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杮と柿

こけらおとし【杮落し】

〔建築工事が終わって足場などの杮を払い落とすことから〕新築の劇場や映画館で行われる最初の興行。

「新明解国語辞典 第七版」

こけらおとしで足場から払い落とすのは、果物の「柿」ではありません。

こけら【杮】

材木を削ったくず。〔狭義では、屋根をふくのに使う薄い板を指す。例、「ーぶき」〕

「新明解国語辞典 第七版」

こけらおとしの「杮」というのは、材木のくずのことなんですね。

。。。

それはよいとして、今回取り上げたいのは、この「杮(こけら)」という漢字。

どう見ても、果物の「柿(かき)」にしか見えないのですが、実は少しだけ異なっているのだそう。

ただしメイリオフォントでは、ほぼ同じに見えてしまうので、ヒラギノフォントで拡大して見てみましょう。

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杮(こけら)の方は右側の縦棒がぐっと通っているのに対して、柿(かき)の方は右上がなべぶたになっています。

お互いに似ている漢字というのは他にもありますが、拡大しないと違いがわからない組み合わせというのは、さすがにあまりないのではないでしょうか。

せっかくなので、木くずの中から秋の味覚を探してみてください。

杮杮杮杮杮柿杮杮杮杮

フィンランド語学習記 vol.279 − 序数詞の格変化

昨日のエントリーでは「○階から○階へ」という表現を扱いました。

ensimmäisestä kerroksesta toiseen kerrokseen(1階から2階へ)
toisesta kerroksesta kolmanteen kerrokseen(2階から3階へ)

フィンランド語学習記 vol.278 − 何階へ行きますか?

手順前後になってしまいますが、序数詞の出格(〜から)と入格(〜へ)を作る手順をもう一度きちんと確認しておいた方がよいだろうと思ったので、以下にまとめてみたいと思います。

まず1〜10の序数詞は次のとおり。

基数 序数
1 yksi ensimmäinen
2 kaksi toinen
3 kolme kolmas
4 neljä neljäs
5 viisi viides
6 kuusi kuudes
7 seitsemän seitsemäs
8 kahdeksan kahdeksas
9 yhdeksän yhdeksäs
10 kymmenen kymmenes

 

*序数詞というのは「○番目の」を意味する数詞。英語の first, second, third に当たります。

これをもとに出格と入格の形を作ってみましょう。

[主格]ensimmäinen(1番目の)
→[出格]??(1番目から)
→[入格]??(1番目へ)

ここでは語尾の形によって「1〜2」と「3〜10」の二つのグループに分けて考えます。

 

1〜2 [-nen]で終わる序数詞

フィンランド語の1と2の序数詞はいずれも語尾が[-nen]で終わっています。

1 ensimmäinen
2 toinen

 

[-nen]で終わる序数詞からは、以下のように出格と入格を作ります。

ensimmäinen 1)まずは語幹を求める
[-nen]→[-se]
ensimmäise
ensimmäise 2ー1)出格に
[-stA]を付ける
ensimmäisestä
ensimmäise 2ー2)入格に
末尾の[e]を重ねて[-n]を付ける
ensimmäiseen

 

3〜10 [-s]で終わる序数詞

フィンランド語の3〜10の序数詞はいずれも語尾が[-s]で終わっています。

3 kolmas
4 neljäs
5 viides
6 kuudes
7 seitsemäs
8 kahdeksas
9 yhdeksäs
10 kymmenes

 

[-s]で終わる序数詞からは、以下のように出格と入格を作ります。

kolmas 1)まずは語幹を求める
[-s]→[-nte]
*この語幹は特殊
kolmante
kolmante 2ー1)出格に
[-stA]を付ける
*kpt変化[nt → nn]あり
kolmannesta
kolmante 2ー2)入格に
末尾の[e]を重ねて[-n]を付ける
*kpt変化なし
kolmanteen

 

