる − from DC Blog

突然ですが、問題です! 下線部に入る前置詞は何でしょう?

There is a lot of information              the Internet.

イギリスの著名な言語学者 David Crystal さんのブログで、the Internet の前に置く前置詞は on と in のどちらが適切か?という問題が取り上げられていました。

DCblog: On on or in the Internet

上記のエントリーによると、on という前置詞は通信手段を表すのに用いられます。例えば、

  • on TV
  • on the radio
  • on the phone

など。インターネットを一つの通信手段と考えれば、on the Internet という表現に何の違和感もありません。

またおもしろいと思ったのが、こちらの一文。

Metaphorical expressions reinforce the usage: one surfs on the Internet.

(隠喩表現もこの用法を強固なものにしている:インターネット上でサーフィンをする、など。)

ウェブサイトをあちこち見て回ることをインターネットサーフィンと言います。

サーフィンが波にのる(on the waves)スポーツなので、インターネットサーフィンもインターネットにのる(on the Internet)イメージにつながりやすいということなのでしょう。

on the Internet という表現には、インターネットというボーダーレスな世界の表面を軽やかに移動しているようなイメージがあります。

一方の in という前置詞は、紙の情報媒体でよく用いられます。例えば、

  • in a book
  • in a magazine
  • in a newspaper

など。インターネットを一つの情報媒体と考えれば、in the Internet という表現にも居場所を与えたくなります。

in the internet という表現には、インターネットという巨大な図書館に入り、書架の本を閲覧しているようなイメージがあります。

それではいったい on the Internet と in the Internet のどちらが適切なのでしょうか? David Crystal さんの結論を見てみましょう。

I use both prepositions, in this respect, depending on the semantics of what I have in mind. I say to people that they will find something on my website and also in my website, depending on whether I am thinking of the website as a single location or as a container of data.

(この点について、私は思い浮かべている意味によって、両方の前置詞を使います。私は人々に、私のウェブサイト上(on my website)で何かを見つけてくださいと言うときもありますし、私のウェブサイトの中(in my website)で何かを見つけてくださいと言うときもあります。それはウェブサイトを「単一の場所」として見ているか、「データの集積」として見ているかの違いなのです。)

すなわち、これは文脈なしにどちらが適切と言えるような問題ではなく、私たちが on と in という前置詞を使ってこの世界を「どのように解釈するか」という問題なのだと思います。

とても興味深いトピックではないでしょうか?

「No Second Life セミナー17」に参加しました

昨日の土曜日、立花岳志さんの「No Second Life セミナー17」に参加してきました。

8/3(土)東京にて「人生をデザインする!幸せと自由を謳歌したい人のためのネクストステップセミナー」開催!No Second Lifeセミナー17 です!! | No Second Life

立花さんは『No Second Life』という人気ブログを運営するいわゆるプロブロガー。『ノマドワーカーという生き方』などの著書も複数出版されています。

立花さんのセミナーに参加するのは、昨年の11月以来二回目。

仕事の都合などで最近はなかなか参加することができなかったのですが、久しぶりに参加することができました。

当日は時間に余裕を持って会場のある新宿へ向かったものの、途中で迷ってしまい、開始時間ぎりぎりに到着。

会場の会議室はすでに前方からぎっしりと席が埋め尽くされており、なかなか壮観です。当日の参加者は100人とのこと。

今回のセミナーは「人生をデザインする!幸せと自由を謳歌したい人のためのネクストステップセミナー」と題して、思い描いた人生を実現するための戦略を8つのキーワードに沿ってお話するというもの。

その8つのキーワードはこちら。

  • 行動とモチベーション
  • フォーカルポイント
  • マジメの罠(犬の道)
  • 自分軸
  • 直感・ひらめき
  • ブランディング
  • ネット・ブランディング
  • 出版

今回のエントリーでは、セミナーの中で特に印象に残った3つのお話を紹介してみたいと思います。

 

1)変えるべきは意識ではなく行動

セミナーの冒頭、立花さんから、私たちが「落ち込む」のは意識か?それとも行動か?という問いかけがありました。

例えば、仕事で何か嫌なことがあったとき、私たちは家に帰ってから、ベッドに伏せることもできますし、気晴らしにランニングをすることもできます。

嫌なことがあって「落ち込んでいる」という意識は変えられなくても、その後の行動は変えることができるという訳です。

その結果、ベッドに伏せることを選択した人と、ランニングを選択した人では、1時間後の意識は違っているかもしれないというお話でした。

意識と行動を切り離すためには、実際に落ち込んだとき「自分は今、○○という理由で落ち込んでいる」というように、一歩引いたところから客観的に自分を見るようにするとよいとのこと。納得です。

 

2)焦点に行動を絞り込め

語学や運動など、やりたいことがたくさんあったとしても、残念ながら私たちの時間は限られています。

特に仕事を持っている場合は、そこでかなり多くの時間とエネルギーを費やすことになるため、やりたいことに優先順位を付けて、余力をどのように振り分けるかを考えなければなりません。

具体的には、どれも中途半端にしないために、まずは余力の80%をもっともやりたいこと(最優先事項)に集中するべきとのお話がありました。

これは、今の自分にとっても非常に頭の痛い問題であり、以下のような項目にどう優先順位を付けるべきか、セミナーの間もぐるぐる考えてしまったのですが、これといった妙案は出ず。

  • 語学
  • 読書
  • ブログ
  • 運動
  • etc.

