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言葉によって、悪業をなす

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平井正修さんの『坐禅のすすめ』という本に、仏教の十悪業(人間が犯しやすい基本的な悪業)というものが紹介されていました。印象に残ったので、引用してみたいと思います。

  • 「殺生(殺すこと)」
  • 「偸盗(盗むこと)」
  • 「邪淫(不倫をすること)」
  • 「悪口(他人をあしざまにいうこと)」
  • 「両舌(二枚舌を使うこと)」
  • 「綺語(おべんちゃらをいうこと)」
  • 「妄語(うそをつくこと)」
  • 「貪(むさぼること)」
  • 「瞋(怒ること)」
  • 「癡(無知で愚かなこと)」

…前から三つは身体にかかわるもの、次の四つは口にかかわるもの、最後の三つは心にかかわるものです。これを「身三口四意三」というのですが、人は口で、つまり言葉によって、悪業をなすことがいちばん多いのです。

『坐禅のすすめ』P.106

たしかに言葉の持つ力というのはとても強いもの。

使い方を一つ間違えると、思いがけない刃で相手を傷つけてしまうことがあります。

誰しも、心ない言葉に傷ついた経験の一つや二つは持っていることでしょう。

またそのような言葉というのは、ブーメランのように跳ね返ってきて、言葉を発した人自身を傷つけてしまうことも。

例えば、あなたが目の前にいない人の悪口を誰かにぺらぺらと話してしまったとします。

そのとき、その話を聞いた相手が何とも思っていなくても、話したあなた自身が後悔や罪悪感に苛まれるというのはよくあること。

実際、言葉というのはそのような形で人を傷つけることも多いような気がします。

人が生きている限り、人を傷つけたり、傷つけられたりすることは避けられない訳ですが、できる限り「言葉によって、悪業をなす」ことのないよう心がけたいとは思います。

 

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[th]の発音が上手くなるには

photo credit: IMGP3627 via photopin (license)

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英語には日本語に存在しない音がいくつかあります。

その一つが[th]の音。

[th]の音には二種類あり、think の[th]のような無声音は /θ/、this の[th]のような有声音は /ð/ の発音記号で表します。

いずれも上下の歯の間に舌を付けて発音するのは難しく、特に初心者の人はそれぞれ /s/ と /z/ の音で代用してしまうのではないでしょうか。

今回は自分がそんな[th]の発音をどのように練習したかという話を書いてみたいと思います。

話はむかしむかしオーストラリアに滞在していた頃に遡ります。

オーストラリアのバスでは、多くの人がバスから降りるときに運転手さんに Thank you./Thanks. などと声をかけます。

郷に入りては郷に従えと思い、自分もバスを降りるときには Thank you. と声をかけていたのですが、最初の頃は典型的な日本人(?)らしく Sank you. という発音になっていたように思います。

しかしある日のこと、他はともかく、この挨拶だけは頑張ってきちんとした[th]の発音にしてみようと決意しました。

それでぎこちなくても、日々[th]の音を意識して Thank you. と言い続けていたら、いつのまにか無意識に[th]の音が出せるようになっていました。

しかもそれ以降は Thank you. だけではなく、例えば something のように語中に[th]が来る単語でも、きちんと[th]の音を出さないと違和感があって、自然と発音が矯正されていきました。

よって[th]の発音が上手くなるには、まず身の回りの人に感謝するという方法もあるのかもしれません。

introvert(内向的な人)+extrovert(外向的な人)=??

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英語には内向的な人を表す introvert、外向的な人を表す extrovert という単語があります。

introvert

a shy person : a quiet person who does not find it easy to talk to other people

「Merriam-Webster Dictionary」

extrovert

a friendly person who likes being with and talking to other people : an outgoing person

「Merriam-Webster Dictionary」

伝統的な性格の二分法ですが、個人的にはこの分類にやや違和感を感じることも。

ある場面やある関係においては introvert であっても、別の場面や別の関係においては extrovert であるという人も多いはず。

そのあたりを無視して introvert/extrovert とラベリングしてしまうのは、ちょっと大雑把なのではないかと思います。

ところが最近、そんなもやもやを吹き飛ばしてくれる単語に出会いました。

ambivert

a person having characteristics of both extrovert and introvert

「Merriam-Webster Dictionary」

そんなことを言ったら大半の人間が ambivert になってしまうし、introvert/extrovert というのは、おおまかな区分を表す単語に過ぎないのだからそんなに神経質になる必要はないという意見もあるでしょう。

でも ambivert という単語を最初に考えた人は、きっと自分と同じようなもやもやを感じていたのではないかと想像してしまうのですが、果たしてどうでしょうか?