まとめ

以上の手順を適用して1〜10の序数詞の出格と入格を作ると、次のようになります。

基数 序数
主格 主格 出格 入格
1 yksi ensimmäinen ensimmäisestä ensimmäiseen
2 kaksi toinen toisesta toiseen
3 kolme kolmas kolmannesta kolmanteen
4 neljä neljäs neljännestä neljänteen
5 viisi viides viidennestä viidenteen
6 kuusi kuudes kuudennesta kuudenteen
7 seitsemän seitsemäs seitsemännestä seitsemänteen
8 kahdeksan kahdeksas kahdeksannesta kahdeksanteen
9 yhdeksän yhdeksäs yhdeksännestä yhdeksänteen
10 kymmenen kymmenes kymmenennestä kymmenenteen

 

よーく見ると、7〜10は基数詞にそのまま[-nestA]と[-teen]を付けた形になっています。

それはそれでわかりやすいのですが、その他の数字はルールが異なるというのがやっかいなところ。

ただ「○から○へ」という表現は日常会話でよく使うようですし、すらすら言えるように練習しておきたいと思います。

それにしても kymmenennestä(キュンメネンネスタ)は早口言葉みたいですね!

フィンランド語学習記 vol.278 − 何階へ行きますか?

フィンランド語教室で使っているテキストにこんな表現が出てきました。

Hississä:(エレベーターで)
− Mihin kerrokseen Te menette?(何階へ行きますか?)
− Kolmanteen.(3階へ。)
*mihin(どこへ)、te(あなたは)、mennä(行く)

なお kerrokseen というのは「階」を意味する kerros の入格の形。

【主格】kerros(階)
【入格】kerrokseen(階の中へ)

ちょっと複雑な変化になっています。

この後、授業では「1階から2階へ」などの表現を習ったのですが、序数詞の格変化がまた複雑。

例えば「1階から2階へ」は  ensimmäisestä kerroksesta toiseen kerrokseen という表現になります。

前半の ensimmäisestä kerroksesta は出格の形。

主格 ensimmäinen
(1番目の)
kerros
(階)
出格 ensimmäisestä
(1番目から)
kerroksesta
(階から)

 

後半の toiseen kerrokseen は入格の形。

主格 toinen
(2番目の)
kerros
(階)
入格 toiseen
(2番目へ)
kerrokseen
(階へ)

 

つまり「○階から△階へ」と言いたいときには、○に入る序数詞を出格の形に、△に入る序数詞を入格の形にしなければなりません。

授業では、このルールに沿って一つずつ階を上っていきました。

ensimmäisestä kerroksesta toiseen kerrokseen(1階から2階へ)
toisesta kerroksesta kolmanteen kerrokseen(2階から3階へ)
kolmannesta kerroksesta neljänteen kerrokseen(3階から4階へ)
neljännestä kerroksesta viidenteen kerrokseen(4階から5階へ)
viidennestä kerroksesta kuudenteen kerrokseen(5階から6階へ)
kuudennesta kerroksesta seitsemänteen kerrokseen(6階から7階へ)

7階まで上っただけでかなりの息切れが。。。

とりあえずこの辺で一休みしておきたいと思います。

I walk slowly, but I never walk backward.

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

I walk slowly, but I never walk backward.

(私の歩みは遅いが、歩んだ道を引き返すことはない。)

− Abraham Lincoln

毎年この時期に思うのは「努力は報われるとは限らない」ということ。

先が見えない中で、前に進み続けるというのは、非常にしんどいことでしょう。

でもだからこそ、努力できる人とできない人がいるのだと思います。

もし「努力は必ず報われる」ということになれば、誰だって努力を続けることができるはず。

すると、努力という言葉の持つ意味はどこかに失われてしまい、その努力はもはや努力ではなくなってしまいます。

何だか禅問答のようになってしまいましたが、ここでちょっと考えてみてほしいのは、もし努力が報われなかったとしたら、それまで取り組んできたことはすべて水泡に帰してしまうのだろうか?ということ。

もしサッカーが上手くなりたいのにバットの素振りをしていたり、英語が上手くなりたいのに枕草子を読んでいたりするのなら、一旦立ち止まって正しい方向を見つけなければなりません。

しかしそうではないのなら、諦めたり、自棄になったりして、今来た道を引き返してしまわない限り、必ずどこかに辿り着くことができるはず。

疲れてしまって一歩も歩けないというのなら、まずはお茶を一杯。

そしてあんみつを一杯食べてから、もう一度歩き始めればよいのだと思います。

「連休」は英語で何と言う?

