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ほめること、認めること

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例えば、職場の人間関係を円滑にするために、私たちは「ほめる」という方法を用いることがあります。

  • その髪型、似合っていますね。
  • 遅くまで、仕事頑張っていますね。

ただしいつも同じメンバーと顔を合わせる職場で、日々ほめることを探すというのは、かなり大変なこと。

ほめることが全く見つからない日もあるでしょうし、また毎日のようにほめていたらわざとらしい感じもします。

そんなときに試したいのが「認める」という方法。

ここで言う「認める」というのは相手の能力を認めるとか、そういうことではなく、相手の様子をそのまま言葉にするということ。

  • もう夏の服装ですね。
  • シャツが青ですね。
  • 書類がたくさんありますね。
  • 今日はカバン重そうですね。

これらは「○○だからよいですね」とほめているのではなく、単に「○○ですね」と認めているだけ。

これなら、ほめることに比べて、ハードルはぐっと下がるはず。

それでも、こんな風にちょっとした気付きを言葉にしてあげるだけで、その場に暖かな雰囲気を作りだすことができます。そんなところに人のコミュニケーションの奥深さを感じます。

はひふへほの笑い声

photo credit: 1272 sn1 via photopin (license)

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日本語の「はひふへほ」は、並べてみるとどれも笑い声になります。

  • ははは
  • ひひひ
  • ふふふ
  • へへへ
  • ほほほ

同じ笑い声でも、それぞれ固有のイメージを持っているのが面白いところ。

ははは

一番オーソドックスな笑い方。

ひひひ

嫌らしい感じ? 悪役の笑い声でしょうか。

ふふふ

これは男性だと不敵な印象。一方、女性だとかわいらしい印象になりますね。

へへへ

照れ笑いの表情が目に浮かびます。

ほほほ

上品、というか古風な感じ?

またこれらの笑い声は最初の一文字を変えるだけで、さまざまなバリエーションを作ることができます。

例えば「ははは」の場合、

  • あはは
  • がはは
  • だはは
  • なはは
  • わはは

などなど。

共通するのは、最初の一文字が元の「は」と同じく「あ段」の音であるということ。

ただし「まはは」とか「らはは」というのは聞いたことがありません。
(誰か流行らせてみてはどうでしょう?)

また「は」の数は、三つと決まっている訳ではないので、

  • はははは
  • ははははは
  • はははははは

と、どんどん伸ばしてみたり、

あるいは、

  • はっはっは
  • あっはっは

と、間に促音を挟んでみたり。

こんな風に「はひふへほ」を軸にいったい何種類の笑い声を作ることができるのか?を考えてみると、改めて日本語の造語力というものに驚かされます。

ペスクタリアン(Pescetarian)

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ベジタリアン(Vegetarian)という単語は広く一般に浸透していますが、その定義はさまざま。

肉と魚を食べないという点は共通していますが、卵・乳製品・蜂蜜を許容するかどうかは個人差があるよう。

これらの卵・乳製品・蜂蜜も一切食べない人たちはヴィーガン(Vegan)と呼ばれています。

自分自身がベジタリアンになるつもりは全くないのですが、肉はそれほど好きではないので、食べられなくなっても特にしんどくはないだろうと思います。しかし新潟育ちということもありまして、魚が食べられないのはしんどい。

そんな「肉=×、魚=○」な人を表わす単語はあるのだろうか?と思って調べてみると、こんな単語を見つけました。

pescetarian

A person who consumes no animal flesh with the exception of fish or seafood.

「Wiktionary」

ペスクタリアン(Pescetarian)というのは、動物の肉は食べないものの、魚介類は食べるという人たち。

本当に英語にはありとあらゆる単語があるなあ、と感心。

このペスクタリアン、欧米よりも日本にたくさんいそうなイメージがあるのですが、実際はどうなのでしょうか?

『太宰治の辞書』北村薫著

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17年ぶりの再会。北村薫さんの新刊『太宰治の辞書』を読みました。

太宰治の辞書

これはデビュー作の『空飛ぶ馬』から始まった円紫さんシリーズの6作目。

  • 『空飛ぶ馬』
  • 『夜の蝉』
  • 『秋の花』
  • 『六の宮の姫君』
  • 『朝霧』
  • 『太宰治の辞書』

円紫さんシリーズというのは、主人公の女子大生「私」が落語家の春桜亭円紫さんを探偵役に様々な「日常の謎」を解いていく推理小説のシリーズ。

調べてみると、前作の『朝霧』が1998年に出ているので、なんと17年ぶり(!)のシリーズ新刊ということになります。

まさか新刊が出るとは思っていなかったので、最初に書店で見かけたときには本当にびっくりしました。

さっそく購入したものの、一気に読んでしまうのはもったいないので、ゴールデンウィーク休みに一行一行味わいながらゆっくりと読み進めていきました。

懐かしい登場人物と懐かしい世界観。

登場人物たちは、17年のブランクをそのまま反映し、それぞれ年を取っています。フィクションなので、前作のすぐ後を描くこともできたのでしょうが、読んでみるとこれで良かったんだろうと思いました。