これについては、改めてじっくりと考えてみる必要がありそうです。

 

3)判断基準を他人から自分に移す

流行というのは、自然発生的に起こるものではなく、誰かが人為的に仕掛けているもの。

単に流行っているからという理由で、何かを追いかけるのはやめましょう。自分の価値観を大切にし、よいものはよい、悪いものは悪いとはっきり伝えること。安易に他者に同調しないこと。そのようなお話を伺いました。

「人の評価に一喜一憂しない」「好きなモノは堂々と好きと言う」などは特に印象に残るフレーズ。

改めて書き出してみると当たり前のことではあるのですが、それが行動のレベルできちんとできているか?ということになると、やや心もとないところもあるのが実情です。自戒の意味も込めて、ここに書き残しておきたいと思います。

 

セミナーは講演とワーク、Q&Aを含めて全3時間。盛大な拍手とともに終了しました。

セミナー終了後は、前回参加できなかった懇親会にも参加。多くの方とお話することができました。普段の生活では出会うことのないような経歴・職業の方も多く、よい刺激を受けることができました。

また懇親会の余興で、ジャンケン大会による本のプレゼントがあったのですが、まさかの勝ち残り。染谷昌利さんの『ブログ飯』という本をいただきました。さっそく読んでみたいと思います。

参加したみなさま、お疲れ様でした。またお話させていただいたみなさま、ありがとうございました。

複数の英語辞書を一括検索してくれるウェブサービス『OneLook』

一つの単語をさまざまな辞書で調べてみたくなることはありませんか?

辞書にはそれぞれに個性があります。複数の語義を比べてみることで、新しく見えてくることもあるかもしれません。

『OneLook』は、そんな希望を叶えてくれるウェブサービス。検索窓に調べたい単語を入力すると、さまざまなオンライン辞書へのリンクを生成してくれます。

トップページの表記によると、1062の辞書から、19,500,236の単語を index しているとのこと。(2013年8月現在)

もちろん玉石混淆だとは思いますが、それでもびっくりするような数字です。

試しに sleep という単語を入力してみると、52の辞書へのリンクが生成されました。

ここから青字の sleep をクリックすると、各辞書の語義のページへ直接飛ぶことができます。

せっかくなので、語義の一部を見てみましょう。

sleep

a periodic state of physiological rest during which consciousness is suspended and metabolic rate is decreased

『Collins English Dictionary』

sleep

to go into a natural state in which you are unconscious for a time and your body rests, especially for several hours at night

『Macmillan dictionary』

同じ単語でも全く異なる説明の仕方をしていることがわかります。(余談ながら、こんな風に意味を当たり前に知っている単語をわざわざ調べてみると、思わぬ発見があることも。)

また個人的によくお世話になっているもう一つの Onelook の使い方は、レアな単語の検索です。

例えば、Euouae という単語を検索してみると、Wikipedia 以外では、Collins English Dictionary だけがヒットしました。

*Euouae って何?という方はこちらから。
[参考]Euouae | Fragments

これにより他のさまざまな辞書に当たる手間が省け、Collins English dictionary にのみ当たればよいということがわかります。

それほど頻繁に使うことはないかもしれませんが、オンライン辞書をよく使う人ならブックマークをしておいて損のないウェブページだと思います。

 
OneLook Dictionary Search

 

センチメンタルではない方のセンチのはなし

photo credit: mr. Wood via photopin cc

1メートル=100センチメートルというのは、小学校で習う単位のひとつ。

このセンチ[centi-]というのは、もともと「100」や「100分の1」を表すラテン語の接頭辞で、他のさまざまな単語にも使われています。

その一部を見てみましょう。

1 centigrade センチグレード(百分度、摂氏度)
2 centigram センチグラム(100分の1グラム)
3 centillion 10の303乗
4 centiliter センチリットル(100分の1リットル)
5 centimeter センチメートル(100分の1メートル)
6 centipede ムカデ

 
1) centigrade のもともとの意味は「100分割した目盛り」のこと。

現在ではおもに「水が0度で凍り、100度で沸騰する」摂氏温度の単位として使われています。

ただし近年は celsius の方がよく使われているとのこと。そのため35°Cなどの”C”は、centigrade の”C”でもあり、celsius の”C”でもあります。

3) 10の303乗を centillion と呼ぶのはなぜでしょう?

英語では、million(1,000,000)、billion(1,000,000,000)というように、ゼロが3つ増えるごとに位が上がっていきます。

その際、million を1、billion を2と数えていくと、10の303乗が100番目に当たるため centillion となりました。

1 million 106
2 billion 109
3 trillion 1012
4 quadrillion 1015
100 centillion 10303

 
6) centipede は、centi(百)+pede(足)という成り立ちの単語。

日本語のムカデも漢字で「百足」と書くので全く同じですね。英語でも日本語でも「百」が付いていますが、実際の足の数はぴったり百という訳ではないようです。

では何本なのか?というと種類によってさまざまなようですが、多いものになると100本以上(!)のムカデもいるそうです。

以上、今回はセンチ[centi-]が付く英単語を紹介しました。

なお[senti-]が付く単語には、sentimantal(感傷的な)、sentinel(歩哨)などがありますが、これはまた別の話。

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