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週末休みではない仕事をしているので、なかなか「連休」というものがありません。

そんなせいか、たまに連休があると、つい前日からソワソワしてしまいます。それでいて実際にはぐーたら過ごすだけだったりするのですが。

さて、そんな「連休」というのは、いったい英語で何と言うのでしょう?

とても身近な表現なのに、改めて考えてみるとぱっと出てきません。

まずは和英辞書で「れんきゅう」を調べてみました。

れんきゅう 連休

週末は3連休だ

We have a three-day weekend(We have three holidays in a row this weekend. また一般に漠然と We have a long weekend. のようにいうこともできる)

「ウィズダム和英辞典 第2版」

なんと「れんきゅう」の項には3連休の例しかありません。2連休などは連休のうちではないと!

それはさておき、上記の表現を使って2連休を表すとしたら、I have two holidays in a row. でよいのでしょうか?

しかし two holidays in a row というのは、ちょっと大仰な表現のようにも思えます。(まあ、たかが2連休ですので。)

もう少しさらっと「連休」を表現することはできないものでしょうか。

調べてみると、他には次のような表現が。

  • XX days off in a row
  • XX straight holidays
  • XX straight days off
  • XX consecutive holidays
  • holidays XX days running

いろいろありますが、どれも日本語の「連休」ほどにはさらっとしていません。

おそらく「3連休くらいじゃないと、わざわざ連休と強調するほどではない」というのが本当のところなのかもしれません。

そうは言っても、3連休なんて正月と夏休みくらい。。。

と、悲しい現実に直面させられておりますが、めげずに頑張っていきましょう!

 
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「先輩!ちょっと、お茶しませんか?。。。いや、お茶にしませんか?」

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例えばの話、職場にすごくかわいい女の子がいたとして、

「先輩!ちょっと、お茶にしませんか?」

と言われたときと、

「先輩!ちょっと、お茶しませんか?」

と言われたときでは、ずいぶん嬉しさが違うのではないでしょうか?

この違いはいったいどこから来るのでしょう?

お茶にする

仕事の途中で、ちょっと休む。

「新明解国語辞典 第七版」

お茶する

お茶するとは、喫茶店へ行くこと。

「日本語俗語辞書」

そうそう「お茶にする」というのは昔からある日本語で「一息入れる」の意味。

実際にお茶を飲むのか、コーヒーを飲むのか、クッキーをつまむのかはわかりませんが、いずれにしてもそれ以上の意味はなさそうです。

しかし「お茶にする」の「に」がなくなった途端に何だか期待が高まってくるのは、喫茶店へ行けるから?

。。。いやいや、もちろんそれだけではありません。

お茶するとは喫茶店に行くこと及び、喫茶店で何か飲みながら休憩したり、話したりすることを意味する。1970年代にどこかへ行くことを「○○する」といった表現が流行(映画に行く場合なら「映画する」など)。お茶するもその一つだが、他と違い、ナンパの常套文句など、後々まで使われ、1980年代前半には独立して流行語となっている。…

「日本語俗語辞書」

はい、まあ、こういう期待を言葉の裏側に見てしまうのは、私だけではないでしょう。

「に」の一文字を消すだけで、これだけの破壊力を付与してしまう日本語の奥深さには改めてびっくりさせられます。

女性のみなさんはくれぐれも使い間違えないよう、お願いいたします。

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