本書は「花火」「女生徒」「太宰治の辞書」というタイトルの三つの短編からなっています。内容は4作目の『六の宮の姫君』と同様、芥川龍之介の「舞踏会」、太宰治の「女生徒」といった文学作品を巡るミステリー。

前作まで物語の鍵を握っていた探偵役の円紫さんは、本書では三つ目の短編「太宰治の辞書」にのみ登場し、主人公に一つの謎を与えますが、それ以上の役割は与えられていません。成長した主人公の「私」は独力でさまざまな謎に向き合っていきます。

よくある推理小説のように派手な事件は起こりませんが、緻密な構成とディテールにぐいぐいと引き込まれます。

本作を読んでから、北村作品の魅力とは何だろう?と改めて考えていました。

もちろん人によって挙げるポイントは異なると思いますが、自分にとって何よりも魅力的なのは登場人物たちのたたずまい。

本シリーズに限らず、北村作品には一日一日を丁寧に生きている人たちが登場します。そんな彼らの息づかいに触れて、この世界の豊かさ・面白さを再認識できるというのが何よりの北村作品の魅力なのではないでしょうか。

何よりも「本が好きな人」、そして「本が好きな人を好きな人」におすすめの一冊です。

 

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徳は孤ならず、必ず隣有り

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職場に向かう途中に有隣堂書店があるので、時々立ち寄っています。

先日も書店の前を歩いていたら、

徳は孤ならず、必ず隣有り

という言葉が棚の上に掲げられているのを発見。

これはどんな意味だろう?と気になったので、その場でメモ。

帰宅後に意味を調べてみると、論語の一節だとわかりました。

「徳のある人というのは孤立することはない。必ず協力してくれる人が現れるものだ」というような意味なのだとか。

なるほど!と一瞬思いましたが、この「徳」というのはわかるようでわからない言葉。

徳のある人というのは、いったいどのような人を指すのでしょう?

他人に慕われる人なのか、あるいは自分が正しいと思ったことを貫く人なのか。それとも?

そのあたりをはっきりさせるため、この部分の英訳を『英語で論語』という本で調べてみると、さきほどの一節は次のように表現されていました。

Act morally, and people will understand you in the long run.

この解釈によると「徳」というのは moral、つまり道徳の「徳」であると。

だとすると「徳は孤ならず」というのは「道徳的な人というのは孤立することはない」という意味なのでしょうか?

ただ道徳的と表現してしまうと、徳という単語の持っている奥深さのようなものが失われてしまうような気もします。

このあたりは解釈、というか言葉の選び方の難しいところ。

ちなみに有隣堂という書店の名前は、この論語の一節「徳は孤ならず、必ず隣有り」から取られているのだそう。

そんな由来があったのだとは知らず。含蓄のある名前ですね。

 

英語で論語
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動物のオスとメスの英単語

先日、辞書で見つけて、ちょっと感動してしまった単語がこちら。

zebress

雌のシマウマ

「ランダムハウス英和大辞典 第2版」

シマウマのような単語にも女性形が用意されている英語というのはすごい!と感心してしまいました。

他の動物にも女性形は用意されているのかな?と思い、調べてみると、いくつかの単語を見つけることができました。

オス メス
buck
stag
doe 鹿
bull cow
rooster
cock
hen ニワトリ
drake (hen) アヒル、カモ
fox vixen キツネ
leopard leopardess ヒョウ
lion lioness ライオン
peacock peahen クジャク
ram ewe
stallion mare
tiger tigress トラ

 

クジャクのメスを意味する peahen、羊のメスを意味する ewe など、メスの方にはあまり聞いたことのない単語も並んでいます。
(ewe は you と同じ「ユー」という発音。)

それから一つ不思議なのは、アヒルのところでしょうか。

アヒルは、総称の duck の他に、男性形の drake という単語があるのですが、それと対になる女性形は見当たりません。
(ただし様々な鳥類のメスを意味する hen は使用可能。)

男性形はあるものの女性形はない、というのは英語では珍しいパターン。

アヒルのメスにいったい何があったのか? 気になるところです。

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