東京ミッドタウンで読書会に参加してきました

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世間では「読書会」というものがブームになっている(?)と聞いて、自分も初めて参加してきました。

今回参加したのは、読書会の老舗「猫町倶楽部」の中のアウトプット勉強会という、主にビジネス書を扱う分科会。

昨日、3/21(土)の課題本はこちら。

なぜ人と組織は変われないのか――ハーバード流 自己変革の理論と実践

読書会というのはつまり、この本を事前に読んできて、参加者同士で感想を話したり、内容を議論したりするということ。

課題本は思ったよりボリュームがあって大変でしたが、何とか数日前に読了することができました。

会場のミッドタウン・タワーに着くと、ロビーにサポーターと呼ばれるスタッフの人が待機してくれています。ここで入館証をもらい、21階の会議室へ。

広々とした会議室には、既に数十人の人が来ていました。この日は全部で80人くらいの参加者だったよう。

参加者はいくつかのテーブルに分かれて座るようになっており、自分のテーブルは8人でした。それぞれのテーブルにファシリテーターと呼ばれる進行役の人がいて、その人を中心にディスカッションを行います。

簡単な自己紹介のあと、課題本の最も印象に残った点をシェアするところからスタート。初めは緊張していましたが、意外とすんなり話の輪に入っていくことができたのでよかったです。

読書会が2時間半、その後の懇親会が2時間。たっぷり話をして帰宅。充実した時間を過ごすことができました。

参加する前は「本の内容をきちんと理解していないとダメなのかな?」とか「ぜんぜん議論に付いていけないのではないか?」などと心配していましたが、全くそんなことはありませんでした。

進行役の人がどの参加者にも話を振ってくれますし、ちょっと的外れなことを言ってしまったとしてもお互い様という感じで許容してくれる雰囲気があります。

いずれにせよ、本好きとしてはやはり本の話をするのは楽しいもの。面白そうな課題本があったら、ぜひまた参加してみたいと思います。

そして、

今回の読書会に参加してみて思ったのは、自分で読書会を主催したら面白いだろうなということ。例えば、語学に関する本を扱いつつ、体験談や方法論をシェアできたら楽しいのではないかと。

そんな読書会はどうでしょう??

 
猫町倶楽部 -猫町倶楽部の読書会-

グリーンランドのバンド Nanook を聴いてみる

グリーンランドと聞いて思い浮かぶイメージは、世界地図の上の方で妙な存在感を主張している白い島。

調べてみると、ここはデンマーク領で、面積は日本の約6倍。その広大な領土に約50,000人の人が住んでいます。

最近よく聴いているのが、このグリーンランドの Nanook というバンド。

グリーンランドの音楽?

と言っても、民族音楽のようなものではなく、ストレートなロックサウンドです。

ただし歌詞はすべてグリーンランド語というところがポイントかもしれません。

グリーンランドの公用語であるグリーンランド語は、言語系統的にはイヌイット語の一つに分類されるよう。

ただラテン文字を使っているので、文字から何となく音を想像することはできます。

公式ホームページに掲載されている歌詞の対訳によると、さきほどの曲名「Ingerlaliinnaleqaagut」は We keep on going という英訳になっています。

Ingerlaliinnaleqaagut

uummatiga ulikkaariartormat
kissarneq tunginnut supoorpara
qungujummik akigamma
eqqarsaatitit atuarpakka
qaammassuaq imissereersoq
ersiginagu akuerisigu

We keep on going

As my heart fills up
I blow warmth in your direction
I read your mind
when you responded with a smile
don’t be afraid of the full moon
let’s embrace it

from Nanook official website

4語の英語がグリーンランド語では1語に。

ひとつながりの単語の中に主語や述語を含める言語体系なのでしょうか? このあたりは謎。

それにしても人口50,000人のマーケットで音楽をやっていくというのは大変なことだと思います。

そんなバンドをささやかながら応援したいと思ったので、iTunes からアルバムを購入してみました。

そんな風にグリーンランドのバンドをサポートできるというのも、デジタル時代の恩恵。考えてみるとすごいことですね。

 
Live in Nuuk

クジラのような時間

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時間を忘れるくらい夢中になって遊んで、

「楽しかった!」と言いたいとき、

どんな英語のフレーズを使いますか?

??

一般的なのは、次のような表現でしょう。

I had fun.
I had a good time.
I had a great time.

これでも楽しさは伝わると思いますが、もしいつもとは違ったニュアンスを伝えてみたいなら、例えばこんな表現はいかがでしょう?

I had a whale of a time.

クジラのような時間とは?

??

a whale of a time というのは、楽しい時間を表すイディオム。

I had a whale of a time.

素晴らしい時を過ごした。

「ランダムハウス英和大辞典 第2版」

それにしても、なぜここでクジラが出てくるのでしょう?

クジラに出会うような非日常の時間を過ごしたという意味なのかな?と思ったのですが、調べてみるとそうではないよう。

クジラというのは「大きいもの」の象徴であり、

このとてつもなく大きいというイメージが、とてつもなく素晴らしいというイメージにつながっているようなのです。

もちろん現代に生きる私たちとしては「大きい=良い」という価値観に無条件に賛同できる訳ではありません。

ただしこの a whale of を使って、次のような文も作ることができると知ったらどうでしょう?

I have a whale of a dream.

こんなことを言われたら、いったいどんな夢なのか、すぐに聞いてみたくなりますね。また、

自分にとってのクジラのような夢というのは何だろう?

そんなことを少しばかり考えてみたくもなります。

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